前回は「記述問題のコツ・解き方〜記述式問題に対する自信・何を書けば良いのか・「分かっていること」を表現・自分のメモを大事に・メモ・走り書きでも「書いてみる」姿勢・登場人物になりきってみる〜」の話でした。
受験生が不安な気持ちになる時：「頑張れ！」ではない励まし方
Dさんの親からご質問を頂きました。
直前期に入って、娘が精神的に少しナーバスになっています。
第一志望校の合格判定は、比較的安定して良い成績で80%を頂くことも多いです。
最近、時々体調不良を訴えるようになりました。
最近受けた模試においても試験中に気分が少し悪くなったようです。
模試の際はなんとか乗り切ったようですが、本番でどうなるか不安もあります。
どのように対処すれば良いとお考えでしょうか。
ご質問頂き、有難う御座います。
受験期間は誰しも緊張し、時には気が滅入るものです。
男子小学生僕は全然
平気だよ！
このようにポジティブに頑張れる受験生は少ないです。
まず、子ども本人の成績が安定して良いのは極めて良い状況です。
そのことに大きな自信を持つように子どもにお話しされるのが第一かと思います。
本人の性格にもよりますが、
受験生の母親とにかく、
頑張って！
受験生の母親もう少し
頑張ろう！
という「頑張って」の連呼は、子どもにとってはあまり聞きたくない言葉かもしれません。
女子小学生もう、すでに
私頑張っているんだけど・・・
中学受験に限らず、ほとんどの受験生は「すでに頑張っている」のです。
子どもを上手く褒める話を、上記リンクでご紹介しています。
その中、
男子小学生頑張っているのに、
成績が上がらない・・・
女子小学生何を、どこまでやれば
良いのか不安・・・
このように、日々不安とプレッシャーを感じ続けているのが受験生たちです。
大きな不安への立ち向い方と対処方法
大人になると
受験生の父親懐かしいな・・・
こう感じられる、あの机と椅子がリズム良くきちんと並んだ教室の光景。
この机と椅子に座って、受験生たちは「机の上で戦う」ことになります。
「戦う」以上勝ち負けが出る試験・模試では、
塾講師あなたの偏差値は
56です。
受験生には、点数と偏差値という数字で「明確な結果」が出ます。
「戦い」において得点などが数字で表されない場合、
日本人この戦いは、どちらの
勝ちだろうか・・・
「勝負の判定」が難しいことがあります。
ところが、受験生では「成績・偏差値という数字」によって判定が下るので、
男子中学生今回のテストは
出来が悪かった・・・
成績が良い・悪いが「極めて明確に分かる」のが受験生たちです。
これは「非常に大きな精神的プレッシャー」であり、「大人も辛い状況」でしょう。
その中、精神的に幼い小学生が、試験に立ち向かっているのが「中学受験の実態」です。
大きな不安を毎日感じている受験生たちにとって、「不安への立ち向い方」も大事でしょう。
今回のDさんの場合を考えてみましょう。
成績が良く、模試の際は「気分が悪くなっても乗り切った」のです。
おそらく、真面目で一生懸命なお子様かと思います。
Dさんは、すでに「精一杯頑張っている」状況でしょう。
そこで、
受験生の母親もっと
頑張って！
このように親や先生に「激励」されても、
女子小学生これ以上頑張るのは、
無理・・・
このように悲観的に思ってしまう可能性があります。
まずは「出来ているところ」「良いところ」を肯定してあげましょう。
成績が安定して良い位置にいることは、大変素晴らしいことです。
受験生の母親Dちゃんは、いつも
算数が良い成績じゃない！
時々良い成績ではなく、「いつも」という言葉で「安定している」ことを強調するのがポイントです。
Dさんが「なかなか出来ないこと」をが「すでに達成している」ことを褒めてあげると良いでしょう。
女子小学生そっか、算数は
結構出来て居るかも・・・
試験当日への不安な気持ち：「出来ている」ことに目を向ける
受験生の母親Dちゃんは、総合点が
だいたい良い成績じゃない！
受験生の母親一科目がちょっと出来が悪くても、
全体ができれば大丈夫だよ！
このように「頑張れ！」ではなく、「大丈夫！」と思える励まし方が大事です。
試験のことで頭が一杯なDさんは、自分が成し遂げていることに自信を持つようになるかと思います。
順当に受験期間を過ごせれば、第一志望校に合格されることは「ほぼ間違いない」です。
勉強しながら「来年に学校に通っている・楽しいイメージ」をお話ししましょう。
親子一緒に、そういう気分になってみるのも良いでしょう。
テンションが下がる時は、「志望校に合格した後」をイメージする話を上記リンクでご紹介しています。
Dさんは、
女子小学生入試当日に具合が
悪くなったらどうしよう・・・
心配してているかもしれません。
あまりにナーバスになることは良くないことです。
女子小学生体調が、
悪くなったらどうしよう・・・
こう「当日の体調」を不安に感じる子どもには、このようにお話ししてはいかがでしょうか。
まずは、
受験生の母親それは
大丈夫！
そして、
受験生の母親万が一、
当日具合が悪くなったとしても・・・
受験生の母親模試の時に乗り切ったのだから、
当日も大丈夫よ！
体調などの心配事は、大体の場合大丈夫であることが多いです。
受験生の母親大丈夫だから、
安心して。
子どもに話しかけてあげて、心安らかに当日まで過ごされると良いと思います。
受験生の皆さんが、第一志望校に合格されることを心より願っております。
次回は上記リンクです。
