文章題の内容を具体的にイメージして学力アップ〜比が出てきたら未知数設定・簡単な絵やメモを書く・「分かっていること」を表現・木を見て森も見る・問題 7(2)解法〜|中学受験・奇数と偶数3

前回は「文章題を得意になる学び方〜大まかな数を押さえる・倍数と素数・対象を絞る・奇数か偶数か全体を見て和を考える・意識して「全体を見る」こと・問題 7(1)解法〜」の話でした。

目次

問題 7(再掲載)

New Educational Voyage
奇数と偶数の問題(新教育紀行)

比が出てきたら未知数設定

今回は(2)の解法です。

まずは整数問題では、全体を見て対象を絞ることが大事です。

9箱「必要」ということは9箱目は満杯になるかは不明なので、1〜60個です。

そこで、総数の範囲が分かります。

前回「未知数を置かずに」と書きましたが、「個数を足して・・・」と比が出てきました。

今回は、未知数を設定しましょう。

この時、元の個数・追加する個数それぞれ設定して、比を取ります。

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ここで、「足した数」として、それぞれの3つ分になるのはポイントです。

慌てて3つ分を1つにしないように、こういう時は、

男子小学生

りんご、みかん、
かきがあって・・

簡単な絵を描いたり、イメージすることが大事です。

女子小学生

急いでいると、
うっかり3種類分ではなく1種類分と勘違いしそう・・・

簡単な絵やメモを書く:「分かっていること」を表現

簡単な絵をメモ書きして、「それぞれに足す」イメージをきちんと持つとミスがなくなります。

特に、記述式の場合、そういう絵や「思考の過程」は書いておく方が良いでしょう。

ちょっとした勘違いをしてしまっても、

男子小学生

ここまでは、
わかっているよ!

このように「分かっていること」を表現することが、試験では非常に大事です。

記述問題で「分かっていることをうまく表現」する話を上記リンクでご紹介しています。

それぞれに足した数が、比の計算から求まり、足した後のりんご・みかん・かきの個数が求まります。

ここからは「全体を見る」ように考えてみましょう。

11,12,15という数字が出てきて「それぞれが11,12,15の倍数」です。

「それぞれ」だけではなく、全体を見てみましょう。

女子小学生

「和をとって考える」話
と同じ!

「総数は11+12+15=38の倍数」です。

38も比較的特殊な数で、38=2×19ですが、19は約数のない数(素数)です。

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2パターンに絞り込めました。

ここからは(1)と同様に「奇数か偶数か」が大事です。

足した後のりんご、みかん、かきが「全て偶数」ですから、下記のようになります。

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整数と比の複合問題攻略法:木を見て森も見る

新教育紀行
樹木と空(新教育紀行)

問題6と同様に、整数問題は約数や倍数は大事なポイントですが、「全体を見る」ことが大事なポイントです。

「木を見て、森も見る」考え方が良いでしょう。

これで多くの整数問題に対応でき、きちんと解くことができるでしょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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