「ポジティブな平常心」と合格へ至る道〜エジソン「出来ることは全て実行して驚くような結果を得る」・合格の決め手の20%の幸運を得る姿勢〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「大事な試験当日の心構え〜ポジティブな平常心・イチロー「出来ることに集中」・「自分が出来る問題」は確実に解く・「似た問題は全て出来る」姿勢〜|中学受験・高校受験・大学受験」でした。

目次

合格の決め手の20%の幸運を得る姿勢

新教育紀行
公園の樹木と太陽(新教育紀行)

受験期後半から直前期の頃は、多くの受験生は不安な気持ちを持ちます。

合格判定や偏差値という「明確な結果」が常に一緒にある受験生。

大学受験を控える高校生、高校受験を控える中学生、中学受験を控える小学生、皆同じような環境です。

ここでは、中学受験を例に挙げますが、大学受験・高校受験の方も同様となります。

男子小学生

X中学はB判定だけど、
大丈夫かな?

女子小学生

第一志望のY中学は
あまり判定良くないけど、合格するかな?

「合格判定の確らしさ」には諸説ありますが、模試の成績が学力の一側面である以上、ある程度正しいです。

ところが、模試と試験当日では少なくとも下記の要素が異なる可能性があります。

模試と本試験:違う可能性がある点

・受験生のグループ・母体

・受験生の学力

・当日の体調や健康

・出題傾向

・採点基準

「模試の成績が学力の一側面」ですが、上の項目の違いによって、合格判定と実際の合否にズレが発生します。

合格者の中には、

男子中学生

合格判定がC判定ばかりだった
けど、合格できた!

女子中学生

E判定をもらったこともあるけど、
最後の最後まで頑張ったら合格した!

「合格判定が良くない」のに合格する方が、毎年必ず出てきます。

一方で、

塾講師

〜君は、かなり成績優秀で、
A判定ばかりだったはずだが・・・

「予想外の結果」となる方もいらっしゃいます。

試験に合格するためには、「学力が最も大事」ですが「気持ち」や「運」も大事です。

新教育紀行
明治維新の立役者たち:左上から時計回りに木戸孝允、岩倉具視、大久保利通、西郷隆盛(国立国会図書館)

明治維新によって新たな時代が切り拓かれた時、江戸時代と「全く違う」状況になりました。

この「全く違う」状況は多々あり、「全く違う世の中」になったのでした。

その一つに「大名や家老が世襲であった」のが、

明治の日本人A

世襲制が撤廃されて、
普通の人でも、頑張れば上を目指せるかも!

一気に門戸が開かれたことがあります。

いわば、家柄で身分が決まっていた江戸時代から、一生懸命学べば「道が開かれる時代」になりました。

江戸時代初期には、明治政府に優れた官僚が必要だったので「試験によって高級官僚を募集」しました。

「試験で優秀な成績を挙げれば良い」ことになり、一般の方にもチャンスが広がったのですが、

明治の日本人B

試験を突破するのが
難しすぎる・・・

多くの優れた方が合格を目指したので、大変狭き門となりました。

この頃は「試補試験」と呼ばれた「官僚への道の試験」は、

明治の日本人A

合格するには、六分の学問、二分の筆、
二分の僥倖が必要・・・

こう表現されました。

「分」は「割」を意味し、僥倖という言葉は「思いがけない幸運」です。

つまり、この当時の国家一種試験に合格するには、

明治の日本人A

合格するには、60%の学力、20%の記述力、
20%の幸運が必要・・・

「幸運が20%を占める」と言われたのでした。

この試験は、記述メインだったので「筆=書く力・記述力」が重視されています。

そのため、記述がある学校では、この言葉がある程度意味を持つと考えます。

記述の出題がない学校に関しては「80%は学力、20%は僥倖」となります。

僥倖という「思いがけない幸運」は、

男子小学生

僕の得意分野
ばかり出た!

「得意分野ばかり出題」などが考えられますが、なかなか「それはない」のが現実です。

そのため、それを当てにするよりも「幸運を得る姿勢」が良いでしょう。

いわば「合格の決め手」の20%もの影響力を持つ「僥倖=幸運」の力は、とても大きいです。

この20%もの影響力を持つ「僥倖パワー」も、模試の判定と実際に合否に違いをもたらします。

「たまたま幸運」もありますが、「幸運を得る・獲得する姿勢」で学びましょう。

不得意科目を一生懸命学んでゆけば、少しずつ理解が進むでしょう。

その「少しでも理解が進んだ」結果として、試験当日に良い成績になる可能性があります。

「不得意科目・分野がない」方は、ほとんど存在しないでしょう。

ほとんどの受験生が持っている不得意科目と不得意分野。

最後の最後まで、不得意科目・分野も含めて少しでも学力を増強しましょう。

エジソン「出来ることは全て実行して驚くような結果を得る」

トーマス・エジソン(Wikipedia)

21歳から84歳の間の64年間に、2,332件の特許を取得した大発明家エジソン。

エジソンの様々な言葉は、これまでも紹介してきました。

エジソンは次のようなことを言っています。

エジソン

出来うることを
全て実行してみよう。

エジソン

必ずや自分自身でも驚くような結果が、
得られるだろう。

エジソンの言葉

出来うることを全て実行してみよう。

必ずや自分自身でも驚くような結果が、得られるだろう。

「ポジティブな平常心」と合格へ至る道

新教育紀行
電気・電圧の考え方:電圧がかかり、流れる電流をイメージ(新教育紀行)

受験生の方々は、エジソンの言う「自分に出来ること」を「全て実行してきた」と考えましょう。

そして、健康第一で当日実力を最大限発揮できるようにしましょう。

直前期の大事な姿勢

1.とにかく健康管理を最重視

2.しっかり復習:学んだことは出来るように

3.「ポジティブな平常心」を持ち続ける

男子小学生

出来ることは、
全てやった!

女子小学生

私も一生懸命頑張ったから
合格するはず!

このように考えて、当日自信を持って強い気持ちで向かってゆきましょう。

「出来うることを全て実行」して、合格を勝ち取りましょう。

模試などの成績次第で、合格が本人にとってどの程度の意味を持つか異なります。

「自分自身でも驚くような結果」は、「D判定・E判定での合格」などでしょう。

そして、「C判定以上」であれば「合格する可能性は十分にある」と考えます。

合格が「自分自身でも驚くような結果」かどうかは別として、「自分が心から望む結果」と考えましょう。

すると、エジソンの言葉を受験に合わせて少し変えると、

エジソン(架空)

出来うることを
全て実行して、最後まで不得意科目・分野も学ぼう!

エジソン(架空)

必ずや自分が心から望む結果=合格が、
得られるだろう!

「もう少し出来ること」を試験当日まで詰めてゆきましょう。

そういうポジティブな平常心こそが、合格への扉を開くことにつながるでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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