前回は「健全な自信持って合格へ〜「かつての当事者」の親の優しい視線・合格目指す子どもと親の気持ち・若きエリート安場保和の自信喪失体験・「明治維新の十傑」の一人横井小楠〜」の話でした。
超優等生だったマッカーサー:GHQ連合国最高司令官と対日戦司令官
日本で「最も有名な米国人」の一人に挙げられるのが、マッカーサー将軍です。
マッカーサーなら
知ってるよ!
GHQで最高司令官を
勤めた人だよね!
他にアメリカ人なら
トランプ次期(元)大統領も知ってるよ!
マイケル・ジャクソンも
知っているよ!
他にも有名人はいますが、超有名なマッカーサーは、まずは「GHQ連合国総司令官」として有名です。
実は、マッカーサー自身も米国において「対日戦を最前線で戦った陸軍最高司令官」でした。
Japanとの戦いは、
実に大変な思いをした・・・
緒戦では、フィリピンでは
撤退を余儀なくされた・・・
その後、”I Shall Return”と
言った通り、戻ったがな!
生粋の陸軍軍人だったマッカーサーは、第一次世界大戦でも多数の勲章を挙げる優れた将軍でした。
1880年に生まれたマッカーサー。
父のアーサー・マッカーサーも
陸軍軍人です!
父親も陸軍軍人であり、マッカーサー生誕時にはすでに陸軍大尉である名門でした。
母マリーは、末っ子のマッカーサーを大変可愛がりました。
マッカーサー、
良い子にするのよ!
父親が16歳で、南北戦争(Civil War)を戦った生粋の軍人であったため、
小さい頃は、
砦で過ごすことが多かった!
幼少期が「砦暮らし」のマッカーサーは「陸軍軍人になるしかない」環境でした。
とにかく、勉強は
頑張ったんだ!
1893年、13歳の時にテキサスの私立幼年学校(中学校相当)に入学したマッカーサーは、
四年間の平均点は、
95点から97点で一位でした!
平均点95点以上をキープし、最高平均点は97.7点という「超抜群の成績」を記録して卒業しました。
この頃、父アーサーが中佐に進級し、マッカーサーは陸軍士官学校を目指しました。
陸軍士官学校に入学して、
米国陸軍軍人の模範になります!
当時、陸軍軍人になる道は沢山ありましたが、陸軍士官学校は「最高のエリートへの道」でした。
この成績であれば、超難関といえども「間違いなく合格できる成績」でした。
ところが、マッカーサー少年は、
勉強には自信あるけど、
合格できるかな・・・
とても不安な気持ちになり、受験前夜は緊張のあまり、
眠れない・・・
明日が不安・・・
「不安で眠れない」状況になってしまいました。
前日に眠れないことは「よくあること」ですが、やはり「よく寝た方が良い」です。
ここで、母マリーは、マッカーサー少年に語りかけました。
ダグ(ダグラス、マッカーサーの愛称)、
自信を持ちなさい!
実際にそうでなくても、
「自分はベスト尽くした!」と思い込むのよ!
はいっ!
ママ、分かりました!
そして、「ベスト尽くした」と思い込んだマッカーサー少年は、93.3点のトップ成績で合格。
とにかく、
試験では頑張ったよ!
このトップ成績は「750点満点中700点」という説もあります。
「二位の合格者は77点台」であった入試で、「二位と平均16点差の抜群トップ」の成績でした。
「総合750点満点」が正しければ、「総合で二位と約120点の差をつけた」ことになります。
ここまで良い成績で合格する必要はありませんが、
「自分はベスト尽くした!」と
思い込んで受験したら、ベストになりました!
「ベスト尽くした!」と頑張ったら、「本当にベスト(一位)になってしまった」マッカーサー少年。
さらに、陸士(陸軍士官学校)在学中も猛勉強を続けたマッカーサーは、
卒業時も首席で
98.14点でした!
超優等生であったマッカーサー少年は、
マッカーサーは実に優秀で、
大したものだ・・・
我が校開学以来の
優れた生徒だな・・・
「ウェストポイント陸軍士官学校最高の優等生」と称されました。
合格する強い意志:「ベスト尽くした」と思い込んで試験へ
時代も国も違いますが、試験に対する「大事な姿勢」は古今東西同じです。
直前期は、中学受験生〜大学受験生は、
僕は本当に
合格できるかな・・・
私は
第一志望校に合格できるかな・・・
不安になる人が多いでしょう。
数学はかなり自信があるけど、
本当に試験でも出来るかな・・・
英語は良い成績とる
自信があるけど、もう少し単語増やそうかな・・・
成績や合格判定にもよりますが、それぞれの人が「相応の不安」を抱えていることが多いです。
客観的に見れば、「不安を感じる必要がないはず」だったマッカーサー少年は、
僕の成績は抜群だけど、
苦手なところが少しある・・・
苦手なところが
たくさん出たらどうしよう・・・
「出来る人」は「出来ない部分」が見えやすいので、このような不安を抱えるかもしれません。
いずれにしても、「ベスト尽くした」と思い込む意志の強さは、重要です。
受験生を持つ母親は、マッカーサーの母マリーの如く、
Aちゃん、
自信を持ちなさい!
とにかく、「自分はベスト尽くした!」と
思い込むのよ!
こう子どもを励ましてあげると良いでしょう。
この「強い意志を持つ」姿勢は、本試験の前の模試などでも大事です。
一生懸命頑張ったから、
出来るはず!
最近かなり頑張って
勉強しているから大丈夫!
このように「頑張ったから出来るはず!」と思い込んで、模試にも臨むと良いでしょう。
「模試と同様」に、さらに「絶対大丈夫!」と思い込んで、本試験に臨みましょう。
・とにかく「自分はベスト尽くした」と思い込む
・直前期の模試でも「絶対大丈夫」と思って臨み、本試験では「絶対大丈夫」の思いをさらに強く