中学受験生と小学校 2〜中学受験全否定の教員の存在・「中学受験をする子」と「しない子」・受験生の子達のストレス・「嫌いな先生」と嫌になってしまう子ども・親の取るべき対応〜|中学受験

前回は「 中学受験生と小学校 1〜小学校6年生の中学受験生の生活・子どもと「合わない」先生がいる時・中学受験に否定的な教員の存在・親子でテンションが上がる9月以降・子どもたちの本音と受験〜」の話でした。

目次

中学受験全否定の教員の存在:「中学受験をする子」と「しない子」

武蔵中学・高校の校舎(新教育紀行)

もう30年以上前になりますが、筆者が小学校6年生の時には、小学校に困った先生・教師がいました。

そういう先生は、

中学受験否定派 U先生

中学受験、
完全かつ全否定!

「中学受験は悪」という信念をお持ちのようです。

その理由の一つは、

中学受験否定派 U先生

中学受験生には、
問題児が多い!

中学受験否定派 U先生

勉強ばっかりしているから、
こういう問題児になる!

中学受験否定派 U先生

だから、中学受験は
いらない!

どうやら、「中学受験は悪」という「本人なりの三段論法」があるようです。

これは、本人に聞いたわけではありません。

筆者の推測に過ぎませんが、後で考えると「そうとしか考えられない」のです。

そもそも、中学受験を「する」「しない」は、それぞれの子・家庭の自由です。

「どちらが良い」か「どちらが悪い」かという議論自体が成立しないことです。

ある方にとっては、

母親

中学受験なんかより、
もっと小さな子は遊ぶべき!

このような意見かもしれませんし、他の方にとっては、

受験生の父親

小さい頃から、勉学に励んで
良い学校(その方にとって)に行くのは良いこと!

このように考える方もいます。

これは、

日本人A

自民党が
最も頼りになる!

「自民党支持」の方がいたり、

日本人B

いやいや自民党なんか
全然ダメだから、立憲民主党だろう!

あるいは「反自民の」考えた方がいる様に、様々な考え方があるべきです。

そして、「それぞれの方・家庭の考え方」に過ぎないはずの「中学受験」に対する姿勢。

こういう「姿勢に対して良し悪し」を小学校の教員・先生がすることは、言論統制に近い異常事態です。

そして、それは「小学校ではあってはならないこと」でしょう。

このような極端な思想を持つ教員は、21世紀も20年以上すぎた今日では少ないと思います。

筆者が中学受験生だった、まだ昭和の1980年代には、こういう先生が少なからず存在していました。

受験生の子達のストレス

新教育紀行
運動会(新教育紀行)

そして、3クラスある6年生の時に、同じ学年の別クラスの「中学受験全否定」派のU先生。

すでに5年生の頃から、問題児の萌芽を出し始めていた(そんな「萌芽」はない方がよいのですが)僕。

実際、このU先生が言う通り、

中学受験否定派 U先生

中学受験生には、
問題児が多い!

「中学受験生に、問題児が多い傾向はある」と筆者は思います。

これは統計に基づく話ではなく、「筆者の感覚であり、30年前と今は違う」でしょう。

そのため、現在「中学受験生に問題児が多い」かどうかは不明です。

筆者は小学校5年生までは、塾は週に一回日曜日だけでした。

その後、少しずつ増えて、週3日ほど塾に行っていた時期もありました。

小学生の筆者

結構、塾に行く日が
増えてきたな・・・

そして、ほぼ毎週テストがあり、さらに模試まである状況の受験勉強。

この人生が「大いなるストレスだった」ことが原因で、筆者は多少、問題児だったのでした。

受験生の父親

小学生〜大学生は、
勉強するのが仕事!

「子どもは勉強するのが仕事」考え方もあるでしょうが、もし大人の方が、

日本人C

毎週TOEICを受けてもらい、
成績が給与に反映されます。

「毎週TOEIC」の人生であったならば、誰でも嫌になるのではないでしょうか。

「嫌いな先生」と嫌になってしまう子ども:親の取るべき対応

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とにかく、筆者は別のクラス担任(5,6年生共通)U先生から目をつけられてしまいました。

中学受験否定派 U先生

ちょっとU(僕のこと)、
何やってるの!

