細かなプラモデルを作る体験 5〜自分なりにアレンジする楽しさと個性・磨き上げてゆく「自分なりのコツ」・一つ一つ丁寧に考える〜|鍛える創造力

前回は「細かなプラモデルを作る体験 4〜プラモデルの作成と算数の学びの類似性・「同じ」に気づくこと・接着する部分を理解〜」の話でした。

目次

自分なりにアレンジする楽しさと個性

駆逐艦のプラモデルの作成が続きます。

結構、
出来てきたね・・・

もう少しで
完成だね。

子どもは嬉しそうです。

子どもにとっては、「初めて作成する」本格的な軍艦の模型です。

プラモデルなどの「製作物」は、この出来上がってゆくプロセスが、非常に楽しいところです。

大砲の向きは、
これでいい?

うん。
いいじゃない。

「自分なりに考えて」大砲の向きを設定して、接着するのが楽しいようです。

大砲は「可動(動くことが出来る)」の場合もありますが、「固定の大砲」の向きは自由です。

「きちんと説明書通りに製作する」ことも大事なことです。

一方で、このように「自分なりにアレンジ」するのも大事です。

続けて、船の中央部分を作成してゆきます。

ここは、
こうかな?

このプラモデルは、基本的には「中学生〜」が対象となりますが、コツが掴めると小学生でも作れます。

磨き上げてゆく「自分なりのコツ」:一つ一つ丁寧に考える

説明書を読むと「難しそう」と感じますが、実際に一つ一つ接着してみると「出来る」のです。

これは、勉強でも似た面があるでしょう。

特に算数・数学は、難しい問題をみると「難しそう」と感じてしまい、少し及び腰になってしまいます。

難しい問題も、「一つ一つ丁寧に考えてゆく」ことが大事です。

「一つ一つ丁寧に」には、時間がかかります。

そして、「時間制限のある試験でいかに解くか」は、ある程度経験が必要です。

「思考力」をつけるには、経験を積み重ねることが大事ですが、プラモデル製作も似ています。

地道にしっかりと制作してゆく「プラモデル製作」は、いろいろな体験が得られます。

子どもにとって非常に大きな経験・財産になるでしょう。

製作する過程で身につけるコツは、非常に大事です。

プラモデルでも勉強でも、なんでも「コツ」があり、それを「教わることは可能」です。

最も良いのは、「自分なりのコツ」を発見することです。

西郷隆盛たちは郷中教育において、「自分たちで議論して」成長しました。

おそらく、「自分たちの議論」のプロセスの中で、「自分なりのコツ」を発見したでしょう。

「自分なりのコツ」は、個性そのもので、自分で発見しただけに「忘れない」のです。

大事な「自分なりのコツ」を見つけてもらえるような教育が、最も望ましいと思います。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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