Eグループ中学志望の方へ 2〜累乗表記・「掛け合わせる」イメージ・試行錯誤・応用力〜|中学への算数4月号

前回は「Eグループ中学志望の方へ 1」の話でした。

目次

累乗表記と「掛け合わせる」イメージ

引き続き、Eグループ中学志望の方向けに良い問題をご紹介します。

「日々の演習」P18〜

4月20日

整数の約数の問題で、本質的で面白いです。

解答では累乗表記をしていて、分かる方はこれで良いでしょう。

約数は、いくつかの素数を掛け合わせた数です。

しっかり理解するように累乗表記が分からなくても、掛け合わせる様子を書いてみましょう。

しっかり理解できた上で、累乗表記に慣れると理解力が向上します。

「本当かな?」と試行錯誤する

4月25日

カードを入れ替える問題で、ゲームみたいで面白いです。

あれこれ自分で描いてみて「このカードが・・・・・」と考えてみましょう。

こういう問題は、一つをしっかり理解できるようになると、応用力が高いです。

解答を読んで

ああ、
そうか。

「」と思うだけではなく、

本当かな?

色々と試行錯誤してみると良いでしょう。

f:id:Yoshitaka77:20220107103028j:plain

色々と試行錯誤して応用力を上げる

4月30日

「タイルを敷き詰める」問題で、これは発展的内容を含む面白い問題です。

簡単なことですが、非常に本質的内容を含みますので、しっかり理解しましょう。

少し時間がかかりますが、自分でマス目を描いてみて

ここが
こうなって・・・・

と描いてみましょう。

ああ、
そういうことなんだ!

と分かると、思考力がアップします。

p42桜蔭中

図形・立体感覚と、きちんと数量を押さえてゆく能力が求められる良問です。

「解答に辿り着くこと」だけを目標とはせずに、色々と描いてみて試行錯誤してみましょう。

こうなると、
どうかな?

と自分で色々と考えてみることは、非常に大事です。

様々な状況を描いてみて「こう配置すると体積は〜になって、こう配置すると体積は〜」と色々と試してみましょう。

解説者はすぐに分かる事と、誌面の関係で解答が簡潔になっています。

それが良いところでもあるので、自分で色々と考えてみましょう。

「答えに辿り着く事」が目的ではなく、特にこの時期は「色々と試行錯誤して応用力を上げる」のが重要です。

良問ばかりの4月号は次回も続きます。

新教育紀行

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次