中学受験生たちの小学校卒業〜中学受験後の明暗が分かれる中・中学受験生に対する教員の取るべき姿勢・教師としての矜持〜|小学校の教育

前回は「中学受験が完了した受験生たちと小学校〜ライバルであり仲間であり同士である中学受験生たち・中学受験のプロセスと小学校での経験〜」の話でした。

目次

中学受験生たちの小学校卒業

新教育紀行
小学校(新教育紀行)

中学受験をした受験生、親の方々はお疲れ様でした。

様々な結果が出ましたが、自分が進学する学校に夢を持って、最後の小学校生活に臨みましょう。

首都圏の場合、中学受験が終わった後は小学校卒業まで、一月ほどとなります。

中学受験をした子どもたちは、中学受験直前に数日休んだ方もいらっしゃるでしょう。

それによって多少の義務教育上の「やり残したこと」があったとしても、「大きな問題ではない」です。

「大きな問題ではない」というのは語弊があるかも知れません。

それは「生徒自身の気持ちと比較した時」という前提が付きます。

いずれにしても、中学受験をした方もしなかった方も、大きな一つの区切り=小学校卒業です。

幼稚園などの卒業も大きなイベントですが、

男子小学生

いよいよ、
この小学校ともお別れだ!

女子小学生

六年間も過ごした
学校とお別れ・・・

ハッキリ物心ついた後の「大きな一区切り」は初めてでしょう。

この「大きな一区切り」は、明るい気持ちでポジティブに臨むようにしましょう。

中学受験後の明暗が分かれる中

新教育紀行
武蔵中学・高校の校舎(新教育紀行)

中学受験で第一志望に無事合格した生徒は意気揚々としていて、多少のことは気にしないでしょう。

一方で、中学受験生の中には「必ずしも第一志望ではない学校」への進学が決定した等の生徒もいます。

本人の性格にもよりますが、その子どもたちは「思い通りに行かなかった結果」に対して、

男子小学生

A中学校行きたかったけど、
上手くいかなかった・・・

女子小学生

あ〜あ・・・
B中学に行きたかったな・・・

いくらかの心残りがあるでしょう。

筆者は運よく第一志望に合格しましたが、この頃のことは30年以上経過した今でも記憶にあります。

受験後「うまく行かなかった同級生」に、学校で会った時の事を覚えています。

Mくん

えっ!君は
M中学に合格したの!

小学生の筆者

うん・・・
そうだよ・・・

Mくん

あのM中学か・・・
いいなぁ・・・

Mくん

・・・・・

なんだか申し訳ないような「複雑な気持ち」になりました。

小学生の筆者

・・・・・

意気消沈している同級生もいました。

小学生の筆者

〜くんは
大丈夫かな・・・

こう思ったものです。

中学受験生に対する教員の取るべき姿勢:教師としての矜持

新教育紀行
空と樹木(新教育紀行)

中学受験経験者の方であれば、この気持ちは分かるでしょう。

教員の方にも中学受験生たちには配慮してほしいと考えます。

中学受験経験者でないならば、自分の大学受験の時のことを思い出して頂きたいです。

そして、「子どもたちの気持ち」を考えてみて頂きたいと思います。

受験という意味では、大学受験も中学受験も大差ありません。

むしろ、幼く・精神年齢も若い小学生にとって「中学受験は大学受験より大変なこと」でしょう。

大学受験をする高校生も大変な苦労をしますが、

男子小学生

受験に向けて、
頑張らなきゃ!

それを6歳も若い小学校6年生が、実行することは並大抵のことではないのです。

この「当たり前の事」がきちんと出来ている大人は実は少ないものです。

人々が「他人の気持ちになる」ことがきちんと出来ていれば、世界中で争いや紛争は大分減るでしょう。

中学受験前後に欠席した分の課題等があります。

そのやり残しを強いられている子どもがいるかもしれません。

「小学校で先生に少し辛く当たられている」という子どもがいらっしゃっるかもしれません。

親は「それは先生が悪い」とはっきり伝えて、子どもを守ってあげましょう。

筆者が小学生の時に実在した教員の話を、上記リンクでご紹介しています。

義務教育を、きちんとこなすことも大事です。

一方で教員の方には「生徒の気持ちを察して」接して頂きたく思います。

それは「教員として最も大事なこと」であり「教師としての持つべき矜持」と考えます。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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