前回は「おすすめ時事問題・対策・ポイント〜物流混乱とマクドナルド・フライドポテト・日本国内のジャガイモ生産量〜」の話でした。
フライドポテトとジャガイモ生産量
復活していた「マクドナルドのポテトがM・Lサイズ販売」が、再度中止になりました。
これは、
我がマクドナルド社は、
米国の会社だ・・・
だから、原材料は
米国からの輸入のポテトを使う!
マクドナルドの考えもあるのでしょう。
「米国産の原材料が輸入できないから、日本産の原材料を使う」にはならなそうです。
会社の方針もあるでしょうが、
米国産と日本産の原材料では、
コストが全然違う・・・
本音は「コストの違い」でしょう。
日本も北海道等で、かなり多くのジャガイモを生産しています。
流通・価格面などで米国産に押され続け、それは、木材なども同様の状況です。
非常に低い日本の食料自給率
以前から「日本の食料自給率の低さ」は、指摘され続けています。
上のグラフは「日本の食料自給率推移」です。
カロリーベース・生産学ペース共に自給率は、ジリジリ下がる一方であることが分かります。
最近では、「カロリーベースで自給率40%を下回っている」状況です。
日本は
大丈夫なの?
この「カロリーベース」には、算定方法などの問題点も指摘されているのが実情です。
そこで、直ちに「日本人の食べる食糧の60%以上が輸入」と言えるかどうかは、議論があります。
具体的数値は、算定基準にもよりますが、「概ねの傾向」として、「食料の半分以上は輸入」です。
日本は比較的購買力・経済力があります。
食べる食料が
少ないって、大変なことだね・・・
ところが、今回のような物流混乱や世界戦略を考える時、対策が必要です。
先進国の食料自給率
他の国、特に先進国はどうでしょうか。
アメリカは、自給率高そうだけど、
フランスはどうかな?
日本と似ている島国の
イギリスも低そうだけど・・・
実は、日本同様に比較的経済力のある先進国は、食料自給率が結構高いです。
国土が広大なカナダ・オーストラリア・アメリカ。
これらの国、農業が大きな産業でもあり、食料自給率は、ほぼ100%を大きく超える状況です。
フランスも実は農業大国で、ドイツ・イギリスも、日本よりはるかに高い自給率です。
こうしてみると、日本は「様々な要素が低下している」のです。
1990年のバブル経済崩壊後、経済力・科学技術力などが、世界から大きく遅れをとった状況の日本。
さらに食料自給率なども「後退し続けている」状況の国家が日本です。
日本の半導体産業は、「後退を続けている」というよりも「凋落した」のが実情です。(上記リンク)
この状況には、よほど大きな危機感を持つべきでしょう。
江戸時代とは大きく異なりますが、国内物流も大事です。(上記リンク)
グラフなどを出して考える問題は出るかもしれませんから、知っておくと良いでしょう。
次回は上記リンクです。