前回は「受験直前期の小学校での過ごし方 4〜子どもたちの思いと集団生活・「受験する子ども」と「受験しない子ども」の派閥・子どもの社会と大人の社会〜」の話でした。
志望校の倍率と子どもの気持ち
埼玉などで、中学受験が始まりました。
関西圏の方は、もうすぐ受験が本格化します。
体調に気をつけて、全力を出せるようにしましょう。
埼玉では中学受験の志願者が増えたようです。
「志望校の志願者・倍率がどうなるか」は、とても気になります。
僕の受験する学校の
志願者が増えたら、どうしよう・・・
と気になるかもしれません。
倍率の現実:「気にし過ぎない」姿勢が大事
重大な影響があると思われる「倍率」。
一方で、「あまり気にし過ぎても仕方ない」と思います。
「気にしたところで、変わらないこと」だからです。
自分にコントロール出来ることと
出来ないことに分ける。
自分で制御できないことに
関心を持たないことです。
倍率は、イチロー選手の言うところの「自分で制御できないこと」です。
大事な心構え:「倍率」よりも自分の得点を重視
例えば、「例年3倍程度の倍率が、急速に人気になり、4倍になった」ならば、「大きな変化」でしょう。
「3倍の倍率」ならば、試験会場で「(平均的に)両側の方を倒せば合格」になります。
ところが、「3倍の倍率」ならば、試験会場で「(平均的に)両側+前方か後方の方を倒せば合格」になります。
これは、非常に大きな違いでしょう。
ところが、「3倍から4倍」という急速な上昇は「ほぼない」でしょう。
現実には、「3.2倍の予想が、3.4倍くらい」の「0.2倍の差」程度が多いと考えます。
「0.2倍の差」は
大きいよ・・・
という方もいらっしゃるかもしれません。
ところで、その増加する「0.2倍」の方が増える場合、「10点アップ」すれば「問題なし」でしょう。
「3.2倍の予想が、3.4倍くらい」であれば、合格最低点は「5点程度の違い」にとどまるでしょう。
そこで、「倍率を気にする」よりも、「5点多く」を意識しましょう。
5点かあ・・・
何でアップしようかな・・・
得意科目でも、そうでない科目でも良いでしょう。
とにかく「雑音に惑わされない」姿勢も大事です。
少しでも点数が上げて、たとえ「少し志願者が増えても合格」できるようにしましょう。
そして、算数の「解ける問題はガッチリ」できるようにしましょう。
本人の体調を万全にして、当日少しでも点数を上がるようにしましょう。
直前期から試験当日まで全力出し切るように集中して、合格を勝ち取りましょう。