中学受験生と小学校 1〜小学校6年生の中学受験生の生活・子どもと「合わない」先生がいる時・中学受験に否定的な教員の存在・親子でテンションが上がる9月以降・子どもたちの本音と受験〜|中学受験

前回は「模試を最大限活用する姿勢〜気になる模試の判定・合不合判定テストの結果・合格判定と試験結果・一喜一憂しすぎない姿勢・合格判定は「一つの指標」・本番に活かす姿勢〜」の話でした。

目次

中学受験生と小学校:小学校6年生の中学受験生の生活

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今回は「小学校における中学受験への視線」の話です。

中学受験をしたことがない方にとって、

受験生の母親

子どもを塾に行かせるのは、
子どもにとって大変な苦痛では・・・

「子どもが塾に通う」ことが、「大変な苦労で精神的苦痛を伴う」と考えるかもしれません。

実は、子どもにとっては週に1〜2回程度であれば、塾に行くのが「楽しい」面もあります。

中学受験生も小学校5年生の末、上の学年が入試を迎える2月までは、

男子小学生

塾も楽しい面が
あるよ・・・

塾へ行っていても、「第二の学校」くらいな気持ちであることが多いです。

小学校とは、だいぶ異なる雰囲気の同級生の友人が出来ると、

山田くん

僕、
山田だよ。

佐藤くん

佐藤だよ。
よろしくね。

ちょっと楽しくて、学校とは異質な雰囲気もあったりで、気が合うと「良い友達」になります。

この面では、「塾通い」は苦労・苦痛ばかりではなく、楽しい面もあります。

筆者は中学受験生の当時、ある塾の「日曜教室」が「テスト・テスト」で嫌だったのを覚えています。

小学生の筆者

また
テストか・・・

小学生の筆者

なぜ、毎週テスト
受けなければならないの・・・

中学受験生〜大学受験生は、模試やテストを「受け続ける宿命」があります。

それらの、模試やテストの成績が良ければ、「楽しい面」もあるかもしれませんが、

小学生の筆者

また、算数の成績が
思わしくなかった・・・

テストの成績が、それほど思わしくなかった筆者にとって「テストは苦痛」でしかありませんでした。

一方で、その帰り道に、友人たちとお菓子屋さんをブラブラしたりするのは、楽しかったです。

小学生の筆者

今日も
あの店行こうね!

男子小学生

ああ、
行こうぜ!

あるいは、「帰り道が同じ方向」の友人と電車で話すのは、とても楽しかった思い出があります。

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

5年生までは、「もう一つの学校」くらいな感じの塾。

6年生の4月に入ると、いよいよ「子どもにとって、大いなる挑戦」が現実味を帯びます。

いよいよ「他人事のように」感じていた「実際に入試を受けること」が。

男子小学生

受験当日まで、
一年切ってしまった・・・

自分が実際に「いよいよ近い将来に入試を受ける」当事者であることを理解し、かなり緊張します。

男子小学生

一生懸命、
勉強しなきゃ!

小学校受験をした方は、一度試験を経ているから多少は慣れているかもしれません。

一方で、中学入試と小学入試は、本人の負担がだいぶ違うと考えます。

女子小学生

いよいよ
受験の一年になった・・・

本人にとっては「自分のため」であっても、猛烈なストレスです。

このストレスの中、静かに勉強して合格へ邁進するのが理想です。

まだまだ精神年齢が幼い小学生にとっては、大変なことです。

男子小学生

僕、うまく
合格できるかな・・・

女子小学生

私は、
うまく合格できるかな・・・

「自信持って粛々と勉強」が理想ですが、小学生は大変です。

小学生の子どもにとっては、「なかなかそうもいかない」面があります。

大学受験の高校生だって、受験の最終学年では大変な緊張をします。

親子でテンションが上がる9月以降:子どもたちの本音と受験

New Educational Voyage
雲と空(新教育紀行)

特に後半の9月頃になると、親も本気になってエンジンがかかってきます。

受験生の父親

いよいよ
正念場だ!

