自分が「合格できる」とイメージする大事さ〜身近な人の合格・身近な人の成功・「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」が出来たこと・合格体験記の参考例・具体的なイメージ喚起〜|中学受験

前回は「リアルにイメージ志望校合格へ〜「いつから」より大事なこと〜」の話でした。

目次

自分が「合格できる」とイメージする大事さ:身近な人の合格

武蔵中学・高校のヤギたち(新教育紀行)

志望校の学園祭などに行った時のことを思い出すのは、良いでしょう。

校内で子どもと一緒に撮影した写真を、子どもに見せるのも効果的でしょう。

志望校のことをイメージしながら学習に励んだり、過去問に取り組むことは効果大だと思います。

メディアなどで「どうしたら東大に合格できるか」などが出ています。

こうした記事の是非は別として、「良い大学へ合格するメソッド」が多数話題になります。

親の立場からすると、

どんな
教育をしたのだろう?

という話に興味がゆき、書籍などにおいても、そういう話が多いです。

難関校合格で家族や兄弟・姉妹などで合格が続くことが多いのは、家庭環境や教育にもよるでしょう。

お兄ちゃんがある学校に合格できた時、「勉強の仕方・コツ」を身につけていることがあります。

すると、弟・妹に、

ここはさ、
こういう風に考えると出来るようになるよ!

と教えてあげると、

あっ!そうかあ!
さすが、お兄ちゃん!

と「お兄ちゃん・お姉ちゃんから学べる」ことがたくさんあります。

そして、「お兄ちゃん・お姉ちゃん」が中学・高校で忙しい時があっても、身近にいる存在です。

そこで、

ねえねえ・・・
ここは、どう考えたらいいかな?

ああ、これな!
僕も苦労したけど、こう考えるんだよ!

そっかあ・・・
よく分かるようになった!

比較的近い過去に「同じような苦労をした」方が、「身近で教えてくれる」のは大きな利点です。

最も大事なことは、

お兄ちゃん(お姉ちゃん)が、
できたのだから・・・

僕にも
できるはず!

私にも
できるはず!

と思えることです。

身近な人の成功:「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」が出来たこと

武蔵中学・高校の「すすぎ川」(新教育紀行)

このように、「お兄ちゃん・お姉ちゃんから教わる」ことも大事ですが、最重要なのはイメージです。

「お兄ちゃん・お姉ちゃんが出来たこと」は「自分でもできそう」な気がします。

身近な人が成功すると、困難なことでも

僕にも
出来そう!

私にも
出来るかも!

と思えますし、「そう思う」ことが大事です。

知らない人や遠くの人は、

どんな人
なのかなあ・・・

ちょっと
よく分からない・・・

イメージ湧かないことがあり、よく分かりません。

身近な「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」が出来ることは、

〜兄ちゃんができたから、
なんだか僕にも出来そうだ!

と思えるものです。

兄弟・姉妹などの上の子が受験に成功していれば、

お兄ちゃんが合格したから、
僕にも出来るはず!

となります。

この「イメージすること」「出来ると思うこと」は、とても大事です。

合格体験記の参考例:具体的なイメージ喚起

武蔵中学・高校のかつての校舎(新教育紀行)

合格するためには、勉強のノウハウ・コツなども多少影響するでしょう。

良い問題集などを「身近な人から教えてもらう」ことも合格につながるかもしれません。

兄弟・姉妹などの近親者の子どもの場合、基本的に思考性が似ています。

「上の子が上手く合格した考え方」が、続く下の子にも有効であることが多いです。

でも、私たちの身近に、
〜中学に合格した方がいなくて・・・

そういう場合は、合格体験記に出てきている子の話を参考にしましょう。

そして、

この子ができたのだから、
僕にもできる!

と思うことが大事です。

子どもが、自分でこういうイメージを持つことは難しいかもしれません。

その場合、親が、

あの子(知っている子)も合格できたのだから、
あなたも出来る!

と話しましょう。

子どもの成績が伸び悩んでいたら、「似たような経験の合格者の例」が良いかもしれません。

例えば、「直前期に成績伸びました」と合格体験記で書いている子を探してきましょう。

この子(合格体験記の子)も、
直前期に成績が伸びたと書いているから・・・

あなたも
伸びるよ!

と励ましてあげるのが良いでしょう。

合格体験記は「その勉強法」などは参考にしつつ、最も大事なことは「イメージを喚起する」ことです。

受験前に学校の校内や校庭に入る機会があったら、一番良いです。

「志望校の校庭で、自分が友達と遊んでいる」イメージを子どもに抱いてもらいましょう。

あの校庭で、僕も
新しい友達と遊びたいな!

そして、勉強に励んでもらいましょう。

合格へ向かう姿勢

・「お兄ちゃん・お姉ちゃんが出来た」から「自分にも出来るはず」と思う

・身近な方に「近い過去の合格者」が不在の時は、合格体験記でイメージ喚起

子どもは「自分が志望する学校へ登校する姿をイメージする」と、

電車に乗って、〜駅で降りて、
〜中学に歩いてゆくのが楽しみ!

ますます勉強に励んで、合格へ近づいていくでしょう。

「具体的イメージを抱く」ことは合格への最短の近道であるのです。

新教育紀行

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