中学受験の是非と「正しい」小学生の教育〜中学受験と「どのタイミングで受験?」・いつ「のびのび過ごす」か〜|子どもの教育と中学受験2

前回は「自分が通う中学校がベスト〜中学受験の結果と子どもの未来・「頑張った人生」を肯定的に〜」の話でした。

目次

中学受験の是非と「正しい」小学生の教育

新教育紀行
公園の樹木と太陽(新教育紀行)

2025年1月から関西や九州などから始まり、2月に首都圏で本格化した中学受験。

その中学受験という名の「子どもたちの戦い」が、概ね終了を迎えました。

男子小学生

ここ一年は、
とっても大変だった・・・

女子小学生

人生一番の
大勝負だった・・・

「中学受験は、親次第」という言葉がありますが、なんといっても「当事者が一番大変」です。

小学生ながら猛勉強を続け、試験当日を迎えた子どもたちは、大変な思いをしたと思われます。

中学受験の合否が様々話題になる中、

日本人A

やはり、中学受験のように
小学生に無理な勉強をさせるのは・・・

日本人A

これは、小学生の教育上、
良くないことではないのか・・・

「中学受験は良くないのでは」という声が出てきます。

中には、

日本人B

今の時代に、
中学受験は必要ない・・・

日本人B

中学受験を一生懸命やる
親も問題だろう・・・

一般的に、「中学受験をする、しない」を決めるのは、本人よりも親である傾向があります。

この観点から考えれば、

日本人B

子ども本人が
望まない猛勉強させて、どうする?

「本人が望まない」猛勉強への是非が問われることもあるでしょう。

この「受験生本人が望んでいるかどうか」は、中学受験のプロセスにおいて、

受験生の母親

〜ちゃん、
大変だけど、中学受験、本当にする?

受験生の母親

無理だったら、
しなくても良いのよ・・・

このように「親が子どもに最終的な気持ちを確認」する場合もあり、

女子小学生

ここまで、
頑張ったからやる!

「子ども本人の決断」によって、「中学受験する」ことを最終決定する場合もあるでしょう。

この場合は「子どもの自主性」となりますが、「きっかけ」は親が作っている可能性が高いです。

日本人B

知識は、コンピューター
というよりもAIが全て答えてくれる・・・

日本人B

単なる丸暗記ばかりの受験を、
小さい頃からやってどうする?

「AIによって、小さな頃から知識ばかり強要する学びは無用」という考えもあります。

ここで、中学受験の是非と「正しい」小学生の教育の議論が交わされますが、

男子小学生

小学生が、
一生懸命勉強するのはダメなの?

「一生懸命勉強して頑張っている」小学生にとっては、不思議に見えるかもしれません。

いずれにしても、筆者は「中学受験も小学校の教育」も各家庭・親の考え方次第と考えます。

この視点から考えると、小学生の教育に関しては「正しい答えは存在しない」と考えます。

中学受験と「どのタイミングで受験?」:いつ「のびのび過ごす」か

New Educational Voyage
2024年度 武蔵中学高校・麻布中学高校・栄光中学高校 文化祭(新教育紀行)

中学受験する人も、しない人も、「いつかは受験する必要がある」人が多いです。

中には、小学校受験の後、

男子小学生

僕は、小学校に入ってから、
大学まで受験しなくて良いみたいだけど・・・

「小学校→中学校→高校→大学」と「全自動エスカレーター」型の進学をする方もいらっしゃいます。

ただし、日本においては、「全自動エスカレーター」型進学の人は、少数派です。

そこで、「中学受験しない」人たちは、

男子中学生

僕は中学受験しなかったから、
高校受験を頑張ろう!

女子中学生

小学校をのびのび
過ごした分、高校受験で!

基本的に「義務教育を超える高校以上に進学する」ならば、高校受験をする必要があります。

あるいは、残念ながら「中学受験が上手く行かなかった」人は、

男子小学生

中学受験が上手くいかなかった
から、高校受験かな・・・

女子小学生

また、受験するのは、
ちょっと大変だけど・・・

「また受験」という人もいらっしゃり、とても大変です。

多くの場合、「中学受験をする、しない」は「中学受験か高校受験か」という議論にもなります。

両方する人もいらっしゃいますが、基本的に「中学か高校は受験が必要」な人が多いです。

「いつかはしなければならない受験」を「どのタイミングで受験するのか」となります。

この「中学受験か高校受験か」は、

日本人B

高校受験の中学生は、
大いに勉強すればよし!

日本人B

小学生は、勉強以外に
他にもっとやるべきことがある・・・

「高校受験で良いのでは」という議論もあります。

女子小学生

でも、私が目指している
学校は、高校受験ないし・・・

例えば、首都圏の中学・高校では、「高校受験がない」学校も多いので、

女子小学生

私がゆきたい学校に
通学するには、中学受験するしかない・・・

「中学受験するしかない」人もいます。

この「中学受験するしかない」に対しては、中学受験反対派の人は、

日本人B

学校は一つじゃないんだから、
他でいいじゃん・・・

「他の学校にすれば良い」という回答がありそうです。

いずれにしても、この「中学受験か高校受験か」は「個人の考え方」による傾向があります。

男子小学生

中学受験して、K中学行くから、
高校受験はしなくて良いんだ!

女子小学生

M中学に行くから、
中学はのびのび出来る!

中学受験して小学校で苦労した人は、「高校受験をしなくても良い」場合が多いです。

この時、「中高一貫の六年間のうち、前半は比較的のびのび」となります。

結局、中学受験するかしないかは「小学校と中学校の、どちらでのびのびするか」と同等とも言えます。

この視点から考えれば、「どちらの選択肢もありうる」のが結論であり、

受験生の母親

うちの子には、
J中学行かせたいかな・・・

女子小学生

私、J中学・高校に行きたいから、
頑張る!

小学生の間に頑張って、「中学のびのび」でも良いと考えます。

最終的には、「どのタイミングで、のびのびを選ぶか?」が、親であり本人です。

中学受験して中高一貫校に進む方は、

男子小学生

今はちょっと大変だけど、
中学生は、のびのびしよう!

女子小学生

中学生の間は、
好きなことに、集中したい!

ぜひ「中学生の間は、のびのび」過ごしてみては、いかがでしょうか。

新教育紀行

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