前回は「ゴムの動力を理解する知育玩具1〜ゴム動力とモーター動力の違い・身の回りのゴム製品・ゴムが伸びて戻る力=復元力〜」の話でした。
動くおもちゃの心臓部・ギアを作成:自動車や飛行機で大事なタイヤ

タミヤなどの工作シリーズは、モーターで動く「電動タイプ」が多いです。
今回は、輪ゴムによる「ゴム動力」の車を作ることにしました。

輪ゴムの動力の
車って、作ったことないね・・・



輪ゴムは一本ずつ使って、
何かをまとめたりするのに使うけど・・・



動力になるとは、
思わなかった・・・
日常生活で、輪ゴムは頻繁に登場します。


自動車のタイヤは、ゴムから出来ています。


飛行機のタイヤなども、ゴムから製造されていて、ゴムは日常生活に不可欠です。



飛行機が着陸する時、
ドンって音がするけど・・・



飛行機の着陸する時の
衝撃って凄そうだね・・・



すごい重さがあるから、
飛行機のタイヤは強いんだね!
このように「日常生活に不可欠」のゴムですが、タイヤなど「衝撃を弱める」部分の印象が強いです。



タイヤとかには、
とても役立つけど・・・



ゴムで車が
動くのかな・・・


前回から、タミヤの「ゴム動力3輪カー」の作成を続けます。


四本のロッド(鉄の棒)を差し込んで、それぞれにギアをつけてゆきます。
このギアの部分は、どんな車など「動くもの・おもちゃ」でも心臓部になります。
この「ギアの部分」を間違えて作成してしまうと、「上手く動かない」ので丁寧に作成します。
ギアの前後を間違えて作成してしまい、直した時の話を上記リンクでご紹介しています。



ここに、
このギアを置いて・・・



次は、このギアで
良いのかな・・・



そうだね、
そこに青のギアを置けば良いね。


ギアは前後に複雑に組み合わさることが多いので、前後・上下関係をきちんと作成するのが大事です。
見る角度で変化する工作と算数:途中でギアを回して確認


少しずつ、ギアを作成してゆき、オレンジと青のギアが二つ組み合わさりました。
作成している子どもが、まだ小さいので、少し丁寧に作成しています。





次は、
青色のギアだね・・・


同じロッドに、二重にギアがついているので、なかなか複雑な構成です。



そこは難しいから、
説明書をよく見てね・・・



ちゃんと
見ているよ!



ギアをつける向きを説明書
通りにしてね。



大丈夫!
ちゃんと出来る!
小さな子どもはムキになってしまいますが、制作する際は「説明書と同じ向き」が大事です。


木製ブロックを組み立てた算数の問題があり、問題によっては難問にもなります。
こういう「立体図形」は「見る向き・角度によって大きく変わる」のがポイントです。
木製ブロックに関する話を、上記リンクでご紹介しています。


このギアボックスでは、青色のギアが主役のようで、青色のギアが四つあります。



ちょっと
ギアを回してみたら・・・
ギアを作る時は、「説明書通りに作る」だけでなく、



ここを回すと、
色々とギアが回るね!
途中で回して「連動している」ことを確認すると良いでしょう。
「連動している」ことが大事であり、後で「上手く動かない」状況になるのを防ぐことが出来ます。
また、ギアを作ってしまうと、透明なパーツで閉じても「ギアの構成が分かりにくい」状況になります。
そのため、ギアの作成プロセスにおいて、ギアの動きを確認すると、良い学びになります。


大きなパーツと小さなパーツに、上手くギアが装着されました。



ちゃんと動くから、
大丈夫!


双方のパーツを組み合わせると、ギアが噛んだ状態になりました。



ちょっと
ギアを回してみて・・・



うん、ちゃんと
ギアが動くよ!
六個のギアが噛み合わさって、ギアボックスが完成しました。





これで、ギアが
出来たね!
ギアボックスが完成して、このおもちゃの最も大事な部分が無事完成しました。
次回も引き続き、ゴム動力3輪カーの作成を続けたいと思います。