前回は「ポジティブな気持ち・考え方・不安な時〜英国の救世主・チャーチル・猛烈なドイツ軍の勢い・「チャンスを見出す」〜」でした。
合格判定と不安な気持ち
受験生は、受験後半期から直前期になってゆくと、誰しも不安になります。
このままで、
合格できるのかな・・・
焦らずに、健康に過ごして当日を迎えるようにしましょう。
際立った学力・成績を持っている方は、
このまま行けば、
志望校合格できるはずだ!
このような方も、いらっしゃるでしょう。
例えば、受験期の模試で「常に上位のA判定」のみの方は、ほぼ合格できるでしょう。
そうした際立った成績を持っている方でも、
当日、いつも通り
算数が解けるかな・・・
「多少は不安」という方もいるでしょう。
「際立った成績」を持っていて「確固たる自信」を持っている方は非常に少数です。
実際には、そういう方は全体の3%ほどでしょう。
圧倒的大多数である97%程の受験生は、
僕は
大丈夫なのかな・・・
不安に感じてしまうのですが、「不安になるのが当然」くらいな気持ちでも良いでしょう。
大多数、大抵の中学受験・高校受験・大学受験を控える本人・親は、皆不安です。
中学受験の時、僕も不安な97%の方にいて、
果たして、
このまま当日迎えて大丈夫だろうか?
日々不安に感じていたものです。
もう30年以上前のことですが、当時の気持ちはなんとなく覚えているものです。
勉強すればするほど、今度は
あれも
出来てない・・・
これも
覚えなければ・・・
このように、「分かってない部分が沢山ある」中、焦ってしまう気持ちになりがちです。
合格最低点を上回れば合格
あっ、
ここちょっと不安だな・・・
特に直前期の時期になると、「不安な科目・分野」が気になります。
すると、
そういえば、
ここもちょっと万全じゃない気がする・・・
このように、勉強が進むにつれて、「自分がわかっていない分野」が明確になる傾向があります。
それは、「自分の学力が上がったこと」の証拠でもあります。
自分が出来るようになったから、
「分からない」ところが「明確になる」ってこと?
勉強してゆき、自分がどんどん理解が進むと「全体像が見えてくる」ようになります。
「全体像が見えてくる」からこそ、「自分が分かっていない部分」が浮き彫りになる傾向があります。
確かに、
言われてみれば、そうかもね!
ここで、少し落ち着いて考えてみましょう。
模試も当日の試験も、出された試験問題を全部できる必要はもちろんないのです。
概ね70%程度を「しっかりと得点できれば合格できる」はずなのです。
そこで、「自分が出来ていない」ことも適度に勉強しながら、「出来ている」ことも固めましょう。
当日に自分が出来る問題がちゃんと出来て、「合計点が志望校の合格最低点を上回れば良い」のです。
確かに
そうかも・・・
持っている自分の学力を信じて、直前期にもう少し学力あげてみましょう。
ヘミングウェイ「持てる力を考えて、自信を持とう!」
偉大な作家・詩人のアーネスト・ヘミングウェイは下記のような言葉を残しています。
今は”ないもの”について
考えるときではない。
”今あるもの”で、何ができるか
考える時である。
今は”ないもの”について考えるときではない。
”今あるもの”で、何ができるか考える時である。
「ないもの=まだ自信がいまひとつ持てない分野」ばかり考える前に、大事なこと。
それは「あるもの=すでにある程度出来て、自信がある科目・分野」を大事にする気持ちです。
「あるもの=すでにある程度できて、自信がある科目・分野」を肯定し、自信持ちましょう。
算数のある分野が得意でしたら、
僕は、
ここは大丈夫!
「得意な部分を考える」ようにしましょう。
社会の歴史か地理のどちらか得意でしたら、
私は、歴史は
大丈夫だから・・・
地理を、
もう少しやってみよう!
筆者が中学受験生の時、社会で歴史は大得意でしたが、地理は全然良くなくて、
このままでは、
まずい・・・
地理が好きでなく、成績も良くなかったので焦りました。
特に直前期は、地理に対して、
得意にはなるのは無理でも、
合格するためのラインは下回らないように・・・
少しずつ、そして一生懸命に頑張りました。
地理ではギリギリのラインで良いから、
得意な歴史で大きく挽回しよう!
「ギリギリでも良いから出来るだけやろう」と考えたのです。
大抵の方は、「何かの科目・分野」が得意な部分があるでしょう。
その「出来ている・得意な分野」を大事にして、「不得意分野・科目」を補強してゆきましょう。
大事なことは、本番で「出来ている・得意な分野」をしっかりと得点することです。
そして、「出来てないかも知れない不安な分野」に対しては、
ここ、ちょっと苦手だけど、
周りの人から大きく出遅れないくらいには頑張ろう!
「全部出来る!」という人は、毎年いらっしゃいますが極めて少数です。
ヘミングウェイの言う通り、「あるもの=出来ていること」をしっかりと考えて自信持ちましょう。
現在自分の持てる力を信じて、合格向けてもう少し突き進んでみましょう。
次回は下記リンクです。