成績が伸びない・上がらない時の親の子どもへの接し方〜「よく出来ているね!」と褒める・良い面を見出して「得意分野」を褒める・自信から合格へ・高いやる気とテンションをキープ〜|親の姿勢3・子どもの教育・中学受験

前回は「親の子どもへの良い接し方〜「すでに頑張っている」子ども・親の思いと子どもの思い・子どもを「肯定する」大事さ・「よく出来ているね!」と褒める・成功者たちの発想・「出来る」ように考える〜」の話でした。

目次

成績が伸びない・上がらない時の親の子どもへの接し方

新教育紀行
空の雲(新教育紀行)

中学受験生の子どもが模試などの点数が思わしくない時、

男子小学生

あ〜、算数が
全然ダメだった・・・

みたいな感じで、誰でも非常にガックリきます。

中学生・高校生になると、試験・模試の成績は非常に気になりますが、まだ幼い中学受験生=小学生は、

男子小学生

これは、もっともっと
頑張らなきゃ!

皆、成績は「とても気になる」存在です。

男子小学生

僕、
合格できないのかな・・・

模試の成績が良くない時、子ども自身がとても衝撃を受けている中、親は、

受験生の母親

うちの子は、
不合格になるかも・・・

子ども本人とはまた別に、衝撃を受けることがあるでしょう。

その結果、

受験生の母親

ダメじゃない!
こんな成績じゃ!

親の方まで強迫観念に駆られてしまい、子どもに強く当たってしまうことがあるかもしれません。

そして、

受験生の母親

もっと
勉強しなさい!

子どもに「もっと勉強しなさい」と強く言うこともあるでしょう。

強く当たられた子どもが、

男子小学生

よしっ!
やってやる!

男子小学生

とにかく
頑張ろう!

このように「奮起するタイプ」なら良いでしょう。

現実的には、そういう子どもは「多くはない」と思います。

大抵の子は、

男子小学生

あぁ、
ダメだった・・・

男子小学生

算数の出来が良くない・・・
僕は頭が悪いのかな・・・

「模試の成績」と「頭の良し悪し」は大して関係がないですが、子どもはこう考えてしまいます。

良い面を見出して得意分野を褒める

問題13考え方(新教育紀行)

もし、算数が比較的良くて社会の点数が悪かったら、

受験生の母親

算数は
よく出来ているね。

「良い成績」の算数を褒めてあげて、

受験生の母親

社会は、
もう少しやってみよう。

親も一緒に参考書を開いて、読んでみるのが良いでしょう。

算数は旅人算・ニュートン算・てんびん算・・・・・などと多分野あります。

それに図形、立体図形などの問題もあります。

数学でも理科でも、大抵の受験生は「得意な分野」「不得意な分野」があります。

得意分野と不得意分野に関する話を、上記リンクでご紹介しています。

それらに「どう対処して学力を上げてゆくか」は、とても大きな問題です。

不得意分野は「少し対処すれば成績がグッと上がる」気がします。

それは、「基礎が固まっていない」ので「基礎を固めれば、ある程度上がる」ように感じるからです。

そこで、「不得意分野を固める」発想もあります。

一方で、「不得意科目・分野」は、子ども自身の個性と「合わない」可能性があります。

そのため、「不得意科目・分野」ばかりやると、

男子小学生

あ〜、
つまらない・・・

男子小学生

楽しくないし、
出来るようにならない・・・

男子小学生

僕って、
頭良くないのかな・・・

「不得意科目の基礎を固める」ことは大事ですが、「強制しすぎない」のが良いでしょう。

自信から合格へ:高いやる気とテンションをキープ

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

勉強には様々な取り組み方があります。

その「取り組み方や姿勢」もまた、個性の一つです。

女子小学生

不得意分野は、
他の子に大きく差をつけられない程度に頑張る!

女子小学生

得意分野で、
他の子に差をつける!

「得意分野で勝負」という考え方もあります。

これは、それぞれの子どもの学力・性格・指向性によりますので、一概には決まらないことです。

誰しも、目前の模試の成績を上げたいと思います。

「最終的に合格すること」を目標とする時、後者の方が比較的良いように感じます。

これから本番までの間、子ども本人が高いやる気・テンションをキープするのが大事です。

そして、やる気をさらに出してラストスパートをかけて欲しいと思います。

得意なところ・よく出来ている所は褒めてあげて、

受験生の母親

この調子で、
これ(不得意分野)もやってみれば・・・

受験生の母親

きっと
合格するよ!

このように、子どもにはポジティブに接すると良いでしょう。

山本五十六 連合艦隊司令長官(連合艦隊司令長官 別冊歴史読本 新人物往来社)

第二次世界大戦の際、日本海軍の前線に立った山本五十六連合艦隊司令長官。

旧日本海軍を率いて、当時世界一であった米海軍と死闘を続けました。

下記のような言葉を残しています。(諸説あります)

山本五十六

やってみて 
言って聞かせて させてみて・・・

山本五十六

褒めてやらねば
人は動かじ。

子どもも褒めて、自分からやる気を出すようにしましょう。

山本五十六のこの言葉を、上記リンクで詳しく紹介しています。

男子小学生

よしっ!
合格できそうな気がする!

女子小学生

成績は少しずつ
上がっているから、合格できそう!

すると、適度な自信が出来て、得意分野が広がってゆくでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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