前回は「回転移動する図形が「分からない」から「分かる」考え方〜図形の中に新たに平行な線を引く・相似形を作り出す・相似形が作れれば「なんとかなる」姿勢・図形の発想を磨く・自分で補助線を引いて試行錯誤・問題8(4)解法B〜」の話でした。
文章題のイメージトレーニング:内容を具体的にイメージ・理解
オリジナル文章題9を考えてみましょう。
類題はあるでしょう。
難易度はやや難で、整数問題のまとめにちょうど良いです。
複数の科目を横断して学力アップ:育む複眼的思考
以前、「おもりを入れ替える」文章題を考えました。
今回は「硬貨を間違えて・・・」という問題ですが、具体的な内容をイメージしましょう。
数える時に、
「逆にして、間違えちゃった」んだね・・・
これは、どういう
ことなんだろう・・・
算数の文章題は、「状況を理解すること」が最も大事です。
出題者は様々な工夫を凝らして、文章題を作成しているでしょう。
この算数の問題は、
ここがポイントなんだけど・・・
ここは、こういう表現にして、
しっかり理解する力を問いたい・・・
状況を理解する力は、算数の力に限らないでしょう。
それは、理科・社会・国語など他の科目でも重要な力です。
ストーリーの登場人物を「客観的にみる」のではなく、「自分がそこにいる」イメージです。
国語の記述問題で「話の中の本人になりきってみる」話を、上記リンクでご紹介しました。
特に受験期間後期には、算数を勉強する際は「応用力を伸ばす」ようにしましょう。
そのためには、「算数を学ぶ」姿勢よりも「各科目を横断的に学ぶ姿勢」が良いでしょう。
「算数の文章題を理解する力」は、「具体的状況をイメージする力」です。
そして、その力は他の科目でも重要です。
数える時に、
「逆にして、間違えた」ってなんだろう?
文章題の意味が掴みにくい時は、具体的にイメージしてみましょう。
自分が実際に「硬貨の枚数を逆に計算」したことをイメージしましょう。
そして、
ポイントになることは、
何かな・・・
文章題の「大事なポイント」に気づくように、具体的に色々考えてみましょう。
・具体的に状況をイメージ
・「ポイントとなる」ことを探す
・「各科目を横断的に学ぶ姿勢」で、算数以外の学力もアップ
次回、解法をお知らせします。
次回は下記リンクです。