前回は「Eグループ中学志望の方へ 10」の話でした。
今号の「比・割合」は是非とも、しっかり出来るようにしたい分野です。
得意・不得意、様々な方がいらっしゃると思いますが、基本的考え方をしっかり学びましょう。
p5 図形:異なる補助線を考える
図形問題の基本が、全てまとめられています。
解答において、全ての問題の図形が描かれており、ポイントとなる考え方が付記されていて、分かりやすいです。
辺の比・面積比などの基本的考え方をしっかり理解しましょう。
出来なかった問題は、また改めてやってみましょう。
異なる補助線を考えてみたり、問題にはない面積や辺の比などを考えるのも良いでしょう。
僕が考えた補助線でも
解けたよ!
解法にない解き方でできると、嬉しいですね。
また、そういう経験は自信がつき、記憶にも残るので、とても良いでしょう。
時には、図形の外に飛び出してみても、違う見方ができるかも知れません。
p14-17 要点の整理:棒グラフを描く
比・割合に関する基本的事項・要点がまとめられています。
大事な「てんびん算」や比の考え方は、きっちりと出来るようにしましょう。
ニュートン算の問題は、棒グラフを描くことが大事です。
そして、水そうに水が入ってゆく様子をイメージしながら、描きましょう。
p20 7月8日:イメージ・楽しみながら描いて考える
コップを売る話で、日常生活の一部としてイメージしやすい面白い問題です。
「定価・利益・売れ残りの値引」は、昔からずっと頻出タイプです。
定番とも言えますが、問題を作成する側からすると「作りやすく」「ひとひねり加えやすい」ので、今後も出るでしょう。
状況は理解できるけど、
しっかり解くことができない・・・
「こう売ったら、利益がどのくらい出るかな?」と楽しく考えてみましょう。
自分で、実験してみるのも良いでしょう。
自分で条件を
考えてみたら・・・
売り子さんになったみたいで、
楽しいかも・・・
「楽しむ」余裕は、ほとんどない受験生生活ですが、そうした中でも「好奇心」は大事です。
イメージして・楽しみながら描いて考えると、算数・理科は特に成績が上がるでしょう。
p21 7月12日:コインを描く姿勢
コインの「枚数と金額」の問題で、この問題もよくあるタイプです。
初めの方は定番ですが、最後の問題は「考える力」を要する面白い問題です。
1円玉・10円玉など、登場するコインの絵を描いて、状況をしっかり理解してから、問題に取り組むようにしましょう。
簡単な表にまとめたり、「自分なりに考える」やり方を、少しずつ確立しましょう。