前回は「中学受験のぜひ」の話でした。
中学受験に対しては肯定的・否定的意見、両方が多数あります。
「中学受験をすると、早い段階で子供に『詰め込み』をするので良くない」と主張する方もいらっしゃいます。
過度な「詰め込み」に僕は、賛成出来ません。
一方で、勉強は最初は「ある程度は詰め込まないと始まらない」ことも、また事実です。
「小さい頃に遊んだ時間が多い方が、自由な発想のできる人間になる」という方もいらっしゃいます。
「小さい頃の遊び」は、とても大事と思いますが、適度に勉強する・学ぶことも大事です。
「勉強」に対して、日本はすぐに「槍玉に上げる」傾向があります。
勉強のやりすぎは、良くない!
小さな子どもに、勉強を
強いることは良くない。
プロスポーツ選手やピアニストを目指す子供の場合、それこそ2歳、3歳から「そればかりやっている」方も大勢います。
「半強制的にやらせて」「詰め込んでいる」こともまた、日本のみならず世界的に事実なのです。
小さい頃から勉強ばかりさせると、
ろくな人間に育たない!
と、子どもの勉強に否定的な方もいらっしゃいますが、スポーツや芸術の話になると「早期教育」に関して
小さい頃からやらなきゃね。
出遅れちゃうからね。
と、途端に肯定的になる方がいらっしゃいます。
「何が違うのか?」という話になります。
「勉強すること」は、スポーツやバレエに比べて
そんなに良くないことなの?
それぞれのご家庭で「うちの子は、のびのび」や「うちの子は勉強できるように」と考えでいるでしょう。
場合によっては、「うちの子はスポーツ選手に」と考えている家庭もあるでしょう。
あまり過度に勉強・勉強ばかりを強いると「受動的で、与えられた問題を解く能力・テストで点数を獲得する能力ばかり発達する」傾向があります。
一方で、中学受験経験者でサイエンス・芸術などで、新たな発見・創造をした方々も大勢いらっしゃいます。
また、小さい頃から勉強を一生懸命やって、各分野で著しい業績を上げた方も大勢います。
「小学生の教育は、非常に大事」です。
そして、その後の「中学以降の教育」及び「その子自身の生き方・考え方」もまた、将来に大きな影響を与えるでしょう。
「詰め込みではない」本質的教育によって、子どもがのびのび勉強が出来るようになるのがベストでしょう。
日本の中学〜大学受験環境が、欧米に比べてペーパーテスト重視なのは、早急に改善すべき状況と考えます。
当面、日本のペーパーテスト重視の環境が続く以上、日本で受験するにはテストも大いに出来るようになりたいです。
本質的教育・勉強によって、テストでもある程度点数が取れ、中学〜大学受験で志望校に合格するよう、子どもが育つと良いと考えています。