前回は「Gグループ中学志望の方へ 3」の話でした。
グラフを描く:描く経験から頭に浮かべるイメージ
引き続き、Gグループ志望の方向けに良い問題をご紹介します。
p52渋谷教育学園幕張中
シンプルで面白い問題です。
理科実験のような問題で、答えを読むと
ふむふむ・・・
と思います。
自分できちんと系統だててグラフを描くのは、かなりの学力を要します。
簡単で良いので、自分でグラフを描いてみるようして、考えてみましょう。
(1)では、「〜ですから、一番短いロウソクは・・・」と説明あります。
自分で「考えられるパターンのグラフ」を描いてみましょう。
「理屈で分かること」も大事ですが、「きちんとグラフが頭にパッと描ける」ことも大事です。
パッと描ける様になるには、実際に描いてみるのが一番効果的です。
算数と理科への共通する姿勢:一石二鳥
この問題をよく理解すると、算数・理科実験の応用問題に対する学力が上がります。
問題をたくさん
解かなきゃ!
と時間に追われる受験生たち。
一方で、このような問題を「しっかり理解して、算数も理科も出来るようになる」視点も大事です。
いわば「一石二鳥」の考え方です。
せっかくのいい機会ですから、自分でグラフを色々書いてみましょう。
「描くこと」は、少し時間がかかったり、面倒で遠回りに感じるかもしれません。
「グラフを見て理解する」のと「自分でグラフを描いて理解する」のでは全く理解の深さが異なります。
非常に良い問題ですから渋幕志望の方以外でも、マークしておいて、しばらくしたらまたやってみましょう。
速さと角度の関係:図を描いて理解
p58武蔵中
記事にありますが、武蔵らしい問題です。
速さの問題で、少し休んだりするのは典型問題です。
状況をきちんと・的確に把握しましょう。
視点を、速さから「角度」に変えて考えますが、自分で問題の図形を描いて、P,Qの動き方を鉛筆で描いてみましょう。
P,Qの「どちらが動くテンポが速いかな」を考えてみて、角POQの変化をグラフにしてみましょう。
この二問をきっちりグラフを描いて、出来る様になりましょう。
4月号は今回で終わりますが、他にはp62洛南高校附中もオススメです。
下記記事の後半でご紹介しています。