前回は「プラモデルから仕組みを理解しよう」の話でした。
「何かを理解しようとする」姿勢
プラモデルを作ると、分解しても自分で復元できるようになります。
「自分で復元できる」ということは、「仕組みを理解している」ことになります。
勉強・学びにおいて、「何かを理解しようとする」姿勢は非常に大事です。
その意味でも、プラモデルを製作することは、単なる遊びだけではない、広い学びがあるでしょう。
今回は、モーターのあるプラモデルの話です。
タミヤの「楽しい工作シリーズ」の話です。
僕は小さな頃から、プラモデルや工作が好きだったので、昔からタミヤは大好きです。
今回は、「楽しい工作シリーズ」のウサギの話です。
モーター、スイッチ、そして体や足を組み立てます。
モーターとギアの仕組みを理解
横から見てみると、下にモーター・ギアがあって、それらが組み合わさって動力ができているのが分かります。
ちょっと昔に作ったので、足をつなぐ針金が曲がっています。
タミヤらしいところは、この「スイッチ自体を作成する」ところです。
普通の感覚では、スイッチは「セットで入っているもの」であることが多いです。
このキットでは、この小さなスイッチを小さなパーツから組み立てます。
スイッチ部分を拡大してみてみると、結構細かいです。
透明なボックスに、スイッチや金物を組み合わせて、2mmほどのビスで止めます。
このくらいのサイズのビスになると、かなり慎重に作成する必要があります。
すごく
小さいね。
このあたりは子どもは作れませんから、大人が作ってあげますが、
ほら、ここにこれを入れて、
ビスで止めるんだよ。
ふーん。
「ふーん」で終わりですが、子どもに仕組みを見せて、説明することが大事です。
すると、子どもは子ども心に、
ここが、こうなって、
こうなっているのかな・・・
と考えるでしょう。
目の前で見る・体験する
モーターについた小さなギアが、大きなギアに接続して、回転が伝わってゆきます。
このモーターが回ると、
これが動いて、ここも動くね。
ふーん。
あまり理解はしてないでしょうが、目の前で見る・体験することは大事です。
このギアのつながりは、基本的な構成かもしれませんが、よく見ると非常に面白いです。
自動車も、こういう感じでタイヤが
回っているんだよ。
そうなんだ。
こういうおもちゃを、子どもと作るときは、「おもちゃ」の世界で終わりではなく、実社会での話もしてあげましょう。
電車や新幹線も、
モーターやギアがたくさんあるよ。
そうなんだね。
前後の足を針金で組み合わせて、トコトコ走ります。
走らせてみると、結構早いです。
電気の話をしましたが、電圧と電流の話をしてあげても良いかもしれません。
このウサギは、だいぶ前に作成したのでちょっと古びてしまっていますが、また作ろうと思います。
子どもと一緒に楽しめて、原理が分かるタミヤの「楽しい工作シリーズ」は、多くが1000円以下です。
子どもに、どれを作りたいか聞いてみましょう。
どれがいい?
これがいい!
このシリーズは非常に面白く、子どもの教育には最善と思います。
次回は下記リンクです。