前回は「丁寧に描いて学力アップの勉強法〜「丁寧に描く」から「丁寧に考える」へ・手を動かして「しっかり考える」学び〜」の話でした。
「公式を理解する」学び
先月号まで、E,G,W各グループごとに、おすすめの問題・考え方をご紹介しました。
今号は、全体的な流れと、勉強への姿勢・方針のお話をします。
塾などの教材もあるでしょうし、あまり沢山の問題をやろうとはせずに、何題かでも良いでしょう。
得意・不得意分野は、それぞれの人によりますので、気になる問題をやってみましょう。
今号のテーマは、「図形と比」で非常に大事な分野です。
図形問題は、日々の演習で、かなり多岐にわたる問題が採用されています。(上記リンク)
特に、「要点の整理」は「公式を理解」しながら、しっかり取り組みましょう。
「線分比と面積比」など、図形の様々な公式的考え方がまとまっています。
もし、「説明できない公式」があったら、「なぜ、そうなるのか?」を、しっかりと学びましょう。
たくさんの問題を
解かないと!
やらなければ
ならない問題がたくさん!
秋から直前期の頃は、受験生は皆気持ちが焦ってしまいます。
たくさん問題やることも大事ですが、算数は一題一題しっかり学んで、考え方を身につけましょう。
理科で、基本的な考え方をご紹介しています。(上記リンク)
応用問題が解けるようになるためには「基礎をしっかり理解」が最も近道です。
「基本的過ぎる」ことをしっかり理解
今、ご紹介している話は「基本的過ぎる」かもしれません。
基礎が大事なのは
分かっているよ・・・
基礎は分かっているはずだけど、
応用問題が難しくて・・・
算数や理科は「基本をしっかり理解している」事が、最重要です。
「基本をしっかり理解している事」が、応用問題を解けるようになる第一歩です。
出来なかった問題は、図形問題なら図形をしっかり描きましょう。
比の問題なら、解答の棒グラフや面積の絵、などをしっかり描いてみましょう。
「描いて理解」すると、頭の中でしっかりとイメージが構築されます。
すると、理解力が上がって出来るようになるので、この姿勢で「しっかり学ぶ」姿勢を身につけましょう。
ある時から、ググッと成績が上がるでしょう。
厚紙の立体を目で見て手で触れて理解
中学への算数2022年8月号では、「立体工房」で「穴の開いた立方体」が付録付きで掲載されています。
最難関校志望の方は、ぜひ付録の立体を見ながら、学んでみましょう。
この問題は結構難しいです。
東大・京大合格者に、小学生が取り組む時間と同じ時間で解いてもらったら、完答できるのは半分以下でしょう。
えっ。
そうなの?!
東大生が出来ない問題じゃ、
出来なくても仕方ないけど・・・
中学受験の算数は「数学よりも難しい問題」が、たくさんあります。
学力に自信のある方は、この問題をしっかり考えてみましょう。
基礎力のある方は、こういう問題を時間をかけて、じっくり考えると、ジワジワとしっかり学力が伸びます。
基礎力確保を優先する方は、要点や日々の演習の数題を、しっかりと習得しましょう。
次回は上記リンクです。