前回は「子どもの学力を上げる方法〜日常生活で選ぶこと・「自分で選ぶ」大事さ・「選択の連続」である「それぞれの人生」・向上心から「やる気」へ〜 」の話でした。
「選ぶこと」の大事さ:選択の結果
「選ぶこと」は、人生全てにおいて、大事なことです。
考えてみれば、私たちは毎日「何か選んで」人生を送っています。
今日は、
何を勉強しようかな・・・
今日は、
どんな本を読もうかな・・・
統合医療の先駆者・作家であるディーパック・チョプラは、
今、この瞬間に起きていることは、
全て・・・
全てが、これまでに行ってきた
選択の結果なのです。
このように言っています。
「選ぶこと」は、受験においても、大変重要なことです。
そもそも、「どの学校を受験するか」は、人生を変えるほど大きな選択でしょう。
中学受験では志望校を決定するのは、多くの場合において親である傾向があります。
ここで、親が、
あなたが第一志望とするのは、
A中学かB中学が良いと思うけど・・・
A中学とB中学の
どちらが好き?
このように親が子どもに尋ねて、
A中学が
ちょっと良さそうかな・・・
それでは、
A中学を第一志望にしようか。
このように「子ども自身が志望校決定に加わる」場合もあるでしょう。
「選ぶこと」が人生を変えるほど大きな決定である「志望校決定」。
それに対して、「実際に志望校に合格する」ために、毎日勉強に励む受験生たち。
志望校を選ぶのも
大事だけどさ・・・
合格しないと、
困るから・・・
志望校、特に第一志望校は早めに決定して、一目散に合格を目指す姿勢が良いでしょう。
一題しっかり解く:算数の試験・弾みをつける
実際に「試験で高得点を取る」必要がある受験生たち。
テストで、
良い点取りたい・・・
特に算数においては、「易しそうな問題から解く」のも一つのてです。
あるいは、「自分の得意なカテゴリーの問題を選んで解く」ことが大事です。
この間の模試は、
難しい問題で悩んでいたら・・・
時間が経過してしまって、
焦ったよ・・・
「自分な得意なカテゴリーの問題」が難しい場合もあるので、なかなか難しいです。
そして、算数・数学は、最も「点差がつきやすい」科目です。
算数・数学で、他の受験生を引き離すことができれば、おおむね合格するでしょう。
反対に、算数・数学で他の受験生に「水をあけられる」状況になると、挽回は大変です。
算数は
あまり得意ではなくて・・・
あれって、やっぱり
頭がいい人じゃないと、良い成績とれないんじゃない?
「頭のいい人」「数理センスが高い人」でないと、「高得点が取れない」と思われがちな算数・数学。
大学受験の数学は多少数学のセンスは影響するでしょうが、中学受験の算数はセンス等とは無関係です。
「難しい問題が解ける人」は、「そういう問題が解けるように勉強している」だけであることが多いです。
図形問題など、書いて・描いて理解して、少しずつ着実に学力をつけてゆきましょう。
「大問が4題ある」算数のテストとしましょう。
図形問題・比の問題・旅人算・速さ・てんびん算の問題、様々です。
算数(数学)の試験は、大問1問目が多くの小問に分かれていることがあります。
そういう場合は、計算問題・図形・ニュートン算など様々な分野の問題が並んでいます。
これらの問題は、「できる問題はしっかり」獲得することが大事で、
これは、
ちょっと・・・
「ちょっと上手くいかない」問題は、
この問題は
ちょっと後で・・・
一度は避けて次に進むと良いでしょう。
算数は一つ大きな問題がきちんと解ける(完答する)と、得点が大きいです。
ここで、大きな問題(大問)一題がおおむね完答できると、
よし!
次行こう!
「上手く出来た」という気持ちから、自信ができて調子が良くなる傾向があります。
ところが、最初の問題で手こずってしまうと、
あれっ、
ちょっと分からない・・・
時間が流れてゆくのに焦ってしまい、本来の力量が出せない場合も多くあります。
そして、算数が理科・社会・国語、あるいは英語と比べて「厄介な性質」があります。
あれ?
上手くできない・・・
こう手こずってしまうと、
おかしいな・・・
どうして、上手くゆかないんだろう・・・
気持ちが焦ってしまい、時間ばかり経過することが多いのです。
大学受験の算数(数学)で、ちょっとした勘違いなどで問題で手こずると、
う〜ん、
上手く解けないな・・・
すぐに10分くらい経過してしまいます。
合格する姿勢:日頃から「自分で考えて選ぶ」
このような「試験中のトラブルを避ける」ためには、どうすれば良いでしょう。
「自分にとって解きやすい問題を選ぶ」「易しい問題を選ぶ」のがベストです。
ところが、実際はこれが難しいことです。
易しそうなのに「実際は難しい」こともあります。
あるいは難しそうで、
これは、
難しそう・・・
こう、少したじろきながらも、誘導に従って解いてみたら、
なんだ、見かけばかりで、
簡単だった・・・
実は、なんということはない問題だったり。
受験算数・数学では、学力をあげることと同時に「テストで解く問題をうまく選ぶ」ことも大事です。
その「選ぶ姿勢」が、点数や試験の出来を大きく左右します。
日頃から「自分で考えて選ぶ」姿勢を身につけること。
この姿勢は、中学受験〜大学受験においても大いに役立つでしょう。
次回は上記リンクです。