木のおもちゃを作る楽しみ 1〜小さな子どもにおすすめの知育玩具・木製おもちゃ・街を散歩して見つける楽しみ・ちょっとした発・説明書と同じアングル〜|子どもの教育

前回は「親子で一緒に作る木製知育玩具〜「うまくいかない機構」の修理・「発射の仕組み」を理解・大事なパーツの連携・「またトライしてみる」姿勢・経験から磨かれる勘と学び〜」の話でした。

目次

小さな子ども向けの木製おもちゃ

Robotime 水上飛行機

今回は、前回と同じメーカーRobotimeの木製おもちゃの水上飛行機です。

少し簡単なバージョンで、4歳児くらいから作、親と一緒に作れるでしょう。

前回のリボルバーは「対象年齢14歳以上」で、パーツがかなり細かく、ある程度の力が必要でした。

Robotime リボルバー

今回の「水上飛行機」は、パーツは28ピースとかなり少ないです。

そして、全般的にパーツが大きいので、作りやすそうです。

街を散歩して見つける楽しみ:ちょっとした発見

新教育紀行
雲と空(新教育紀行)

前回のリボルバーは、駅の出店でたくさんの完成品が展示されてました。

その展示に、子どもが引き寄せられて、

子ども

これ、
欲しい!

そして、「欲しい」と言い出したのでした。

今回の「水上飛行機」は、一緒に街を散歩していたら、小売店の一角で販売しているのを見つけました。

ネットで探してみると、Robotimeは実に様々な製品を作っています。

ところが、簡易なタイプも作っていることは知りませんでした。

内野吉貴

こういう「小さな子ども向け」の
木製おもちゃもあるんだ。

このように、「子どもと街を散策して、何か見つける」のは、楽しいです。

子どもにとっては、ちょっとした発見です。

子ども

これ、
作ってみたい!

「気に入ったおもちゃ」を見つけた子どもは、すぐに「欲しい」と言います。

内野吉貴

これなら、
僕があまり手伝わなくても、作れそうだ。

こう思って、購入しました。

価格は550円(税込、2023年1月)で、とても手頃な値段です。

小さな子どもがトライする木製おもちゃ

Robotime 水上飛行機

上の写真が全てのパーツです。

小さなパーツも少しありますが、前回のリボルバーと比較すると、遥かに大きな部材ばかりです。

子ども

じゃ、
作るね。

内野吉貴

パパは、
横から見ているから、作ってみて。

今回は、子どもに自分で積極的に制作してもらい、筆者は横から見て確認する立場にします。

子ども

僕も
作る!

8歳・小学校2年生の長男が作り始めると、4歳の次男も

子ども

僕も
作りたい!

「作りたい」と出てきました。

前回のリボルバーの時は、見ているだけでしたが、子ども心に4歳の次男は

子ども

これなら、
僕も出来そう。

「出来そうだ」と思ったのかも知れません。

内野吉貴

じゃ、パーツを
外してみよう・・・

子ども

うん!
やる!

次男には、パーツをパネルから外してもらう役目で、長男が制作することにしました。

Robotime 水上飛行機
子ども

このパーツを
取って。

8歳の長男が、4歳の次男に言って、次男は、

子ども

どれ?
これ?

確認しながら、指でパーツを押し出します。

内野吉貴

パーツも大きいし、
子どもたちが一緒に作るには、ちょうど良い。

小さな子どもが作るには、適したキットだと思いました。

説明書を理解して製作

Robotime 水上飛行機

早速、最も大きな翼と胴体のパーツを切り出して、水上飛行機の骨格が完成してきました。

子ども

飛行機に
なってきたね。

Robotime 水上飛行機
子ども

次は
これを切って。

子ども

うん、
これだね。

長男と次男で相談しながら、少しずつ制作を進めてゆきます。

説明書の絵も丁寧で、小さな子どもでも分かりやすく、とても良いです。

こういうおもちゃは「ただ作るだけ」ですが、説明書を理解するプロセスが大事です。

中学受験の算数などで、多くの方が苦手に感じる立体図形の問題。

立方体を切断する問題などで、

男子小学生

どんな風に
切断面ができるんだろう・・・

分からなくなってしまう事が多いです。

「なぜ難しく感じるか」は、「立体がイメージできない」からでしょう。

受験に限らず、「立体のイメージを理解する力」は、とても大事です。

その意味では、小さい頃から「立体に触れる経験」は大事でしょう。

Robotime 水上飛行機

少し細かなパーツを組み合わせる場面です。

子ども

う〜ん。
こうかな・・・

内野吉貴

上手く
出来ているよ。

説明書と同じアングル・向きで考える

Robotime 水上飛行機

小さめのパーツを組み合わせた部分を、飛行機の上部につけます。

子ども

ここは、
ちょっと難しいよ。

内野吉貴

説明書を
よく見てみて。

プラモデルなどの製作は、「パーツを説明書と同じアングルにする」ことが大事です。

内野吉貴

説明書の向きと
同じようにして。

子ども

こうかな?

ガンダムのプラモデルなどでは、胴体や腕など「自分の体と似ている」のでイメージがつきやすいです。

飛行機は実際に乗った経験もあり、「見た経験」がある方が多いです。

一方で、頭にイメージが浮かびにくいので、子どもには難しいかもしれません。

内野吉貴

そうそう。
説明書の絵と同じ向きにして、同じようにつけてみて。

Robotime 水上飛行機
子ども

こういう
感じかな?

思わず手を出して手伝いたくなりますが、

内野吉貴

急がなくて
良いから・・・

内野吉貴

ゆっくり見て、
説明書と同じように作ってみよう。

Robotime 水上飛行機
子ども

これで
いいのかな?

内野吉貴

説明書の絵と同じか、
確認してみて。

子ども

同じ、
かな?

ちょっと自信がなさそうですが、大体合ってそうなので、

内野吉貴

合っていると思うから、
次に進もう。

子どもが作った模型は、少し押さえが甘い部分があって、隙間がある部分もあります。

複雑なプラモデル・模型だと、こういう「小さな隙間」は後で直すのが難しいです。

これは、後でも直せそうです。

少しの隙間は気にせずに、進んでもらいましょう。

Robotime 水上飛行機

水上飛行機の特徴的な「二つの翼」をつけます。

内野吉貴

はめ込む穴の位置を
よく見てね。

子ども

うん。
ここに、この出っ張りが入るんだね。

Robotime 水上飛行機
子ども

だんだん
出来てきたね。

内野吉貴

上手に
出来てきたね。

パーツが少ないので、もうだいぶ完成してきました。

子ども

僕が、
切っているんだよ!

4歳の次男も、「一緒に制作している」のが楽しそうです。

4歳の次男も一緒に制作する「初めての経験」の模型作り。

子どもたちが非常に楽しそうで、良い経験になりそうです。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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