前回は「ちょっとした実験から子どもの好奇心育成〜理論よりも体験重視・色を混ぜる経験・「なぜ?」から生まれる本質的学力〜」の話でした。
くまモンミニ四駆作成:栄光祭の自作サーキット場と好奇心
久しぶりに、子どもと一緒にミニ四駆を作成しました。
きっかけは、先日子どもたちと一緒に行った栄光中高の文化祭「栄光祭」でした。
栄光生たちが自ら製作したサーキット場を、猛烈な速さで走るミニ四駆を見て、
これ、
とっても面白い!
まだ年長の子どもですが、とても喜んでいました。
あっ!
すごい速さだよ!
既製品ではなく、手作りサーキット場も好感が持てます。
ね〜、これは
どうしてこんなに速いの?
これはね、
モーターと電池がちょっと違うんだ・・・
ふ〜ん・・・
ちょっと触ってもいい?
ああ、いいよ。
ここがスイッチだよ。
と栄光生に色々と教えてもらったのが楽しい思い出になったようです。
そして、
あのくまモンのミニ四駆
作りたい!
このように、「どこかに行った結果、何かに強い興味を持つ」ことは、とても大事なことだと思います。
じゃ、ミニ四駆
作ってみようか!
うん!
あのくまモンがいい!
ミニ四駆はたくさんありますが、「くまモンのミニ四駆でなければならない」ようです。
こうした「子どもなりのこだわり」にも、応えてあげたいので、くまモンミニ四駆を早速購入しました。
パーツの整理整頓と子どもの気持ち:算数・理科と状況整理
やったー!
じゃ、作るね!
難しいところは、
パパがやってね!
それじゃ、
パーツを並べて、説明書読もう。
プラモデルやミニ四駆などを作成するときは、最初にパーツ・部品を綺麗に並べることが大事です。
・最初にパーツなどを整理整頓
・説明書の全体を読んで「どのように作成するか」をイメージ
説明書全体を読んで、「どのように作成するか」という先を少し理解する姿勢も大事です。
この「最初に整理整頓」する姿勢は、何事にも共通して大事なことだと思います。
「整理整頓」は、算数・数学や理科の問題を考えるときも大事な姿勢です。
複雑な問題や「問題文が長い」時は、自分なりに図解して理解する姿勢が良いでしょう。
・状況を簡単な絵や図に描く
・状況をしっかり理解することが解く第一歩
・大事な量・長さなどを見落とさない
このタイヤから
作る!
説明書では「ボディから作成」ですが、本人は「タイヤから作りたい」みたいです。
本来は、こういう脱線は「御法度」ですが、
まあ、まだ年長だから
仕方ないか・・・
「順序よく組み立てる」ことも大事ですが、子どもの好奇心を尊重する姿勢も大事です。
説明書を見なくても製作できる点が、子どもにとっては「作りやすいところから」と思うのでしょう。
パチパチ切って、タイヤを作ってゆきます。
タイヤが一個
出来たよ!
ゴムとプラスチックのパーツを組み立てて、喜んでいます。
最近、ガンダムのプラモデルを一緒に作成しましたが、「動くプラモデル」は初めてです。
タイヤが全部
出来たよ!
最初にタイヤが完成して、「何かを成し遂げた」気持ちになって嬉しそうです。
このように「何か達成すること」を子どもが感じることは大事です。
難しい曲面シール貼りと「作業のポイント」
ここからは、説明書通りの流れで製作を進めます。
じゃ、説明書読んで
車を作ろう!
最初は、ボディの作成とシールを貼ります。
これを切って、
ここにつけるんだね!
ボディの形状はかなり複雑で、細かな曲面がたくさんあります。
ここにたくさんのシールを貼ってゆくので、
結構難しい
シールだな・・・
と思い、
ここは、僕が
貼ろうか?
と伝えると、
自分で
貼る!
と子どもが言うので、貼ってもらうことにしました。
まずは、くまモンのシールから貼ってゆきます。
シール貼りは、教材などでもやっているので、慣れているようです。
この部分は比較的易しいですが、側面のシールは少し難しいです。
ここはね、この角がここに
合うように貼るといいよ・・・
うん!
分かった!
側面の曲面や少し湾曲した部分に綺麗にシールを貼るのは、大人でも結構難しいです。
このような「少し難しい作業」の際は、「作業のポイント」を教えて上げると、
見てっ!
上手く貼れたよ!
思いのほか、綺麗に貼れました。
うまく
貼れたね!
うんっ!
ちゃんと出来たよ!
ボディが完成しました。
しっかりと様々なシールが貼られて、かなりリアリティがあるボディです。
出来たから、
次を作る!
次回は続いて、車体を製作してゆきます。
次回は下記リンクです。