前回は「自然溢れる栄光中高の文化祭〜「栄光らしい」しっかり者たち・自分達で生き物を捕まえる活発な栄光生・「栄光産」の生き物たち・校地がとても広い栄光学園〜」の話でした。
貴重な「木の空間」で成長できる栄光学園
生物部で「栄光産」の様々な生き物たちを楽しんだ後は、プラレールの展示に向かいました。
ね〜、
これ面白いね!
基本的に小学生が対象のプラレールですが、こうして栄光中高生が一生懸命作っているのを見ると、
小学生や子どもたちが
楽しむ仕掛けとして、とても良いな・・・
物理などの展示も良いですが、「小学生・子どもに分かりやすい」展示も文化祭では大事です。
そして、他の学校の校舎と大きく異なるのが「木造の雰囲気が味わえる」校舎です。
東京の都心部などの校舎では、「鉄筋コンクリート造にならざるを得ない」傾向がある校舎。
広大な校地を活かした
木造の空間は、とても良いな・・・
このような「木造の柱や梁に囲まれた空間」の学校は、非常に少ないと思います。
この点では、栄光学園は「極めて貴重な空間で成長できる」学校と言えるでしょう。
そして、どこの文化祭でも「鉄板」と言える「鉄研の鉄道模型」を訪問しました。
これらの鉄道模型は、どこの学校でも、子どもたちに運転の経験をさせてくれます。
ここをこう回すと、
動くのかな・・・
このコントローラーで、
あの電車が動かせるよ!
近くにいる栄光生たちが、丁寧に子どもたちに操縦の仕方を教えてくれます。
栄光生たちが作るわたあめ:生徒の様々な横顔に触れる機会
そろそろ
お腹がすいたかな・・・
お昼の時間になってきたので、食事をすることにしました。
あちらの方で、
様々な食べ物を用意しています!
広大な校地を持つ栄光中学校・高校の文化祭「栄光祭」は、全体的にゆとりがあって過ごしやすいです。
食べ物などを販売するエリアがまとめられていて、
こちらでは、
わたあめを販売しています!
栄光生たちが、キビキビとわたあめやポテトを作って、販売していました。
このわたあめ、
美味しいね!
時節柄、食べ物に対する衛生に気をつけているのか、武蔵や麻布では「専門業者の食べ物」が目立ちました。
麻布では「麻布伝統の油そば」を食べることが出来ました(上記リンク)が、「パックされた食べ物」でした。
それらも良いのですが、やはり「文化祭」は、そこの中高生たちが作る食べ物を食べてみたいものです。
栄光では「専門業者が提供する食べ物」以外に、栄光生たちが作る食べ物が目立ちました。
中高生が食べ物を作る
雰囲気を感じられるのが良いな・・・
展示などを説明いただくのも良いですが、生徒たちの「様々な横顔に触れる機会」は貴重です。
栄光祭では、「食べ物の種類が豊富」であったことも特筆すべきことです。
サーティーワンのアイス、ピザーラのピザなどもあり、
アイスが
とても美味しい!
ちょっと小腹が空くと、様々な食べ物を食べながら自然豊かな栄光の校舎を楽しむことができます。
「校地が広い」ことを活かしていることもありますが、
お祭りだけに、色々な食べ物を
子どもが楽しめるのは、とても良い!
中高の文化祭では、訪れる子どもたちのために「様々な食事」を用意頂くと良いと思います。
文化部が極めて活発な栄光:部活必修の優れたところ
色々な学生に話を聞いていると、
うち(栄光)は、
文化部の活動がすごく活発です!
どうやら「文化部の部活動には自信あり」の栄光生。
うち(栄光)は、
物理部が、部活で一番人気があります!
このような声を聞いたので、「武蔵中高物理部卒」の筆者としては、
よしっ、次は
物理部へゆこう!
大いに興味を持って物理部の展示に向かいました。
物理部では、かなりレベルが高い自作マシンなどが展示されていました。
物理部が一番多いって
聞いたけど、何人くらいいるの?
うち(物理部)は
120人ほどです!
なんと、120名も所属する「大部活」の物理部。
120人とは、
大変な人数だな・・・
「部活動の人数」を考えるには、「一学年の人数」が大事です。
栄光って、
一学年何人いるの?
うち(栄光)は
一学年180人ほどです!
「一学年180名程度」というのは、「一学年170名程度」武蔵中高とほぼ同じ人数です。
筆者が在学していた頃は高校入試があり、武蔵中で145名程度、武蔵高で175名程度でした。
高校入試の方は「部活に入る方が少ない」傾向がありますが、文化部は多くても全部で20〜30名でした。
「同程度の学校規模」であることを考えると、「異常に多い」のが栄光物理部です。
120名ということは、
高校三年がいないとして、五学年・・・
一学年24名程度だから、
「15%程度が物理部」か!
大変な人気がある物理部。
どうやら、栄光物理部は地学部や数学部(研究会)も含むようですが、大変な規模です。
「途轍もない大部活」である物理部に驚いた筆者は、
栄光は
部活に入る人が多いの?
うち(栄光)は
部活必修です!
なんと「部活必修」である栄光。
「異常に多い物理部員」の一つの理由は「部活必修」でした。
他の学校でもあるかもしれませんが、「部活必修」という学校を初めて知った筆者は、
「部活必修」は
初めて聞いたが・・・
縦の関係(上級生と下級生)を
作るためにも「必修」は良いかもな・・・
筆者は部活には「是非入るべき」と考えています。
それは「お兄さん・お姉さん」と触れたり「弟・妹」と触れることが、成長するきっかけになるからです。
筆者が物理部に在籍していた頃、同級生は八名いました。
この「文化部で一学年八名」というのは、どの部活でもどの学年でも「文化部最大派閥」となります。
運動部ならば「一学年八名」程度は珍しくないですが、やはり文化部は「多くない」のが通例でした。
武蔵中学生の頃、部活に所属していたのは、
せいぜい2/3程度で、一学年90名くらいだったか・・・
当時、部活に所属しない方を「帰宅部」と呼んでいました。
栄光の「部活必修」がどの学年まで適用されているのかは分かりませんが、とても良いと思います。
中学生でも高校生でも、「部活行かないから塾」では「実り少ない中高生時代」と思います。
また、補習などをおこなっている学校もあるでしょうが、部活がないと「概ね15時以降はフリー」です。
「15時以降フリーでフラフラ」したところで、あまり得るものはないでしょう。
目的意識を持って、博物館・名所・図書館などに行くなら良いですが、そういう方は極めて少数です。
先輩から学ぶことも
多数ある部活必修は優れた教育システムかもしれない・・・
「強制的に部活動させる」ことに対しては、賛否両論ありそうです。
部活では「その部活動に関することを実行したり学ぶ」ことが大きな目的です。
さらに、「先輩から様々学ぶ」プロセスでは、具体的な勉学に関しても色々聞けることも多いです。
しっかりした優秀な人物を多数輩出し、進学実績も抜群の栄光。
栄光祭を訪れて栄光学園の底力の一つは、この「部活必修」にあると感じました。
次回は上記リンクです。