受験生の母親

私も子どもと一緒に頑張って、
合格に向かおう!

親の目つきも変わってくるでしょう。

この「親のテンションの上昇」を子どもたちは、子ども心ながらに感じ、

男子小学生

とにかく、
頑張らなきゃ!

女子小学生

なんとしても、
成績上げなきゃ・・・

小学生の子どもたちは、とても大きな重圧感を感じるでしょう。

一般的に、女の子は男の子よりもそういう重圧に対して耐性が強いように思います。

筆者が小学生だった頃、中学受験生は「人クラス40名のうち6〜8名くらい」でした。

内野吉貴

女の子たちの方が、
しっかりしている印象でした。

昔から、同じ年齢で比較すると「女性の方が男性よりも大人びている」と言われることが多いです。

僕の同級生の中学受験性の女の子たちも、粛々と淡々としている子が多かったです。

女子小学生

頑張って、
少しずつ成績上げよう!

本当はヤンチャ盛りの年齢を迎えている男の子は、なかなかそうもいかないです。

男の子でも女の子でも、

男子小学生

この間の、
合不合判定の点数、どうだった?

女子小学生

私、
あまり調子良くなくて・・・

どうしても盛り上がったり、一喜一憂せざるを得ません。

「根っから勉強が大好き」な子は、少数派でしょう。

大抵の子は、本当は遊びたいのです。

男子小学生

勉強もいいけどさ・・・
本当はもっと遊びたい・・・

筆者は小学生の時、ファミコン(もうだいぶ古い話ですが)大好きでした。

小学校5年生ぐらいまでは、時間を限ってプレイしていました。

ところが、我が家では6年生になると

受験生の母親

もうファミコンは
ダメ!

「ファミコン禁止令」が発令されました。

そして、ファミコンは屋根裏部屋へ「封印」されました。

6年生後半になると、入試に対する緊張感と、模試・模試・模試で大変な思いです。

小学生の筆者

今日、模試受けたけど、
来週も模試・・・・・

小学生の筆者

はあ〜
・・・・・

そして、中学受験生にとって学校へ行くことは、一種の「気晴らし」となります。

小学生の筆者

小学校に
行くのも、楽しいかも・・・

特に、同じ小学校における気の合う「受験生仲間」と話したり、

小学生の筆者

そうそう、
この間ね、こんなことがあってさ!

男子小学生

はははっ!
面白いね!

中学受験する小学生にとって、小学校で遊ぶことは、「かけがえのないレジャー」となります。

当時仲の良い「受験仲間」の友人H君がいました。

同じクラスのH君とは気が合ったこともあり、二人でいつも大騒ぎしていました。

給食の時間などは、もう大騒ぎしていました。

当然、先生方に「お叱り」をたくさん受けました。

担任のF先生

ちょっと
U君(筆者のこと)!

担任のF先生

廊下に
立っていなさい!

「廊下で立たされる回数」に関しては、僕と同じクラスの友人H君は「学年で1,2を争う」状態でした。

こんなことで争っている場合ではないのですが、

内野吉貴

今となってみると、
なかなか良い思い出です。

子どもと「合わない」先生がいる時:中学受験に否定的な教員の存在

新教育紀行
樹木と空(新教育紀行)

僕が受験した昭和から平成に移行する時期、中学受験に対して否定的な先生も複数いらっしゃいました。

今は、さすがに少ないと思いますが、いらっしゃるかもしれません。

中学受験否定派 U先生

中学受験などという、
余計なことするから・・・

中学受験否定派 U先生

ちょっとばかり小賢しく、
こんなに問題児になる!

中学受験否定派 U先生

中学受験なんか
しない方が良い!

「中学受験は悪」と考える教員もいました。

筆者の担任の先生は、否定的というほどではなかったです。

担任のF先生

中学受験も良いけど、
学校ではしっかりね!

同じ学年の別のクラスの担任の先生には、

中学受験否定派 U先生

中学受験、
完全かつ全否定!

