運と合格を引き寄せる入学試験当日の姿勢〜合格点を確保する姿勢・不得意分野を固めてゆく姿勢・志望校の出題傾向・得意でない科目と分野を固めて万全に〜|中学受験

前回は「当日の心構え〜「忘れてしまったこと」が「ふとフッと蘇ってくる」こと・「思い出せること」に集中する姿勢・「忘れてしまったこと」にこだわらない・合格点を目指す姿勢〜」の話でした。

合格点を確保する姿勢:不得意分野を固めてゆく姿勢

武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

中学受験のことを書いていると、色々と思い出します。

そういえば、塾にO君が
いたな・・・

なんだか、いつも楽しい感じの
人だったな・・・

書いていると不思議に色々と思い出します。

今回は僕の実話を元に「運勢を引き寄せる」話です。

「運勢」というと実力とは関係なさそうですが、やはり運は大事で「運も実力のうち」です。

運には色々な見方があると思いますが、一生懸命取り組んでいると「開けてくる道」があります。

模試などで「全て高得点」という方がいますが、大抵の方は「得意科目と不得意科目」があります。

あるいは「得意分野と不得意分野」があります。

新教育紀行
幕末の徳川幕府重鎮:左上から時計回りに第十四代将軍 徳川家茂、第十五代将軍 徳川慶喜、老中 阿部正弘、大老 井伊直弼(WIkipedia)

歴史は
大好き!

当時から、とても歴史が大好きで得意な僕でした。

歴史なら
負けないぞ!

今も歴史が好きですが、第二次世界大戦・幕末・戦国等の一部の時期ばかり詳しくなってしまい、

保元の乱って、
なんだっけ・・・

細かな日本史の知識を忘れてしまいましたが、小学生当時は日本史ならなんでも説明できました。

社会が全部歴史だったら
いいのにな・・・

小学生だった筆者は、こう思いましたが、中学入試では地理や公民も結構出題されます。

地理は楽しくないし、
苦手・・・

歴史が得意な僕は、地理はとても不得意でした。

不得意科目の克服に関する話を、上記リンクでご紹介しています。

例えば、国勢図会などで「日本のボーキサイト輸入は99%オーストラリアから」(当時)という事実。

「99%」という数字が特徴的で、今でも覚えています。

99%って、
ほとんど100%だね・・・

当時の筆者にとっては、歴史と比較すると、地理が全然面白く感じられなかったのです。

歴史は
楽しいのに・・・

地理は、
全然つまらない・・・

ボーキサイトがどうのこうのって、
どうでもいいよ・・・

ところが、第一志望の武蔵中学や他の学校でも、入試で地理が出題される可能性もあります。

そして、第二志望以降の学校は選択式・穴埋め式でしたので、暗記も大事でした。

好きではない地理は、あまり勉強しないので、当然成績も良くありませんでした。

地理、
やりたくないんだけど・・・

ところが、「好きでない」地理で大きく失点するのは非常に良くないことです。

そこで、

地理の暗記は好きではないけど、
もう少し頑張ろう!

「好きでない科目・分野」を勉強するのは苦痛ですが、それもまた修行の一つです。

不得意な地理でしたが、10〜11月頃から直前期にかけて、かなり入れ込みました。

新教育紀行
関東甲信越の旧国名(新教育紀行)

そして、

地理が出ても、
ある程度は大丈夫だろう・・・

「ある程度は大丈夫」という自信を得るに至りました。

当時の筆者の本音は、

地理は出ても、
出来るだけ最小限で・・・

得意な歴史が
たくさん出て欲しい!

「出来れば歴史ばかりの出題」が本音でした。

僕も得意な分野ばかり
出題されたらいいな、って思う!

私も得意分野中心の
出題だったら、いいな!

運と合格を引き寄せる入学試験当日の姿勢:志望校の出題傾向

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志望校の出題傾向によって、勉強の仕方はある程度変わります。

武蔵中学は、非常に偏った出題をする傾向があります。

学校制度をテーマにした、武蔵中学の社会の問題の考え方を上記リンクでご紹介しています。

多少広範囲な出題の仕方もありますが、「歴史なら歴史」という軸があります。

麻布中では、歴史から他の分野にかけて幅広く出す出題される傾向があります。(上記リンク)

この場合は、広範囲な学びをして「試験の文章をしっかり読み込む」姿勢が大事です。

あるいは開成中は、細かな知識を問う傾向があります。(上記リンク)

これらの出題傾向に対して、「出題を予測」するよりも「傾向になれる」ことが大事です。

こういう問題が
しっかり解けるようになろう!

志望校の出題する問題への「確固たる対応力と学力」を身につけることが大事です。

新教育紀行
武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

非常に特徴的な出題をする武蔵中の入学試験が近づいてきました。

社会は出来るだけ
全分野勉強した・・・

地理・公民等も出来るだけ万全を期して迎えた当日。

算数・理科・国語も
一生懸命頑張ったぞ!

最も大事なのは算数ですが、

社会もしっかり
得点したい!

社会は
歴史の問題でお願い!

こう思って、試験当日を迎えました。

そして当日、社会の問題文を開きました。

薩摩藩出身の幕末〜明治の威人(偉人)たち: 左上から時計回りに、西郷隆盛、大久保利通、大山巌、東郷平八郎(Wikipedia)

ほぼ全部、歴史でした。

しかも、僕が得意な分野でした。

よし!
これならいける!

大いに意気込んで答案に向かって、大きな自信を持って試験に臨みました。

得意でない科目と分野を固めて万全に

新教育紀行
科目・分野の四天王(新教育紀行)

受験生の皆さんは、誰しも得意・得意ではない科目・分野があると思います。

得意でない科目・分野も、受験期後期〜直前期にひたむきにやってみましょう。

そして、一生懸命学んだ結果、

かなり頑張ったから、
僕は合格できる!

これだけ一生懸命やったんだから、
合格できそう!

こう強く思えると、運を引き寄せて、当日自分が得意な部分が出題されるかもしれません。

運勢は、確率的な面もあります。

自分が「合格できる!」と強く思いながら、「出来る範囲で万全の体制を整えること」が大事です。

合格に向けて万全の体制

・不得意科目や不得意分野も着実に、出来るだけ固める

・「不得意な部分が全くない」は不可能でも「不得意な部分はほとんどない」状態目指す

そのように「万全を記す心持ち」が、自分の得意分野を広げるでしょう。

そして、結果的に「当日に自分の得意分野が出題される」ことにもつながる可能性が高まります。

直前まで万全を期して自分の学力をきちんと発揮して、合格へ向かいましょう。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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