前回は「文章題の読み方・解き方〜条件を整理して未知数を設定・倍数を考える・「整数であること」を活かす・約数を考える・問題6解法A〜」の話でした。
問題 6(再掲載)
整数問題のポイント:約数と倍数を同時に考える
今回は、前回と少し異なる解法Bをご紹介します。
全校生徒が「31と21の倍数」までは、解法Aと同じです。
そして、全校生徒は6学年です。
そこで、全校生徒数は「6の倍数でなければならない」ことがわかります。
31と21と6の倍数を
考えればいいんだね!
「31,21,6の倍数」とわかると、考えやすくなります。
6学年あり「人数が等しい4学年」があるので、
全体は6(学年)の
倍数になりそうだね!
私の小学校の人数を
イメージしたら分かりやすいね!
このように、具体的に「何の倍数になるか」を考えてみることは効果的です。
この問題で「42人と24人」に分かれていますが、両方「6の倍数であること」はヒントになっています。
もしこの条件が「他の学年より1年生は45人、2年生は21人多いです。」であった場合も考えてみましょう。
45も21も6の倍数ではないですが、「足した66は6の倍数」です。
少し気付きにくいので、難易度が上がります。
整数問題必勝法:約数・倍数に着目
1.「整数だ」とすぐに気づく
→(実数もありえる)①など未知数をすぐに置かない
2. 約数や倍数に着目
→31などの「約数がない整数(素数)」が出てきたら、着目
3. 全体像を考え、全体的を考える
→この場合は「各学年の人数」ではなく「全学年の人数」を考えます。
このように「人数」や問題5の「試合数」ががあったら、下記を考えしょう。
約数・倍数を押さえれば、整数問題は比較的容易に解けます。
整数問題って、
難しい印象があるけど・・・
少し
分かった気がする・・・
色々なことを
具体的に考えることが大事だね!
基本をしっかり考えるようにして、整数問題に自信持てるようになりましょう。
次回は下記リンクです。