前回は「木の知育玩具 5〜親子で楽しむおすすめおもちゃ〜」の話でした。
小さな子ども向けの木製おもちゃ
今回は、前回と同じメーカーRobotimeの木製おもちゃの水上飛行機です。
少し簡単なバージョンで、4歳児くらいから作、親と一緒に作れるでしょう。
前回のリボルバーは「対象年齢14歳以上」で、パーツがかなり細かく、ある程度の力が必要でした。
今回の「水上飛行機」は、パーツは28ピースとかなり少ないです。
そして、全般的にパーツが大きいので、作りやすそうです。
街を散歩して見つける楽しみ:ちょっとした発見
前回のリボルバーは、駅の出店でたくさんの完成品が展示されてました。
その展示に、子どもが引き寄せられて、
これ、
欲しい!
と欲しがったのでした。
今回の「水上飛行機」は、一緒に街を散歩していたら、小売店の一角で販売しているのを見つけました。
ネットで探してみると、Robotimeは実に様々な製品を作っています。
ところが、簡易なタイプも作っていることは知りませんでした。
こういう「小さな子ども向け」の
木製おもちゃもあるんだ。
このように、「子どもと街を散策して、何か見つける」のは、楽しいです。
子どもにとっては、ちょっとした発見でしょう。
これ、
作ってみたい!
と見つけた、子供は言います。
これなら、
僕があまり手伝わなくても、作れそうだ。
と思って、購入しました。
価格は550円(税込、2023年1月)で、とても手頃な値段です。
小さな子どもがトライする木製おもちゃ
上の写真が全てのパーツです。
小さなパーツも少しありますが、前回のリボルバーと比較すると、遥かに大きな部材ばかりです。
じゃ、
作るね。
パパは、
横から見ているから、作ってみて。
今回は、子供に自分で積極的に制作してもらい、僕は横から見て確認する立場にします。
僕も
作る!
8歳・小学校2年生の長男が作り始めると、4歳の次男も
僕も
作りたい!
と出てきました。
前回のリボルバーの時は、見ているだけでしたが、子ども心に4歳の次男は
これなら、
僕も出来そう。
と思ったのかも知れません。
じゃ、パーツ
を外してみようね。
うん!
やる!
次男には、パーツをパネルから外してもらう役目で、長男が制作することにしました。
このパーツを
取って。
8歳の長男が、4歳の次男に言って、次男は、
どれ?
これ?
と確認しながら、指でパーツを押し出します。
パーツも大きいし、
子供たちが一緒に作るには、ちょうど良い。
と思いました。
説明書を理解して製作
早速、最も大きな翼と胴体のパーツを切り出して、水上飛行機の骨格が完成してきました。
飛行機に
なってきたね。
次は
これを切って。
これだね。
長男と次男で相談しながら、少しずつ制作を進めてゆきます。
説明書の絵も丁寧で、小さな子供でも分かりやすくて、とても良いです。
こういうおもちゃは「ただ作るだけ」ですが、説明書を理解するプロセスが大事です。
中学受験の算数などで、多くの方が苦手に感じる立体図形の問題。
立方体を切断する問題などで、
どんな風に
切断面ができるんだろう・・・
と分からなくなってしまう方が多いです。
「なぜ難しく感じるか」は、「立体がイメージできない」からでしょう。
受験に限らず、「立体のイメージを理解する力」は非常に大事です。
その意味では、小さい頃から「立体に触れる経験」は大事でしょう。
少し細かなパーツを組み合わせる場面です。
う〜ん。
こうかな・・・
上手く
出来ているね。
説明書と同じアングル・向きで考える
小さめのパーツを組み合わせた部分を、飛行機の上部につけます。
ここは、
ちょっと難しいよ。
説明書を
よく見てみて。
プラモデルなどの製作物は、「パーツを説明書と同じアングルにする」ことです。
説明書の向きと
同じようにして。
こう?
ガンダムのプラモデルなどでは、胴体や腕など「自分の体と似ている」のでイメージがつきやすいです。
飛行機は実際に乗った経験もあり、「見た経験」がある方が多いです。
一方で、頭にイメージが浮かびにくいので、子どもには難しいのでしょう。
そうそう。
説明書の絵と同じ向きにして、同じようにつけてみて。
こういう
感じかな?
思わず手を出して手伝いたくなりますが、
急がなくて
良いから・・・
ゆっくり見て、
説明書と同じように作ってみよう。
これでいいのかな?
説明書の絵と同じか、
確認してみて。
同じ、
かな?
ちょっと自信がなさそうですが、大体合ってそうなので、
合っていると思うから、
次に進もう。
子どもが作った模型は、少し押さえが甘い部分があって、隙間がある部分もあります。
複雑なプラモデル・模型だと、こういう「小さな隙間」は後で直すのが難しいです。
これは、後でも直せそうです。
少しの隙間は気にせずに、進んでもらいましょう。
水上飛行機の特徴的な「二つの翼」をつけます。
はめ込む穴の位置を
よく見てね。
うん。
ここにこの出っ張りが入るんだね。
だんだん
出来てきたね。
上手に
出来てきたね。
パーツが少ないので、もうだいぶ完成してきました。
僕が、
切っているんだよ!
4歳の次男も、「一緒に制作している」のが楽しそうです。
4歳の次男も一緒に制作する「初めての経験」の模型作り。
子どもたちが非常に楽しそうで、良い経験になりそうです。
次回は下記リンクです。