当然、小学生だった筆者にとってU先生は、

小学生の筆者

ちょっと苦手で、
嫌いな先生・・・

どうしても「嫌い」になりました。

悪いことに6年生の時のある委員会に所属した際、そのU先生が担当となります。

小学生の筆者

これは、
まずい!

こう思っても「後の祭り」でした。

担任は事前に決まっているでしょうが、後で発表されるので知らなかったし、知る術もありません。

担当の先生はもう一人いて、このK先生は僕が3,4年生の時の担任のK先生でした。

旧担任のK先生

あら、U君(僕のこと)
久しぶりね・・・

筆者のことを、よく知ってくれていました。

その委員会では筆者が、ちょっとやる気になって、

小学生の筆者

委員長に
立候補します!

委員長に立候補して、無事に委員長になりました。

「目立ちたがり屋」と言うわけでもなく、「なんとなく頑張ってみたかった」僕。

小学生の筆者

委員長として、
頑張るぞ!

せっかくなったので、筆者なりに色々と新たな試みをしてみます。

K先生は僕のことを知っているから、「新たな試み」がうまくいけば褒めてくれました。

旧担任のK先生

U君(僕のこと)
がんばったね!

そして、失敗しても援護してくれました。

旧担任のK先生

一生懸命、
トライしたね。

ところが、失敗しようものならU先生は、大変でした。

U先生は、猛烈な勢いで僕に当たってきました。

中学受験否定派 U先生

ちょっとU(僕のこと)、
ダメじゃないの!

中学受験否定派 U先生

こんなことだから、
中学受験はダメなのよ!

中学受験否定派 U先生

だから、
中学受験なんか、しない方が良い!

「中学受験生はダメ」みたいな感じでした。

「新しいこと」を実行して「全てが上手くいく可能性」は、理論的には、ほぼ0%です。

このことは、正常な大人ならば、わかるはずです。

ところが、そんなことU先生には関係ありません。

中学受験否定派 U先生

だから、Uは
何やってるの!!

そもそも、筆者は「目をつけられていた」のでした。

小学生の筆者

この先生、
嫌い・・・

こう思ったところで、子ども心に怖くて、

小学生の筆者

そんなに
怒らなくても、いいじゃん・・・

ちょっと悲しくなりました。

こういうU先生のような方は、後の筆者から見ると「有害無益な存在」でしかないのです。

本人が「中学受験=悪」という信念(?)を持っている以上、理解し合うことは不可能です。

まして、小学生にとって、先生というのは「成績をつける」という極めて強い権限を持っている存在。

この権限は、小学生の子どもにとっては、これ以上ない強権を持つ人物です。

太刀打ちは不可能でした。

小学生の筆者

困った・・・
何をしても怒られる・・・

こういう先生は、「全くいないこと」を願います。

ただし、「全くいない」は難しいのが現実でしょう。

もし少しでも「中学受験=悪」と思っている先生がいらしたら、ぜひご再考頂きたいです。

中学受験生の子ども達は、大変なのです。

そして、中学受験をすることは、その家庭の「価値観」なのです。

「それだけのこと」なのです。

そして「中学受験をせずに、子どもを伸び伸びと育てる」という考えもまた正しいのです。

それは、ある先生や家庭の「価値観」に過ぎないのです。

また、小学生の親の方々へ。

親も子どもが、小学校でちょっとヤンチャをおこしていらしたら、あまり怒らないで欲しいと思います。

その「異常な気苦労」を察してあげて欲しい、と思います。

仮に、子どもが「毎週テスト・試験を受けている」状況だとします。

大人になるとペーパーテストとは縁遠くなりますが、「毎週テスト」は「誰でも嫌」です。

男子小学生

そう、
なんで「毎週テスト」なの?

怒られては、子どもは逃げ場所がなくなってしまいます。

「内申書(調査書)」が必要な学校もありますから、子どもがヤンチャしすぎた時は、親は怒らずに

受験生の母親

あまり
やり過ぎないのよ。

「適度に上手く過ごすように」諭してあげるのが良いでしょう。

そして、

受験生の母親

あなたが頑張っているのは、
分かっているから・・・

「すでに頑張っている」子ども達を褒めてあげましょう。

すると、子ども達の精神も安定して、

男子小学生

ママは
分かってくれている・・・

成績も良くなるでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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