前回は「おすすめ時事問題・対策・ポイント〜半導体の日本のシェア低下・最先端科学の凋落〜」でした。
おすすめ時事問題・対策・ポイント〜半導体の日本のシェア低下・最先端科学の凋落〜|中学受験・社会
物流の混乱と需要の増加
目次
物流混乱とマクドナルド・フライドポテト
今回はコロナ禍による物流混乱と日本の野菜生産量に関する話です。
物流混乱で、米国等からジャガイモの輸入に支障をきたしました。
一時は、マクドナルドのポテトがM,Lサイズ販売中止になり、最近復活しました。
日常生活の身近なところで、物流混乱の余波を感じました。
フライドポテト(冷凍)は、2/3以上を米国から輸入しています。
原料のじゃがいもは、日本では北海道がたくさん生産しています。
米国の広大な農地で一気に大量生産している、じゃがいも・トウモロコシなどの野菜。
科学技術などで世界最先端を走る米国ですが、資源・食糧も非常に豊富です。
米国産の輸入が難しければ、「北海道産に切り替える」ことも選択肢には入ります。
実際には、マクドナルド内の原料加工や取引の関係もあるのでしょう。
それで、すぐに変更するのは難しかったのでしょう。
日本国内のジャガイモ生産量
じゃがいもの国内生産第一位が北海道は、多くの方がご存知です。
それでは、第二位、第三位はどこでしょうか。
少し考えてみましょう。
茨城県かな?
北海道が多いから、
寒い地域で、東北地方かな?
実は、九州がジャガイモを多く産出しています。
2位は長崎県、3位は鹿児島県です。
鹿児島県はサツマイモの印象があります。
実は、ジャガイモもたくさん産出しています。
サツマイモとジャガイモは「育ちやすい土地」などが似ているのかもしれません。
北海道は国内生産の約80%を占め、圧倒的です。
じゃがいもは、結構重くて大きさもあるので、首都圏などの大量消費地へ運ぶ大変です。
その運ぶ過程で、大変な手間とコストがかかります。
ジャガイモ生産量世界一は中国で、日本は31位です。