前回は「少年時代から特殊だったアインシュタイン〜コンパスへの大いなる興味・考えることを喚起する家庭教育・体験重視の思考力育成法・極めて高い集中力と大いなる個性・トランプでタワー作りに熱中〜」の話でした。
変わった子ども
自分の好きなことには、異常な集中力を示したアインシュタイン少年。
トランプでタワーを作るのは、
好き。
コンパスが「ずっと同じ方向を向いている」理由を
考えるのも好き。
なぜ、コンパスの針は
ずっと同じ向きを向いているのだろう・・・
まさに「非凡な少年」でした。
ところが、アインシュタイン少年は、友達と和になって遊ぶのが苦手でした。
友達と付き合うのは、
ちょっと苦手かな・・・
アインシュタインの母は、少し心配になりました。
うちの子、
大丈夫かしら?
一人で
遊ぶのが好きなんだけど・・・
うちの子、
心配だわ・・・
「変わった子ども」だったアインシュタイン少年。
そして、小学校へ入学しました。
小学校って、
新しい世界だ!
小学生になると、子どもたちの個性は、非常にハッキリしてきます。
活発でよく動く子、ハキハキしている子、一人でいるのが好きな子、実に様々です。
小学校に入る頃のアインシュタイン少年は、「変わっていて、少し付き合いにくい」子でした。
とても内向的な少年
非常に大人しい性格のアインシュタイン少年。
小学校入りたての大抵の子どもは、
外で遊ぶのが
好き!
友達と一緒だと
楽しい!
みんなでもっと
遊びたい!
「もっと友達と遊びたい」になりますが、アインシュタイン少年は違いました。
みんな元気だけど、僕は
コンパスを見ている方が楽しいかな・・・
スポーツは、
あまり興味がないよ・・・
この頃の子ども達の遊びは「スポーツ」というほどでもありませんが、
外でみんなで遊ぶのは、
好きじゃない・・・
うちで一人で
いるのが好き・・・
こういう子どもは、日本の教育においては「問題あり」となります。
のちに、大天才となったアインシュタイン少年。
「天才だからこそ、考えるのが好きだった」という見方もあります。
そして、
この一人で考える姿勢が、
大天才となる素地であった!
「後に天才になるプロセス」考えもあるでしょう。
大天才・大いなる偉業を成し遂げた人物の若き日々には、様々な憶測が出てきます。
それらの憶測が正しいのかどうかは、今となっては不明です。
おそらく実際は、当時は単なる「内向的な子ども」だったのでしょう。
「のろま」と小学校で言われたアインシュタイン
小学校では、先生が質問しても、
それでは、
アルバート、答えてみて!
・・・
え〜っと・・・
アインシュタイン少年は、なかなか答えませんでした。
小学校低学年の授業の質問は「考えるもの」でもなく、大抵は「即答できる」ものです。
なんだ!
アルバート!
君は、
全然ダメだな!
君は
「のろま」だ!
なんと、先生から「のろま」と呼ばれたアインシュタイン少年。
現代教育では、先生が子どもにこのような事をいうのは考えられない事です。
昔は、「こういうこと」をいう教師は日本にも世界にもいたのです。
えっ、
のろま・・・?
僕って、
「のろま」なのかな?
これには、さすがのアインシュタイン少年も内心相当応えたでしょう。
現代、よほど問題のある先生以外、日本では「のろま」と発言する先生はいません。
ところが、こういう「あだ名」をつける同級生は必ずいるものです。
おそらく、先生から「のろま」と言われたアインシュタイン少年は、
あ、
「のろま」だ!
「のろま」のアルバート、
こっちへおいで!
おそらく、そのまま「のろま」が「あだ名」になったと思われます。
自分の子どもが、授業で答えるのが遅くて「のろま」と呼ばれたら、親としては非常に心配です。
「のろま」は、
ちょっと先生がひどいけど・・・
うちの子は、
頭が良くないのかしら・・・
「のろま」と呼ばれたアインシュタイン少年は、挫けず頑張ってゆきました。
大丈夫
なのかしら・・・
「のろま」って言われたけど、
別に気にしないよ・・・
小さな頃から「独特すぎる」少年だったアインシュタインでした。
次回は上記リンクです。