受かる子の考え方・姿勢・合格への気持ち〜ヘミングウェイ「持てる力を考えて、自信を持とう!」・合格判定と不安な気持ち・合格最低点を上回れば合格〜|中学受験・高校受験・大学受験

前回は「ポジティブな気持ち・考え方・不安な時〜英国の救世主・チャーチル・猛烈なドイツ軍の勢い・「チャンスを見出す」〜」でした。

目次

合格判定と不安な気持ち

新教育紀行
空と雲(新教育紀行)

受験生は、受験後半期から直前期になってゆくと、誰しも不安になります。

女子小学生

このままで、
合格できるのかな・・・

焦らずに、健康に過ごして当日を迎えるようにしましょう。

際立った学力・成績を持っている方は、

男子小学生A

このまま行けば、
志望校合格できるはずだ!

このような方も、いらっしゃるでしょう。

例えば、受験期の模試で「常に上位のA判定」のみの方は、ほぼ合格できるでしょう。

そうした際立った成績を持っている方でも、

男子小学生A

当日、いつも通り
算数が解けるかな・・・

「多少は不安」という方もいるでしょう。

「際立った成績」を持っていて「確固たる自信」を持っている方は非常に少数です。

実際には、そういう方は全体の3%ほどでしょう。

圧倒的大多数である97%程の受験生は、

男子小学生B

僕は
大丈夫なのかな・・・

不安に感じてしまうのですが、「不安になるのが当然」くらいな気持ちでも良いでしょう。

大多数、大抵の中学受験・高校受験・大学受験を控える本人・親は、皆不安です。

中学受験の時、僕も不安な97%の方にいて、

小学生の筆者

果たして、
このまま当日迎えて大丈夫だろうか?

日々不安に感じていたものです。

もう30年以上前のことですが、当時の気持ちはなんとなく覚えているものです。

勉強すればするほど、今度は

小学生の筆者

あれも
出来てない・・・

小学生の筆者

これも
覚えなければ・・・

このように、「分かってない部分が沢山ある」中、焦ってしまう気持ちになりがちです。

合格最低点を上回れば合格

新教育紀行
太さが一様ではない棒・重さがある棒:つり合い(新教育紀行)
女子小学生

あっ、
ここちょっと不安だな・・・

特に直前期の時期になると、「不安な科目・分野」が気になります。

すると、

女子小学生

そういえば、
ここもちょっと万全じゃない気がする・・・

このように、勉強が進むにつれて、「自分がわかっていない分野」が明確になる傾向があります。

それは、「自分の学力が上がったこと」の証拠でもあります。

男子小学生

自分が出来るようになったから、
「分からない」ところが「明確になる」ってこと?

勉強してゆき、自分がどんどん理解が進むと「全体像が見えてくる」ようになります。

「全体像が見えてくる」からこそ、「自分が分かっていない部分」が浮き彫りになる傾向があります。

男子小学生

確かに、
言われてみれば、そうかもね!

ここで、少し落ち着いて考えてみましょう。

模試も当日の試験も、出された試験問題を全部できる必要はもちろんないのです。

概ね70%程度を「しっかりと得点できれば合格できる」はずなのです。

そこで、「自分が出来ていない」ことも適度に勉強しながら、「出来ている」ことも固めましょう。

当日に自分が出来る問題がちゃんと出来て、「合計点が志望校の合格最低点を上回れば良い」のです。

女子小学生

確かに
そうかも・・・

持っている自分の学力を信じて、直前期にもう少し学力あげてみましょう。

ヘミングウェイ「持てる力を考えて、自信を持とう!」

作家 アーネスト・ヘミングウェイ(Wikipedia)

偉大な作家・詩人のアーネスト・ヘミングウェイは下記のような言葉を残しています。

ヘミングウェイ

今は”ないもの”について
考えるときではない。

ヘミングウェイ

 ”今あるもの”で、何ができるか
考える時である。

アーネスト・ヘミングウェイの言葉

今は”ないもの”について考えるときではない。

 ”今あるもの”で、何ができるか考える時である。

「ないもの=まだ自信がいまひとつ持てない分野」ばかり考える前に、大事なこと。

それは「あるもの=すでにある程度出来て、自信がある科目・分野」を大事にする気持ちです。

「あるもの=すでにある程度できて、自信がある科目・分野」を肯定し、自信持ちましょう。

算数のある分野が得意でしたら、

男子小学生

僕は、
ここは大丈夫!

「得意な部分を考える」ようにしましょう。

社会の歴史か地理のどちらか得意でしたら、

女子小学生

私は、歴史は
大丈夫だから・・・

女子小学生

地理を、
もう少しやってみよう!

筆者が中学受験生の時、社会で歴史は大得意でしたが、地理は全然良くなくて、

小学生の筆者

このままでは、
まずい・・・

地理が好きでなく、成績も良くなかったので焦りました。

特に直前期は、地理に対して、

小学生の筆者

得意にはなるのは無理でも、
合格するためのラインは下回らないように・・・

少しずつ、そして一生懸命に頑張りました。

小学生の筆者

地理ではギリギリのラインで良いから、
得意な歴史で大きく挽回しよう!

「ギリギリでも良いから出来るだけやろう」と考えたのです。

大抵の方は、「何かの科目・分野」が得意な部分があるでしょう。

その「出来ている・得意な分野」を大事にして、「不得意分野・科目」を補強してゆきましょう。

大事なことは、本番で「出来ている・得意な分野」をしっかりと得点することです。

そして、「出来てないかも知れない不安な分野」に対しては、

女子小学生

ここ、ちょっと苦手だけど、
周りの人から大きく出遅れないくらいには頑張ろう!

「全部出来る!」という人は、毎年いらっしゃいますが極めて少数です。

ヘミングウェイの言う通り、「あるもの=出来ていること」をしっかりと考えて自信持ちましょう。

現在自分の持てる力を信じて、合格向けてもう少し突き進んでみましょう。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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