このような先生もいました。

「別のクラスだから関係ない」ならば良いのですが、部活や委員会で横の関係もあったりします。

そして、こういう先生にあたると、子どもは困ります。

5,6年生の時は、3クラスで120人ほどがいた記憶があります。

筆者はクラス担任のF先生には、よく怒られていました。

担任のF先生

ちょっと
U君(僕のこと)!

担任のF先生

そんなことしては、
ダメでしょ!

でも、F先生とは「それほど相性が悪い」ほどでは、なかったのが良かったです。

当時も後になっても、子どもながらにわかるのですが、筆者には「怒られる理由」があったのでした。

ところが、他のクラスのI先生とU先生は、僕とは相性が全く合わなかったのです。

特にU先生とは、お互い「最悪」でした。

そのU先生は、いつも当時の筆者を「睨んでいた」印象でした。

中学受験否定派 U先生

ジロリ・・・

中学受験否定派 U先生

また、U(僕のこと)は
変なことばかりして・・・

こういうU先生みたいな方に当たると、中学生くらいになっていれば、

男子中学生

こんな先生、
無視!

「無視で済ませる」かもしれません。

ところが、まだ精神年齢が幼い小学生は、それほど強気になることは難しいです。

悪いことに、このU先生とは委員会などで意外に接点が多かったのです。

小学生の筆者

はあ〜
・・・・・

小学生にとって、「睨みつけてくる」先生や怖い先生。

中学受験否定派 U先生

ジロリ・・・

そういう存在は、「困る」では済みません。

まだ精神年齢が幼い小学校6年生にとって、「成績をつける」強権をもつ先生方は「怖い存在」です。

場合によっては、「泣きそうになる」気持ちになります。

新教育紀行
小学校(新教育紀行)

これは「昭和の時代」の話なので、今は少ないかと思います。

そういう「合わない先生」がいても、小学生のみなさんは「上手く流して」生活すると良いでしょう。

男子小学生

でもさ、
先生には逆らえないし・・・

女子小学生

先生は
「調査書・内申書」を作るから・・・

と言っても、子どもにとっては「とっても強い存在」である教員。

しかも、中学受験生の中には「調査書・内申書」が必要な場合があります。

大学受験をする中高生にとっては、調査書・内申書は、あまり馴染みがありません。

志望校によっては必要であり、場合によっては「合否に影響を与える」可能性がある調査書・内申書。

それを作成するのが、小学校の先生・教員です。

子どもにとっては、現在進行形で「自己の成績を評価する」立場の先生。

学校の先生は、小学生にとって「極めて強い存在感」を持ちます。

さらに、調査書・内申書が必要な場合、中学受験にも影響をもたらします。

その先生の存在は「現在の自分だけではなく、未来の自分にも影響を与える可能性がある」のです。

まさに小学生にとっては、「生殺与奪の権限を有する」小学校の先生たち。

男子小学生

〜先生に、
いつも僕は怒られるんだ・・・

子どもが、ちょっと愚痴ったら、親は、

受験生の父親

そんなこと
言わずに、頑張りなさい!

「頑張れ」と言うかもしれませんが、これは良くないでしょう。

「相性が悪い先生」との関係は、「頑張ったところで、どうにもならない」からです。

子どもの本人の個性次第ですが、子どもが通っている小学校の先生と「合わない」雰囲気の時は、

受験生の父親

あなたの気持ちも
わかる・・・

子どもを肯定してあげましょう。

その上で、

受験生の母親

受験で大変なのは
分かるから・・・

受験生の母親

お友達と楽しく過ごして、
〜先生とは、「ほどほどに上手く」ね。

こう言ってあげましょう。

すると、

男子小学生

お父さん・お母さんは
分かってくれている!

子どもは、元気が出るでしょう。

このように、「味方がいる」ことを子どもに「はっきりと認識してもらう」こと。

これは、特に精神年齢が幼い小学生にとっては、非常に大事なことでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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