進学先の人生をゆっくり思い描く〜桜満開の入学式・「やりたいこと」を紙に書いてみる・まず考えて夢見ること〜|進学先の中学での学び2

前回は「「遠い未来」よりも「近い未来」を楽しみに〜施設紹介の資料を読み込む・過ごす環境に思いを馳せる〜」の話でした。

目次

桜満開の入学式

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靖国神社の桜(新教育紀行)

桜の季節になりました。

今年、東京では桜満開の週末である4月6,7日の天気が「今ひとつ」の予報でした。

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昭和記念公園(新教育紀行)

4月6日は、お昼過ぎまで雲が多い状況でしたが、午後から晴れて満開の桜が楽しめました。

4月7日は、午前から陽が差し込み、お昼過ぎから快晴になって「桜日和」になりました。

予報が良い方向に外れてくれて、桜が大いに楽しめる週末となり、とてもよかったです。

日本人にとって特別な存在である桜。

その桜を楽しむために、筆者は今年、昭和記念公園・後楽園(東京)・靖国神社を訪れました。

いずれも満開の桜がとても美しく、それぞれの場・空間で桜が咲き誇っていました。

筆者が小学生の頃は、ちょうど4月に入って一週間ほど経過した入学式の頃が桜満開でした。

それが、地球温暖化の影響もあり、桜満開の時期が少しずつ早まりました。

現在では、4月入ってすぐに満開になる地域が多く、入学式と時期がずれることが多くなりました。

それが、今年は関東地方では「ちょうど入学式に満開」となり、おめでたい気持ちになります。

4月から新たな小学校・中学校・高校・大学へ進学した方々は、

4月から新たな
学校だ!

気持ち新たに
過ごしてゆこう!

きっと、夢に溢れている方が多いことでしょう。

進学先の人生をゆっくり思い描く

新教育紀行
武蔵中学・高校内のすすぎ川(新教育紀行)

中学受験をした方も、しなかった方も新しい中学校に進学する頃です。

夢いっぱいの方が多いと思います。

入学前後はバタバタしてあっという間に過ぎてしまいます。

これから
僕はここに通うんだ!

素敵な
校舎だね!

と思っていたら、「すぐに夏休みになってしまう」感じかもしれません。

入学前後のこの時期は、新たな進学先での人生を少し考えてみましょう。

ゆっくりと「中学校で、どんな人生を送ろう」と考えて欲しいと思います。

中学受験した方の中には、

でも、僕は補欠合格だから、
周りの人より劣るのかな・・・

私は、追加で合格したから、
入試では少し点が低かったんだ・・・

補欠合格・追加合格となった方は、「明確に周囲の同級生より点数が低い」ことを示します。

一方で、「補欠合格」でも「正規合格」などは気にしないようにしましょう。

ひょっとしたら、補欠合格のA君と正規合格のB君では、大した点差がないかもしれません。

A君とB君では、総合点が3〜5点くらいしか変わらないかもしれないのです。

その「ちょっとした点差」に、大した意味はないのです。

「大した意味はない」というよりも「全然意味はない」と考えて良いでしょう。

「試験は試験」であって、「試験の成績=学力」ではありません。

当日の体調・気分などによって大きく変わります。

まして、「試験の成績=能力・頭の良さ」ではありません。

また、入学試験の時点で大きな学力差があっても、中高6年間で大きく変化します。

春休み〜入学前後の時期は、「勉強・勉強」も大事かもしれませんが、

新しい中学で
何しようかな・・・

部活は
何に入ろうかな・・・

など色々と考えてみましょう。

進学先は、どんな部活がありますか?

入部するなら文化部と運動部、どちらに興味ありますか?

やっぱり僕は
走るの好きだから運動部かな?

英語に興味があるから
私はESSかな?

「やりたいこと」を紙に書いてみる:まず考えて夢見ること

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靖国神社の桜(新教育紀行)

入学後は、新しい友達が一気にたくさん出来て、新しい先生方が一気に出てきます。

やあ、みんな!
私は〜という名前で、皆さんの担任になります!

そして、たくさんの教科書が一気に出てきて、大抵の子どもは通学範囲が遠くなります。

さまざまな意味で「一気に世界が広がる」経験をします。

筆者は、1990年に武蔵中学校に入った時、

いよいよ
憧れの武蔵中学だ!

あっ、塾で
一緒だった〜くんだ・・・

そして、模試でいつもトップ層で「遠い存在だった同級生」が同じクラスにいると、

いつも模試でトップだった
N君、Y君・・・

と「遠くで見ていた人」が近くにきて、なんだか不思議な印象があったのを覚えています。

そして、三名の組主任(クラス担任)が登場しました。

年配の先生・中堅の先生・若手の先生とバランス良く編成されることが多い新入生の組主任。

僕の組主任は、当時25歳くらいの超若手のT先生で溌剌としていました。

私はTで、
初めて組主任になります・・・

みんなには
数学の代数を教えます・・・

中堅の先生は、まだ35歳くらいなのにど迫力だったK先生。

私がKで、
みんなに音楽を教える!

年配で落ち着いた迫力があって眼光鋭いI先生。

私がIで、
みんなに英語を教える!

そして、新たな校舎に慣れ始めて、バタバタ授業受けていると、時間はどんどん過ぎてゆきます。

続いて、今度は中間試験、次は期末試験・・・・・となります。

やっぱり、中学校の
定期テストは小学校と全然違う・・・

一気にテストの雰囲気が
変わった・・・

そして、1年過ぎ、2年過ぎ・・・・・と月日は過ぎてゆきます。

落ち着いて考えるのは、「入学する前〜入学直後」の期間が最も適しているのです。

時間が取れる今、ゆっくりと「僕の中学校での人生」や「私の中学校での生き方」を考えてみましょう。

それらをじっくり考えて欲しいと思います。

そういう方が、長期的には学力が上がると思います。

さあ、大学受験目指して
ガンガン勉強だ!

とにかく、また学力を
上げることに専念しよう!

とにかく、数学・英語とか勉強ばかりで、猛烈なスタートダッシュを切るよりも。

それは、もちろん大学受験も含みます。

長い6年間を「実りある時間にしよう!」と考えて、

こんなこと
したい!

あんなこと
してみたい!!

と夢見てみましょう。

夢見てみたことは、「実行できることはそれほど多くはない」のが現実です。

でも、まず考えて夢見ることから始まるのです。

1日か2日で良いので、考えてみましょう。

頭で考えても良いですが、ぜひ紙に書いてみましょう。

紙に書いてみると、不思議なことに色々と整理されます。

今は小学校からパソコンに親しむ方も多いので、パソコンで書いてみても良いでしょう。

いずれにしても、ほんのちょっとでも言葉にしてみることが大事です。

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