前回は「子どもの個性を出せる板橋区立教育科学館のプログラム〜自分で色を決めて作る「恐竜の歯の化石ストラップ」〜」の話でした。
色々な科学の体験が楽しい板橋区立教育科学館

子どもの個性が出せる「オリジナル恐竜の化石」が作れる特別プログラムに参加した子どもは、

あの化石の歯作り、
とっても楽しかったな・・・
とても満足で、さらにプラネタリウムまである板橋区立教育科学館。
特別プログラムとプラネタリウムを優先し、ようやく常設展示を見に行くことになりました。



これ、
回すと面白い動きするよ!


三つの「赤とグレーのおもり」が回転して、様々な動きをする機械の一部のような器具がありました。


この動きは大人が見ても、とても興味深く、「赤とグレーのおもり」は様々な動きを見せます。







もう一回
回してみるね!
こういう「動くもの」は子どもたちは、とても興味を持つ傾向があり、



こうして、もっと
早く回すとどうなるかな・・・
自分で「色々な回し方」をすることができ、それによって動き方が変わるのが面白いです。





これは、
なんだろう?
不思議な白黒模様のある円盤がありました。
ボタンを押して、円盤が回るのをしばらく見て、円盤の下の雲の写真を見てみると、



あっ、
雲が動いて見える!



雲が
モクモク動いた感じに見える!
写真なので「止まっているはず」の雲が「モクモク見える」ようです。


どうやら、「脳の働き」が原因のようですが、



僕も
見てみるね・・・



あっ、本当だね、
モクモクするね。
この「モクモク感」は写真では表現できませんが、ぜひ実際に見て欲しいです。



不思議な
感じだね・・・
「運動残効」と呼ばれる効果のようですが、大人が見ても不思議に感じます。
多彩な分野の色々な科学の体験が出来るのが、とても良いと思いました。
地球発電と電気を生み出す体験:磁石と導線から生まれる電気





今度は、
あっちで回してみる!
巨大なコイルを回して、発電する体験器具です。


自分で一生懸命回すと、発電して「現在の発電量」が分かるシステムです。



もっと一生懸命回せば、
発電が増えるかな・・・
子どもは一生懸命回して、発電していました。


大きなコイルがグングン回る様子は、大人が見ても、面白いです。
この「発電する」キットは、小型のものでも可能ですが、大型は分かりやすいので良いです。


板橋区立教育科学館の良いところは、様々な体験コーナーに「科学的説明」のパネルがあるところです。
この発電の話は、中学生〜高校生レベルなので、



これを回すと
発電する理由なんだ・・・



何もないのに
電気が起こる理由だね・・・
小学生には、少し難しい内容かもしれません。



「地球発電」って
書いてあるけど・・・
この器具の良いところは、「磁力を発生させてない」点です。
磁力は「地球の磁力を活用している」ので、「地球や自然を活かした」科学です。


小学生には難しくて、「よく分からない」かもしれませんが、



磁石と磁石の間に
導線があると、電気が生まれるんだ・・・
「なんとなく」でも、「磁石から電気が生まれる」イメージが出来るのが良いです。



グルグル磁石を
回すと、


小学生の理科では、「電池(電圧)によって電流が生まれる」学びをします。
「まずは電流がある」ことが前提で、電池や電球が直列・並列の回路を考えるのが理科です。
ここで、「電気・電流を生み出す」ことは、現代社会の根幹です。
この「現代社会の根幹」を、子どもたちが自然な形で体験できるのは貴重です。


科学の体験あふれる常設展、子どもの個性が出せる特別展にプラネタリウムと盛り沢山でした。
板橋区の方はもちろん、周辺在住の方もぜひ訪問してみてください。