前回は「Wグループ中学志望の方へ 5」の話でした。
創作問題への姿勢:大事なことは何か?
「中学への算数5月号」から、良い問題・考え方のご紹介です。
5月12日
面白い問題です。
こういう「創作問題」が出てきた時に、
どういう
ことかな?
と考えて、早めに状況を理解できるようになりましょう。
6月頃には、こういう問題に出会ったら、
あっ、
こういうことだね。
と、すぐに分かるようになるようにしましょう。
「一部読めない」など変化球が来たときに、
大事なことは
何かな?
を考えましょう。
自分で具体例を作って考えてみると、とても良い勉強になります。
変わらないコトに注目:年齢・図形
5月17日
年齢を題材にした頻出タイプです。
「変わらない差」をしっかり押さえて、棒グラフを書いたりイメージ膨らませてみましょう。
年齢の話は現在・過去・未来が出てきますが、それぞれの人の年齢が「どうなるか?」をイメージしましょう。
「変わらないコト」に注目する姿勢は、図形などでも非常に大事です。
そして、棒グラフを伸ばしたり縮めたり描いてみましょう。
抽象化して描く:状況を理解・整理する姿勢
5月25日
八百屋さんの話です。
みかんなどをイメージしながら、箱やパックが出てきたら、それを描いてみましょう。
みかんなどは、◯等で抽象化して表記してもよいので、
パックや箱に、
みかんが入っていて・・・・・
と、自分で絵を描いて整理してみましょう。
解答にはそういう図がありませんが、それは紙面の都合もあります。
応用問題は自分なりに整理することが、最初の・最も大事なステップです。
この「自分なりに整理すること」は、塾や参考書で学んだやり方でも良いし、「自分なりオリジナルでも良い」のです。
日頃、勉強している時に、すぐに立式せずに「状況を絵に描いてみる」ことをやってみましょう。
面倒がらずに、自分で
りんごが、
みかんが・・・・・
と描く練習をしていると、イメージ力が喚起されます。
そのうちに、問題を見たらパッとイメージが湧くようになります。
その「湧いたイメージ」が、問題を解く鍵を発見する「大きなきっかけ」になります。