前回は「合格の秘訣と最大のポイント〜暗記より算数数学を固める姿勢・暗記を固める姿勢・「病気にはならない!」という強い意志〜」の話でした。
「自分が持つ自信」を根拠に本番へ:合格判定や偏差値は別
寒さが厳しくなる中、中学受験生・高校受験生・大学受験生は直前期を迎えます。
全ての入試に共通することは、まずは健康第一です。
そして、自分のやってきた学習に自信を持って試験当日を迎えましょう。
1.とにかく健康管理を最重視
2.しっかり復習:学んだことは出来るように
3.「ポジティブな平常心」を持ち続ける
当日は、
どんな問題が出るだろう・・・
本番では、
こんな問題が出るのかな・・・
「本番でどんな問題が出題されるか」は、受験生全員が気になります。
社会は僕が得意な
歴史ばかりだったらいいけど・・・
理科は、私がちょっと苦手な
生物は少なめだといいけど・・・
得意・不得意分野は誰にもあるので、「どんな分野が出題されるか」も大いに気になります。
最初にあったのは、
志望校に合格したい「強い気持ち」と根拠のない自信だけ・・・
そこから、
「合格への道」が始まった!
孫正義の如く「強い気持ち」を持ちたいですが、
だって、孫さん、
超すごいじゃん・・・
「孫さんのように」と言われても、
孫さんは天才じゃん・・・
確かに孫正義は天才的存在ですが、「根拠のない自信」が道を切り拓いたことは大きな事実です。
試験に向かう際の「合格するかどうかの根拠」は、合格判定や偏差値が最大の力を持つでしょう。
中学受験の小学生にとっては、「合格判定・偏差値と実際の合否」を初めて体験します。
そのため、「合格判定・偏差値と実際の合否が異なることがある」ことは未体験です。
大学生になると分かりますが、「合格判定・偏差値と実際の合否が異なることがある」のが現実です。
試験直前には、合格判定や偏差値を一度忘れて「自分なりの自信」を持つと良いでしょう。
そして、試験に臨む際には、
とにかく、
絶対に僕は合格!
今まで頑張ってきたから、
私は絶対合格できる!
「合格判定が良いから」などの「根拠」ではなく、「自分が持つ自信」を「根拠」に当日臨みましょう。
「根拠なき自信」を「根拠ある自信」へ
幕府を
ぶっ潰すごわす!
徳川を倒して、
我が長州の生きる道を!
と考えて、全てのエネルギーを討幕に向けた威人たち。
後世から見れば、
だって、西郷隆盛は、
超英雄でしょ・・・
頭も良くって、
長州総帥だった木戸孝允って、別格でしょ・・・
と感じるかもしれません。
実際には、彼ら「討幕の原動力」となった威人たちは「討幕のプロセス」において、
とは言っても、
幕府は超巨大だ・・・
現実問題として、
討幕なんか、出来るのか・・・
内心は不安だったに違いないでしょう。
後世から見れば「屋台骨が揺らいでいた」徳川幕府。
当時は「バリバリの日本政府」だった徳川幕府には巨大な力があり、優れた人物も多数いました。
「政府を武力で倒す」ことは「極めて難しい」ことで、
はっ?
倒幕(討幕)?
そんなこと、
不可能に決まってるじゃん・・・
普通の方なら「倒幕(討幕)など、考えもしない」ことでした。
ここで、彼ら威人たちは、どこかの時点で「腹を括った(くくった)」のでしょう。
もう良いわ!
出来る限りのことをやるごわす!
もう「やる」しか、
私に残された道はないのだ!
薩摩も長州も「雄藩」であり、巨大な力を持っていましたが、徳川幕府より「確実に弱小」でした。
ここで、西郷・木戸達は腹を括って「根拠なき自信」を「根拠ある自信」に塗り替えて、
絶対に、
徳川幕府を叩き潰すことが出来る!
よしっ!
まずは私が率先垂範して、やって見せよう!
そして、遂に彼らは「歴史を変えた」のでした。
この「なんとしてもやる!」という「根拠ある自信」と「強い熱意」が極めて大事です。
なんとしても2階へ上がりたい・・・
どうしても2階へ上がろう・・・
この熱意がハシゴを思いつかせ、
階段をつくり上げる!
