中学受験が完了した受験生たちと小学校〜ライバルであり仲間であり同士である中学受験生たち・中学受験のプロセスと小学校での経験〜|中学受験生の小学校2

前回は「中学受験のあとの受験生たち〜小学生たちのドラマ・走り続けてきた受験生たちが「ゆっくり過ごす」期間と卒業〜」の話でした。

目次

ライバルであり仲間であり同士である中学受験生たち

新教育紀行
日本海(新教育紀行)

中学受験を完了した子どもたち。

最近は、首都圏などで中学受験をする方が増えている傾向があると聞きます。

男子小学生

一緒に受験するのは、
〜くんと〜くんと〜さんと・・・

女子小学生

私と一緒に受験するのは、
〜さんと〜さんと〜くんと・・・

通う塾などにもよりますが、受験生たちは大抵は「受験生同士」が判明しています。

そして、

男子小学生

ね〜、この間の
合不合、どうだった?

女子小学生

私結構できて、
算数は135点だったよ!

男子小学生

え〜、
すごいね!

「志望校が同一」であれば「ライバル」になりますが、そういうことは意外と少ないものです。

学区によっては「志望校が被る」こともあるかもしれません。

大抵は、同じ小学校内で「志望校は異なり、それぞれの志望校」となる傾向があります。

この中、「受験生同士」は「仲間」であり「同志」になってきます。

お互いが成績を競うので「競争相手」ですが「同志」でもある「不思議な関係」となります。

中学受験が完了した受験生たちと小学校

新教育紀行
運動会(新教育紀行)

特に小学校六年生の一年間は、走り続けてきた受験生たち。

そして、中学受験が完了して、、残り一月半ほど小学校での人生があります。

大変な苦労をした受験生たちには、ぜひこの一月半の時間は大事にして欲しいと思います。

4月以降に通学する「自分の進学先・中学校」に思いを馳せている方も多いと思います。

未来も大事ですし、今の時間もまた大事です。

「中学受験の善悪」に関しては、それぞれ人・家庭の考え方です。

もし、

教員X

中学受験なんか
余計なことをして・・・

こう考えている教員の方がいらしたら、生徒の立場にもなって欲しいです。

中学受験を「するか、しないか」は、各家庭の選択であり、「良い、悪い」はないと考えます。

中学受験をした生徒は、膨大な時間をかけて勉強しています。

「遊びたい」という欲求を抑え、「他にやりたいこと」はたくさん我慢して勉強し続けたのです。

算数・国語・理科・社会の四科目においては、義務教育をはるかに上回る程度に勉強しています。

小学校では勉強すること以外にも、様々学ぶことがあります。

図工や家庭科も大事です。

最も大事なことは「長い人生を生きてゆく上での他人とのコミュニケーション」を学ぶことでしょう。

中学受験のプロセスと小学校での経験

新教育紀行
延暦寺:西塔(新教育紀行)

中学受験生にとっては、特に10月以降は、受験で頭が一杯になります。

その中、小学校での生活は「息抜きの場」となってゆく傾向があります。

そして、中学受験生の中には、必ずしも小学校での勉学等が十分でなかった方もいるでしょう。

教員X

中学受験生のGくんは、
受験のことばかりで、少し不足がある・・・

小学校で多少「やり残したこと」があったとしても、中学以降の人生で如何様にも出来ることです。

生徒の気持ちが最も大事であって「やり残したこと」が多少あろうと大したことではないと考えます。

少なくとも、中学受験をした小学生が、

男子小学生

なんだか、
小学校が楽しくない・・・

「嫌な気持ちになる」や「不安になる」ような事態は避けるべきです。

そのようなことがないように教員の方には配慮して欲しいと強く思います。

筆者が小学生の時に実在した「中学受験完全否定」の教員の話を、上記リンクでご紹介しています。

「長く・大きな試練を経てきた」受験生には優しく接して欲しいと考えます。

それもまた「教員の大事な務め」と思いますが、いかがでしょうか。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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