世界トップランクのタイヤメーカー「ブリヂストン」の名前の由来〜日常生活で大事なゴム・自動車のタイヤと輪ゴムとホース〜｜会社名の由来１

前回は「天皇皇后両陛下の硫黄島訪問〜第二次世界大戦後80年の節目・「超絶死闘」の硫黄島の戦い・歴史に興味を持つ姿勢〜」の話でした。

日常生活で極めて大事なゴム：自動車のタイヤと輪ゴムとホース

今回は、世界有数のタイヤメーカー「ブリヂストン」の話です。

タイヤは、天然ゴムと合成ゴムで出来ています。

タミヤなどの工作シリーズは、モーターで動く「電動タイプ」が多いです。

輪ゴムによる「ゴム動力」の車を作る話を、上記リンクでご紹介しています。

日常生活で、輪ゴムは頻繁に登場します。

何かを「まとめる」や「とじる」際には、パッと輪ゴムを使います。

冷蔵庫やキッチン付近などに、輪ゴムを置いている家庭も多いでしょう。

身近な存在でとても大事なゴムですが、「輪ゴム」は「日常で不可欠」ほどでなくても大事です。

輪ゴム以外にも、ホースや電線などでゴムは、身の回りでたくさん使われています。

そして、中でも最も身近で大事なのが「自動車のタイヤのゴム」です。

ゴムというと、プニプニして柔らかい印象ですが、タイヤのゴムは結構硬いです。

世界的に超有名な日本のタイヤメーカー・ブリヂストン。

世界売上ランキング	メーカー	世界シェア(%)
1	ミシュラン	14.8
2	ブリヂストン	12.5
3	グッドイヤー	8.4
4	コンチネンタル	6.8
5	住友ゴム	4.1

タイヤの世界では、世界シェアでミシュランに続き、２位です。

ブリヂストンの名前は、小学生の方でも大勢の方がご存知でしょう。

この「ブリヂストン」と言う社名の由来は、知っていますか？

正しい答えですが、実はもう少し理由があります。

世界トップランクのタイヤメーカー「ブリヂストン」の名前の由来

ブリヂストンを創業したのは、石橋正二郎です。

もともと事業をしていた石橋家を継いだ石橋正二郎は、国産タイヤを作ることを決意しました。

現代では、技術力では定評がある日本。

ところが、大日本帝国という国名だった昭和初期の頃は、欧米に見劣りがする分野が多い状況でした。

一生懸命、技術革新に励んだ石橋正二郎率いる会社は、順調に国産タイヤを製造しました。

当初から、「海外への輸出」を考えていた石橋正二郎は、「海外の人に馴染む」会社名を考えました。

日本語で「石橋」は、比較的覚えやすい名前ですが、海外の方にとって、

Ishibashiは発音しづらく、とても覚えにくいため、海外で「認知されにくい」点が大きな欠点です。

海外対策で”Stone-Bridge”が思いついた石橋。

日本語で言うと、「ストーン・ブリッヂ」で、やや「ピンとこない」感じです。

ここで、閃いた石橋は「逆にする」ことを思いつき、

「ストーン・ブリッヂ」を逆にして、「ブリッヂ・ストーン」→「ブリヂストン」となりました。

日本語の語感では「ブリジストン」に聞こえる、この社名は「ブリヂストン」です。

こうして、世界に冠たるタイヤメーカー”BridgeStone（ブリヂストン）”が誕生しました。

佐藤さん、伊藤さんなど「〜藤さん」の名前に関する話を、上記リンクでご紹介しました。

名前や社名にはいろいろな由来があるので、興味を持って調べてみましょう。