「上がっても上がらなくても」と考えている人の頭からは、
決してハシゴは生まれない。
と言った松下幸之助。
事業において絶大な熱意を持ち続けた松下幸之助の言葉を、受験に合わせると、
なんとしても合格したい・・・
どうしても合格しよう・・・
この熱意が「合格へのハシゴ」を思いつかせ、
「志望校合格」をつくり上げる!
となるでしょう。
合格レベルをある程度超えた方は、「自分は大丈夫!」くらいの自信で合格目指しましょう。
ここで慢心を一切せずに、注意深く慎重に当日の試験に対処することです。
模試の成績などから、
僕は合格できるはず!
と「根拠ある自信」を持つことは大事ですが、
当日は
最後の最後まで確実期して頑張ろう!
という姿勢が大事です。
志望校合格を勝ち取る姿勢:「合格への強い思い」を答案へ
合格判定は一度置いておくとしても、
実際に僕は大丈夫かな・・・
私は、模試では
合格ラインのちょっと上くらいだけど・・・
「合格ボーダーライン前後10%程度」の方々も多いでしょう。
実際は、この「合格できるかどうか」の方々が、合格者の数で最も大多数を占めます。
合格者の中で「合格最低点を一定程度上回って合格」する方は、半数以下です。
実際には、合格者の半数以上は「合格最低点+α」の圏内にいます。
大部分の受験生は、その「合格最低点+α」にしっかりと入ることを狙いましょう。
「合格点ちょっと」で
合格する人も多いから、僕も合格できる!
うん!
頑張って合格点を上回る!
そして、試験当日に「持つべき姿勢」があります。
分かること、
出来ることを書く、描くこと!
さらに大事なことがあります。
え、何?
これしかないでしょう?
それは「合格への思いを答案に表現する」ことです。
中学受験の学校は私立中学が大部分を占め、それぞれが強いカラーを持ちます。
それらのカラーを持つ学校の出題者・採点者は、
うち(学校)には、
こういう生徒に入学して欲しい・・・
と考えて出題しています。
この意味では、上位校に国公立が多い大学入試・高校入試と中学入試は大きく異なります。
中学入試の出題者は「単なるテスト」を出す以上の思いを、入学試験に対しては持っているでしょう。
我が校に入学してくる
子たちは、どんな子かな・・・
入試担当者の教員たちは、大変な思いをしながらも「期待に胸膨らませている」でしょう。
学内の中間・期末試験などの定期試験を作成することより「遥かに強い思い」があると考えます。
全て「答えのみ」答える試験形式の学校もありますが、
式・図を
書きなさい。
という出題形式が一部ある学校が多いです。
「答えのみ」は「答えのみ」判断しますが、記述式は「答案全てを見る」とも言えます。
志望校を受験する際には「分かっていることを書く・描く」姿勢と共に、
僕はA中学に
合格したいのです!
私はB中学に
通学したいです!
という姿勢が大事です。
そういう気持ちを強く持っている方に、
ぜひ
入学して欲しい!
と志望校の採点者・学校関係者は考えているはずです。
自分の持っている力・思いを表現できる部分があれば、それを余すところなく答案に表現しましょう。
「記述」の場合、解答欄の大きさにもよりますが、算数では簡単な図や絵を描くのも良いでしょう。
ひたすら立式ばかりしていると、途中で終わったり、答えが間違っている時、
これは、
どこまで分かっているのかな・・・
「何をどう理解しているか」が、プロの教員にも「分かりにくい」面があるでしょう。
この時、簡単な図や絵がちょっと描かれていると、
ああ、ここを
こう考えようとしているな・・・
ここまでで、
3点・・・
「何かを表現している」ことに対しては、教員は「好ましい印象」を持つ傾向があります。
「分かること」は、しっかり答案に表現しましょう。
「持っている学力」が最も大事でありますが、「合格への強い思い」もまた同等に大事です。
そういう心構えを試験前から確実に持っていて、当日実行する姿勢が大事です。
その両方を全て答案に表現する心構えで、当日まで過ごしましょう。
・「持っている学力」と「合格への強い思い」を全て答案に表現する心構え
・「分かること」をしっかり答案に表現
合格への道が、大きく開かれてゆくでしょう。
読者の受験生の皆様が、志望校に合格することを心より願っております。
次回は下記リンクです。