西側諸国と東側諸国の対立〜ウクライナ戦争とソビエト連邦・「西側」と「東側」の言葉の意味・冷戦時の世界地図〜|西側諸国と東側諸国1・中学受験・高校受験・大学受験・地理・社会

前回は「実は広い日本の国土〜「北海道から沖縄まで」と様々な島々・”True size of…”で実感する日本の「本当の広さ」〜」の話でした。

目次

西側諸国と東側諸国の対立:ウクライナ戦争とソビエト連邦

New Educational Voyage
ソビエト連邦の領土(Wikipedia)

今回は「西側諸国」と「東側諸国」に関して、考えてみましょう。

男子小学生

日本は
西側諸国の一つだよね!

女子小学生

西側って
自由な国が多いね!

この「西側諸国と東側諸国」という呼び方は、主に昭和の「東西冷戦」の時代に使われた言葉です。

男子小学生

米国(アメリカ)と
ソビエト連邦の間の「冷たい戦い」だね!

女子小学生

今はソビエト連邦が
ないから、東西冷戦はなくなったのかな?

1991年にソビエト連邦が崩壊し、現在のロシア共和国が発足しました。

ソビエト連邦は広大な領土を持っていました。

男子小学生

ウクライナも
昔はソビエト連邦だったんだよね!

女子小学生

ウクライナの場所は、
ちゃんと覚えたよ!

新教育紀行
ウクライナ戦争と日露戦争:世界各国(新教育紀行)

現代世界では様々な出来事が起きていますが、最大の出来事・事件の一つがウクライナ戦争です。

上のような地図で、

出題者

ロシアやウクライナの
場所を答えてください。

このような時事問題は出題されており、今後も出題の可能性があるので、しっかり理解しておきましょう。

できれば、ウクライナ戦争に「主に関係する国々」の位置も覚えておくと良いでしょう。

(1)ウクライナとロシアの位置:答え

(ア)-中国(中華人民共和国)

(イ)-モンゴル

(ウ)-ロシア(ロシア連邦)

(エ)-カザフスタン

(オ)-ウクライナ

(カ)-ベラルーシ

(キ)-フィンランド

(ク)-米国(アメリカ合衆国)

(ケ)-英国(イギリス)

(コ)-フランス

ウクライナ戦争と日露戦争に関する問題の考え方を、上記リンクでご紹介しています。

勃発から2年半以上が経過し、多数の方が亡くなり、負傷者も多数に上っているウクライナ戦争。

この戦争の理由は様々ありますが「根幹的理由」の一つが、「ウクライナが旧ソ連邦だった」ことです。

つまり、ロシアから見れば、「ウクライナは昔は親しい仲」だったのでした。

この意味では、現在も「西側諸国と東側諸国の対立」は続いています。

「西側」と「東側」の言葉の意味:冷戦時の世界地図

New Educational Voyage
冷戦時の世界情勢:1975年(Wikipedia)

上の地図は、冷戦真っ只中の1975年の世界地図です。

男子小学生

赤が東側諸国で、
青が西側諸国だね!

女子小学生

世界地図で見ると、まさに
「青が西側」で「赤が東側」だね!

西側諸国と東側諸国の言葉の由来は、いくつかありますが、一つは上の地図です。

New Educational Voyage
世界地図:日本が中心(総務省統計局)

日本人にとって「馴染み深い」世界地図は、上の「日本が中心の世界地図」です。

ところが、世界の人々にとっては、この「世界地図」は「全然馴染みがない」世界地図です。

New Educational Voyage
世界地図(Wikipedia)

世界の多くの方にとっては、上の「欧州(ヨーロッパ)が中心」の世界地図が「普通の世界地図」です。

男子小学生

日本が中心の世界地図で
考えると、西側と東側も変わるね。

女子小学生

世界地図は、欧州中心で
考えた方が良さそうだね!

「日本中心の世界地図」だと、太平洋が分断されないで見えるメリットがあります。

New Educational Voyage
冷戦時の世界情勢:1975年(Wikipedia)

もう一度、冷戦時の「東西陣営」が分かる世界地図を見てみましょう。

男子小学生

考えてみたら、
きれいに赤と青が分かれているね。

女子小学生

日本は地図では「東側」だけど、
「西側」陣営なんだね。

男子小学生

韓国や台湾も
「東側」だけど「西側」陣営だね。

この赤色と青色の境界がいくつかあります。

男子小学生

欧州(ヨーロッパ)に
青と赤の境界があるね!

女子小学生

昔は、ドイツは東ドイツと西ドイツに
分かれていたところかな?

第二次世界大戦で、欧州で暴れ回ったドイツは東西分割されて、1991年に再統一されました。

筆者が小学生だった頃は、「西ドイツ」という言葉が普通にニュースで流れていたのを覚えています。

現在、小学生〜高校生の方にとっては、「西ドイツと東ドイツ」は「遠い昔」に感じられるかもしれません。

ところが、つい30年ちょっと前までは、ドイツは「西ドイツと東ドイツ」に分かれていたのでした。

次回は、東西ドイツに関して、考えてみましょう。

New Educational Voyage

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次