試験中に「思い出せない」時は「思い出せること」に集中〜知っている人物や出来事の漢字を総復習〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「「正しい言葉」に直すポイント〜「種子島」などの漢字を正しく書く・問題演習と歴史の流れの整理・守護大名と戦国大名〜」の話でした。

目次

知っている人物や出来事の漢字を総復習

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社会の歴史の問題例として、武蔵中学校で1962年に出題された問題を考えました。

誤りの言葉正しい言葉
家康家光
国際連合国際連盟
聖徳太子中大兄皇子
16世紀13世紀
社会党自由党
日蓮最澄
長崎種子島
ソ連イタリア
イギリスアメリカ(米国)
関白守護
1962年武蔵中学社会の答え

この問題の答えは、上記のとおりです。

この様に、歴史や地理、あるいは理科の現象などの文章で「誤った言葉を正しく直す」問題は、

男子小学生

これは、
この人物が違う!

この様に、「パッと答えが分かる」と良いですが、

男子小学生

あれ?これは
何が違うのだろう・・・

この様に悩んでしまう場合も、あります。

悩んでしまう時は、「人物や出来事などを関係づけて考える」姿勢が良いです。

本問の考え方は、上記リンクなどでご紹介しています。

この問題は歴史の問題として非常に本質的ですが、比較的基本問題が多いです。

「国際連合→国際連盟」や「長崎→種子島」などは、出来る方が多いと思いますが、

女子小学生

「長崎→種子島」は
すぐに分かったけど・・・

女子小学生

「種子島」の漢字を
ちょっと間違えちゃった・・・

こういう問題は、「漢字を間違えたら✖️」になってしまうので、

女子小学生

社会の問題で、国語ではないけど、
分かっているのに、✖️は困る・・・

超直前期は、「出題されそうな人物・出来事」などを漢字でしっかり書けるようにすると良いでしょう。

暗記に関しては、直前の5〜10日間程度は、「あまり変わらない」傾向があります。

入試当日に、

男子小学生

あっ、これは、
つい最近覚えたことだ!

「直前に覚えたことが、たまたま出題」される可能性は「ある」のですが、現実としては「ほぼない」です。

そこで、直前の5〜10日間程度は「新たに覚える」よりも、「覚えたことを確実に」しましょう。

歴史の場合、「比較的出題されやすい」ですが「漢字が間違えやすい」人物などあります。

歴史の人物を漢字できちんと

・徳川慶喜(誤答例:慶喜など)

・山縣有朋(誤答例:山、有など)

・岩倉具視(誤答例:具視など)

・原敬(誤答例:など)

・浜口雄幸(誤答例:幸、幸など)

上記の方々は、「答えに出やすい」ですが「ちょっと間違える可能性がある」人物です。

これらは筆者が思いついた人名で、これらは得意・不得意によると考えます。

女子小学生

山縣有朋の
山縣って難しいね・・・

「山」は「山」でも良いですが、「山」県にしないようにしましょう。

言葉や音では「分かっている」人物なども、漢字で書ける様に練習しておきましょう。

試験中に「思い出せない」時は「思い出せること」に集中

新教育紀行
上士出身の幕末の星たち:左上から時計回りに高杉晋作、木戸孝允、谷干城、板垣(乾)退助(Wikipedia)

「高杉晋作」の「晋」や「木戸孝允」の「允」は、難しい漢字ですが、書けるのが望ましいです。

「晋」は、安倍三元首相の名前の一部なので、ぜひ書ける様にしておきましょう。

こういう知識や暗記を問う問題は、「全部分かる」のは基本的に無理です。

中学受験の場合、60分程度の短い時間で、多数の問題を解く場合、

男子小学生

あ、これは
分かる!

問題文を読んで「分かる!」や「出来そう!」と思っても、

男子小学生

あれ、これ知ってるけど、
ちょっと出てこない・・・

男子小学生

え〜と、何だっけ?
あれだよ、あれ・・・

男子小学生

う〜ん、出てこない・・・
おかしいな・・・

「分かるはずなのに出てこない」場合があります。

パソコンならば検索すれば、「記録されていること」は必ず出てきます。

ところが、人間は機械ではないので、「うっかりする」ことがあります。

こういう時は、

男子小学生

あれ?
なぜ、思い出せないんだろう・・・

ちょっと焦る気持ちになる事があります。

焦るのは「試験で最も避けたいこと」です。

そこで、こういう時は、

男子小学生

ちょっと思い出せないけど、
これなはず!

こう思い切って、「これだと思う!」ことを元に、答えや選択肢を書いて進みましょう。

女子小学生

困ったな・・・
これ知っているはずなのに・・・

「知っているはず」なのに、ちょっと人名などが「出てこない」事があると、

女子小学生

おかしい・・・
これは分かるはず・・・

「分かるはず」なのに「分からない」と焦る気持ちになりますが、

女子小学生

もういいや!
これはパス!

女子小学生

多分これだから、
次に進もう!

「多分これなはず」という気持ちで、答えを書いて、次に進みましょう。

「思い出せない」問題に出会った時

・「ちょっと思い出せないけど、これなはず!」と、とりあえず答えを書いて次へ

・「思い出せないこと」に焦らずに、落ち着いて「出来る問題を解く」姿勢

合格するためには「全体で70%程度を、しっかり獲得する」事が大事です。

「思い出せない」時は、焦らずに落ち着いて「出来る問題を解く」様にしましょう。

読者の皆様の志望校合格を、心より願っております。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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