前回は「実は広い日本の国土〜「北海道から沖縄まで」と様々な島々・”True size of…”で実感する日本の「本当の広さ」〜」の話でした。
西側諸国と東側諸国の対立:ウクライナ戦争とソビエト連邦
今回は「西側諸国」と「東側諸国」に関して、考えてみましょう。
日本は
西側諸国の一つだよね!
西側って
自由な国が多いね!
この「西側諸国と東側諸国」という呼び方は、主に昭和の「東西冷戦」の時代に使われた言葉です。
米国(アメリカ)と
ソビエト連邦の間の「冷たい戦い」だね!
今はソビエト連邦が
ないから、東西冷戦はなくなったのかな?
1991年にソビエト連邦が崩壊し、現在のロシア共和国が発足しました。
ソビエト連邦は広大な領土を持っていました。
ウクライナも
昔はソビエト連邦だったんだよね!
ウクライナの場所は、
ちゃんと覚えたよ!
現代世界では様々な出来事が起きていますが、最大の出来事・事件の一つがウクライナ戦争です。
上のような地図で、
ロシアやウクライナの
場所を答えてください。
このような時事問題は出題されており、今後も出題の可能性があるので、しっかり理解しておきましょう。
できれば、ウクライナ戦争に「主に関係する国々」の位置も覚えておくと良いでしょう。
(ア)-中国(中華人民共和国)
(イ)-モンゴル
(ウ)-ロシア(ロシア連邦)
(エ)-カザフスタン
(オ)-ウクライナ
(カ)-ベラルーシ
(キ)-フィンランド
(ク)-米国(アメリカ合衆国)
(ケ)-英国(イギリス)
(コ)-フランス
ウクライナ戦争と日露戦争に関する問題の考え方を、上記リンクでご紹介しています。
勃発から2年半以上が経過し、多数の方が亡くなり、負傷者も多数に上っているウクライナ戦争。
この戦争の理由は様々ありますが「根幹的理由」の一つが、「ウクライナが旧ソ連邦だった」ことです。
つまり、ロシアから見れば、「ウクライナは昔は親しい仲」だったのでした。
この意味では、現在も「西側諸国と東側諸国の対立」は続いています。
「西側」と「東側」の言葉の意味:冷戦時の世界地図
上の地図は、冷戦真っ只中の1975年の世界地図です。
赤が東側諸国で、
青が西側諸国だね!
世界地図で見ると、まさに
「青が西側」で「赤が東側」だね!
西側諸国と東側諸国の言葉の由来は、いくつかありますが、一つは上の地図です。
日本人にとって「馴染み深い」世界地図は、上の「日本が中心の世界地図」です。
ところが、世界の人々にとっては、この「世界地図」は「全然馴染みがない」世界地図です。
世界の多くの方にとっては、上の「欧州(ヨーロッパ)が中心」の世界地図が「普通の世界地図」です。
日本が中心の世界地図で
考えると、西側と東側も変わるね。
世界地図は、欧州中心で
考えた方が良さそうだね!
「日本中心の世界地図」だと、太平洋が分断されないで見えるメリットがあります。
もう一度、冷戦時の「東西陣営」が分かる世界地図を見てみましょう。
考えてみたら、
きれいに赤と青が分かれているね。
日本は地図では「東側」だけど、
「西側」陣営なんだね。
韓国や台湾も
「東側」だけど「西側」陣営だね。
この赤色と青色の境界がいくつかあります。
欧州(ヨーロッパ)に
青と赤の境界があるね!
昔は、ドイツは東ドイツと西ドイツに
分かれていたところかな?
第二次世界大戦で、欧州で暴れ回ったドイツは東西分割されて、1991年に再統一されました。
筆者が小学生だった頃は、「西ドイツ」という言葉が普通にニュースで流れていたのを覚えています。
現在、小学生〜高校生の方にとっては、「西ドイツと東ドイツ」は「遠い昔」に感じられるかもしれません。
ところが、つい30年ちょっと前までは、ドイツは「西ドイツと東ドイツ」に分かれていたのでした。
次回は、東西ドイツに関して、考えてみましょう。