模試の経験を活かして合格へ〜模試の結果と出来と不出来・模試を活用する姿勢・「本番でない」からOK・「出来なかったところ」を本番前に知る姿勢〜|中学受験

前回は「模試を最大限活用する姿勢〜気になる模試の判定・合不合判定テストの結果・合格判定と試験結果・一喜一憂しすぎない姿勢・合格判定は「一つの指標」・本番に活かす姿勢〜」の話でした。

目次

模試の結果と出来と不出来

種子島(新教育紀行)

今回は、試験・模試を受けている最中の「精神面・心構え」に関する話です。

「前のテストの出来・不出来」は、誰しも気になります。

算数・国語・理科・社会と様々な科目を受けなければならない受験生。

特に、算数は「出来が良いか・悪いか」は、試験を受けた直後で自分でも「なんとなく」分かります。

うまくゆかないと、精神的なダメージがあります。

男子小学生

まずいな・・・
算数が出来が良くない・・・

男子小学生

ちょっと、
調子が悪かった・・・

男子小学生

あの問題で、
手こずってしまい、時間がかかってしまった・・・

算数・数学では、こういう「後悔」がよくあります。

場合によっては後に引いてしまい、他の科目にまで影響が及びます。

模試を活用する姿勢:「本番でない」からOK

新教育紀行
武蔵中学・高校内のすすぎ川(新教育紀行)

ここで、模試に対して良い姿勢をご紹介します。

男子小学生

あまり出来が
良くないな・・・

このように「思ったより良くない」と感じても、

男子小学生

本番で
ないからいいや!

このようにポジティブに考えましょう。

むしろ、

女子小学生

本番でなくて
良かった!

このように「良かった」と気持ちを切り替えましょう。

もし前のテストが気になっても、

女子小学生

他の科目は別で
頑張ろう!

女子小学生

ここで
上手く出来るんだ!

強い気持ちを持つようにしましょう。

「出来なかったところ」を本番前に知る姿勢

プロ野球 イチロー選手(Wikipedia)

テストは「机上の戦い」で、スポーツ同様に精神的強さ・弱さは結果に影響します。

イチロー

自分にコントロール出来ることと
出来ないことに分ける。

イチロー

自分で制御できないことに
関心を持たないことです。

イチロー選手が言っている様に、「過ぎてしまったこと」は「コントロールできないこと」です。

イチローの考え方から、受験を乗り切る話を上記リンクでご紹介しています。

しょげる気持ちは誰しもありますが、「悩んでも結果は変わらない」ことです。

少しくらい上手く行かない科目があってもめげないで、良くない出来が予想されても、

女子小学生

あの問題、
全然出来なかったけど・・・

女子小学生

私の出来ないところを、
本番前に教えてくれて有難う!

このように「本番で出来れば良い」と考えましょう。

大事なことは「本番でよく出来る」ことです。

模試の判定には「本番の結果と、ある程度の相関性」があるのは現実です。

ところが、「本番の結果と模試の結果が同じ」になることは、100%ありません。

男子小学生

本番直前の模試が
全然ダメで、判定が悪かった・・・

このように「判定が悪かった」方が、

男子小学生

でも、
合格出来た!

上手く合格できたという方が必ず毎年います。

また、

女子小学生

模試の成績は大体良くて、
ほぼ合格率80%以上(A判定)だった!

「判定はバッチリ」という方が、

女子小学生

なぜか、本番の調子が良くなくて、
本試験で失敗してしまった・・・

上手くいかなかった方も必ず毎年いらっしゃいます。

受験勉強の目的

・志望校に合格できる学力を身につけること

・模試の判定や偏差値を上げることではない

大事なことは、「志望校に合格できる学力を身につけること」です。

そして、受験勉強の目的は「模試の判定や偏差値を上げることではない」ではありません。

これは「言われたら当然のこと」ですが、意外と気づかないこともあります。

「模試の判定・偏差値は一つの指標」と考えて、本試験での合格に向けて学びましょう。

そして、模試を活用して「本番の良い練習」+「本番に向けて学力アップ」になるようにしましょう。

次回は上記リンクです。

新教育紀行

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