前回は「子どもの作品は大切に〜「作ること=一つのことを成し遂げた」という自信・立体的な工作物・自然に立体感を養う・三次元から二次元へ・立体図形への視線・ちょっとした自信の積み重ね:自分のしたことを大事に〜」の話でした。
子どもには旅をさせる:視野と見聞を広げる
今回は、旅の話、そして船に乗る体験の話です。
かわいい子どもには、
旅をさせよ!
昔から、このように言われます。
これには様々な意味があると思いますが、「旅で様々な場所・地域・国を訪問する」ことは視野が広がります。
ネットが広がった現代は、どこの場所・地域・国であったも、動画や写真がすぐに手に入ります。
Googleのストリートビューを見れば、「なんとなく、その場所の雰囲気」が分かります。
とは言っても、やはり「現地に行く」ことの大事さは変わりません。
「変わらない」どころか、ネットが広まって情報が拡散している現代では、
現地に行ったからこそ、
分かることがあります。
「現地に行く」ことは「より重要になった」とも言えるでしょう。
織田信長の居城であった安土城趾を訪問した話を、上記リンクでご紹介しています。
当時、「(日本より遥かに進んでいた)西洋にもない」と言われた優美な巨大な城であった安土城。
本能寺の変直後、何者かによって放火・消失し、今は石垣等しか残っていません。
安土城は、歴史好きの方でも「なかなか行かない」のが現実です。
新型コロナの影響で、少し下火になった旅行・旅の経験。
少し収まってきた今こそ、子どもと一緒に旅に出て、視野・見聞を広げましょう。
未就学児もぜひ、連れて行って欲しいですが、やはり小学校低学年〜高学年の子どもは一緒に旅をしたいです。
中学受験を予定している方は、「5年生まで」で、6年生は難しいでしょう。
旅をしたからといって、本人の学力・偏差値はアップしませんが、
〜に行ったのが、
楽しかった!
あの時、〜に行ったことが、
とても印象に残っている!
このような気持ちを持ってもらうことは、受験勉強へのやる気・モチベーションにつながるでしょう。
国内で船に乗る体験:島国日本を実感
「旅」というと、海外旅行が思い浮かびます。
海外へゆくことは、「全く異なる文化・環境」に触れることで、大いに奨励されることです。
一方で、日本国内も、まだまだ知らないこと・地域・場所があります。
「同じ日本」と言っても地域差は非常にあり、観光だけでなく、文化・食べ物を実感する体験は大事です。
今回は、「船に乗る体験」をご紹介したいと思います。
「船に乗る」には、「遊覧船に乗る」ことも含みますが、今回は「島と島を移動する」話です。
湖などで「船に乗る」体験は、多くの方が経験していますが、
船で「島と島を移動する」体験が
ある人は、少数かと思います。
「遊覧船に乗る」ことも一つの経験ですが、「島と島を結ぶ船に乗る」こととは大きく違います。
「遊覧船」は、文字通り「観光のための船」であり、「生活上、必要な船」ではありません。
「島と島を結ぶ船」は、島で生活している方々が「生活するために乗る」船です。
そして、「遊覧船」のように「周辺を回る」のではなく、「実際に海に出る」ことです。
これは、全く違う次元であり、ぜひ「島と島を結ぶ船」を子どもと一緒に乗ってみましょう。
「島と島を移動する」船に乗る体験:五島→長崎の海を体験
以前、九州の五島列島を訪問しました。
国内外様々なところに行きましたが、
五島列島は
行ったことがないから、行ってみよう!
「五島列島に行ってみたい」と思いました。
九州の島に
行ってみない?
うん!
行く!
子どもも「五島列島訪問」に乗り気なので、ゆくことにしました。
五島列島の福江島へは、飛行機でも行くことができますが、今回は船にしました。
長崎から福江島まで「ジェットフォイル」という高速船で、所用1時間半ほどです。
ゆっくりとフェリーで
海をゆらりとしたいな・・・
こう思いました。
フェリーだと、長崎–福江島は、三時間ほどかかります。
まだ未就学児である子どもを連れて「三時間フェリー」は、さすがにハードルが高いです。
そこで、ジェットフォイルにしました。
長崎–福江島の往復をジェットフォイルに乗り、福江島→長崎の写真をご紹介します。
福江島界隈では、大きな網で漁をしている方々がいます。
船は結構揺れるので、写真は「少し斜めになってしまう」ことが多くなってしまいます。
写真の画角を補正することも考えましたが、「船に乗るリアルな感じ」を写真から感じてください。
五島列島の島々を結ぶ橋が遠くに見えます。
手前の「白い波」は、乗船している船から出る波です。
実に多くの島がある五島列島。
そして、九州と五島列島の間にも、様々な島があります。
中には無人島もあり、
ほら、あの島
見て!
ゴツゴツした
岩みたいだね。
五島→長崎を船で移動する際に、左側を見ると「北側」にあたり、対馬や朝鮮半島の方向になります。
水平線がパッと見えるのは、とても気持ちが良いです。
小さな島もたくさんあって、「6,853もの島がある」日本を実感できます。
青い空に青い海の中にいる感覚が、とても爽快です。
最初は、なんとなく
五島に
行ってみたいな・・・
こう思って訪問しましたが、とても好きになり、その後再度訪れました。
九州周辺にはたくさんの島があり、瀬戸内海・東京の南にもたくさんの島があります。
子どもと一緒に船に乗ってみると、子どもばかりではなく、実は大人も楽しいです。
そして、子どもたちには、とても大きな経験になるでしょう。
ぜひ、旅行に行く際に、船に乗る体験を子どもと一緒にいかがですか。
次回は下記リンクです。