細かなプラモデルを作る体験 3〜丁寧に上手く接着・「失敗も経験」という発想・接着面の確認・向きと窪みのチェック〜|鍛える創造力

前回は「細かなプラモデルを作る体験 2〜プラモデルの自由度と子どもの個性・軍艦を作成する経験・意外と柔らかいプラスチック〜|鍛える創造力」の話でした。

目次

丁寧に上手く接着:「失敗も経験」という発想

小学校低学年の子どもと一緒に、軍艦のプラモデルを作り始めました。

内野吉貴

これは、パーツが
思ったより小さいな・・・

筆者は戦艦や空母のプラモデルを作ったことがありますが、今回の駆逐艦は初めてと思います。

「軍艦の花形」とも言える、戦艦や空母と比較すると「ちょっと地味」なのが駆逐艦です。

非常に精巧に作られたプラモデルは、精巧な分、パーツが非常に細かくなっています。

子ども

出来て
きたね!

ペーパークラフト・戦艦大和(上記リンク)と比較して、工程が少ないので、大分できてきました。

大砲などを、どんどん接着してゆきます。

内野吉貴

どう接着するか、
一度置いてみて。

子ども

うん。
これでいいかな?

内野吉貴

うん、
いいじゃない。

プラモデル作成に慣れてくると、説明書を見ながら大体イメージできます。

慣れるまでは「すぐに接着剤をつける」のではなく、事前に確認すると良いでしょう。

接着剤をつけずに、まずは「どう接着するか」を確認するようにしましょう。

接着剤をつけると、

男子小学生

あっ、間違えて
つけちゃった・・・

気持ちも焦ってしまい、上手くゆかないこともあります。

普通のプラモデルの接着剤は、それほど乾燥は早くないです。

悩んだり、しっくり接着できないと、接着がうまくゆかず「接着剤の跡が残る」こともあります。

そういう「失敗もまた経験」です。

上記リンクでは、「上手くロケットが飛ばない」失敗談の話をご紹介しています。

そういう「接着剤の跡が残る」ことがあったら「次回はうまくやろう!」と考えましょう。

接着面の確認:向きと窪みのチェック

また、接着剤をつけないで「接着を確認する」ことは、「接着面をよく見る」ことになります。

内野吉貴

ほら、ここの窪みの形と、
ここの形が一緒でしょ。

子ども

あ、
本当だ・・・

内野吉貴

同じ形に入れると、
上手く、はまるね。

子ども

そうだね・・・
こうすると良いんだね・・・

接着剤の接着面は、平らではなくて、大抵は窪みや穴があります。

その「窪みや穴がガイドになって」接着することは、大人にとっては「見慣れたこと」です。

内野吉貴

ここに
パカっと入れてみて。

子ども

上手くピッタリ
入ったよ!

この穴や凸凹の窪みを見て、「ああ、こう作るんだな」と考えることは大事だと思います。

内野吉貴

向きを
逆に入れてみて。

子ども

う〜んと、
上手く入らないよ・・・

プラモデルは、「向きなどを説明書通り」に作成すれば、上手く出来る様に作られています。

一方で、少し分かりにくい部分もあります。

そういう部分の接着は、接着面に工夫がされています。

そして、「しっかり正しい向きになる」様に、くぼんだりしています。

子ども

これって、
面白いね。

この「窪み」などは、プラモデル作成の大事な部分です。

そして、見方によっては「一つ一つの工程の鍵」になります。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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