受験直前期の小学校での過ごし方 4〜子どもたちの思いと集団生活・「受験する子ども」と「受験しない子ども」の派閥・子どもの社会と大人の社会〜|中学受験

前回は「受験直前期の小学校での過ごし方 3〜合格判定・偏差値で一喜一憂と仲間・中学受験する子どもとしない子ども・小学校で嫌なことがあったら〜」の話でした。

目次

子どもたちの思いと集団生活

新教育紀行
公園の樹木と太陽(新教育紀行)

通う小学校で「誰が、どの中学校を受験するのか?」が話題になることがあります。

Bくん

A君は、中学受験
するらしいぜ!

Bくん

おい、A君は、
どこ受けるの?

Aくん

えっ・・・
関係ないじゃん・・・

Bくん

「関係ない」って、
友達だろ!

中学受験しない子から、「受験校」を問われることもあります。

受験をしない子供から、多少嫌味など言われても「気にしないように」「気持ち明るく」しましょう。

あるいは、中学受験仲間から、

Cくん

僕はX中学が
第一志望だけど、A君はどこ?

Aくん

えっ・・・
ちょっと内緒かな・・・

「自分が言うから、答えて」と聞かれることもあるかもしれません。

Cくん

じゃ、X中学
じゃないんだね!

Aくん

まあ、X中学では
ないけど・・・

Cくん

じゃ、
どこ受けるの?

こういう会話は、本人たちにとっては、「超重要」かもしれません。

大人から見れば、「まだまだ子ども」の小学生たち。

ところが、その子どもたちも100人前後集まれば、立派な集団です。

Aくん

なんだか、色々と
聞かれるのは、ちょっと・・・

そして、そこには「集団生活」があります。

「受験する子ども」と「受験しない子ども」の派閥

武蔵中学・高校内のすすぎ川(新教育紀行)

大抵の人がする大学受験と、大分異なる中学受験。

中学受験は「する子ども」と「しない子ども」に分かれます。

公立小か私立・国立小の違い、あるいは地域性もあります。

小学校では「受験する子ども」と「受験しない子ども」の2派に分かれる傾向があるでしょう。

日本の政界では昔から「派閥」が強いですが、小学校でも「ミニ派閥」があります。

「受験する子ども」と「受験しない子ども」の二つの巨大派閥。

ところが、「受験する子ども」の派閥は「少数派」です。

特に直前の12〜1月は、そういう感じになるでしょう。

筆者は公立小にいましたが、その派閥を明確に感じていました。

小学生の筆者

あの子とあの子が
受験をするんだな。

「受験しない子ども」から見ると、「受験する子ども」は「違う方向」を向いています。

「決まったルート=学区の中学校」から離れて「別世界にいく」ように感じるのかもしれません。

それで、

Bくん

なんだよ。
俺たちとは別かよ・・・

「自分たちとは別」と感じるのかもしれません。

そして、時には、

Bくん

なんだか、面白くないから、
ちょっと言ってやるか・・・

嫌味や嫌がらせを言いたくなることもあるのでしょう。

子どもの社会と大人の社会

富士山山頂からの日の出(新教育紀行)

筆者も、中学受験生の時に、

Bくん

君は、中学受験
するんだろ?

Bくん

どの学校受ける
つもりなの?

小学生の筆者

まあ、
ちょっとね・・・

何かちょっと嫌なことを言われたような記憶があります。

「言う人」は「以前からずっと言ってきている」傾向があります。

筆者の場合、「嫌なことを言った子」は「以前から何かと色々言ってくる子」でした。

気にしないようにしましたが、やはり気になります。

子どもにも社会があるので、友達の前で何か言われると「非常に嫌」なものです。

それは、大人の社会と一緒だと思います。

受験生の母親

うちの子に何か嫌なことを
言うのは、多分〜くんかな?

「何か言いそうな人」がいれば、親は大体検討がつくでしょう。

子どもが気持ち平穏に過ごして、

受験生の母親

何を言われても、
気にしないようにしよう!

この様に励ましましょう。

そして、

受験生の母親

考えることは
志望校合格ね!

「気にしない」様に子どもに伝えてあげましょう。

他の人が何を言おうが、「関係ない」のです。

次回は下記リンクです。

新教育紀行

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