前回は「現代文の記述の書き方のコツ・考え方〜武蔵中の国語・特攻隊の話・文章の中に自分がワープ・実際に自分が会話している気持ち・読解力と想像力とイメージ・マンガやアニメと同じ〜」の話でした。
一生変わらない「学びへの姿勢」
今回の話は、学びへの気づき・視線です。
様々な科目を勉強しなければならない、小学生・中学生・高校生。
大学生以上は「更にたくさん勉強する」必要がありますが、大学生以上は自己責任です。
日本の義務教育は中学生までですが、大学+短大進学率は60%を超えています。
2018年(令和元年)時点で、「大学+短大進学率」は61.2%となりました。
昔は、
大学進学率が低かったんだね。
平成になってからも
上がっているね。
高度成長期にぐんぐん伸びた日本の「大学+短大進学率」。
1967年(昭和42年)頃から急速に伸び始め
そして、1975年(昭和50年)頃に「大学+短大進学率」は50%を超えました。
日本人の60%以上が高等教育に進む今、「小学校〜中学校時の学び方」は極めて大事です。
その期間に確立された「学びの姿勢」は、生涯変わらないでしょう。
本人にとって「余程の事態」が発生しない限り、こうした姿勢は変わらないものです。
難しい問題との対峙:困難は分割
「困難・難しいこと」や「大きなこと」は「小さく分ける」ことが非常に大事です。
「とても出来ないこと」も「小さく分ければ、出来る」ことが多いのです。
具体的に、1階から2階へ上がることを考えてみましょう。
大体3.0mほどあります。
2階へ上がりたいですが、「一気に3mジャンプする」事はできません。
歩けば、1時間で4km(4,000m)ほど、1分あれば70mほど進めます。
対して、「垂直に3m上昇」できる方は、棒高跳び選手などを除いて不可能です。
「高いところへ登る」のは、学びにおける気づきと姿勢も同様です。
「困難にどう対峙するか」が大事なポイントです。
全然
出来ない・・・
こう思う方は、上のように「上の階に一気にジャンプしようとしている」かも知れません。
3mもの高さを、一度に相手するのは難しいこと・不可能なので分割しましょう。
ここでは、高さ3.0m=3,000mmを「15に分割」してみましょう。
分割すれば、一つ200mmとなります。
小さく別れたら、「楽に上がれる」気がします。
この「小さく分割した一つ・単位」が相手であれば、大丈夫そうです。
そこで、この「小さく分けた」部分を、一つ一つ階段にしてしまいましょう。
これなら、
上がれるね!
勉強「出来ない」から「出来る」へ:学びの階段と学びのエレベーター
学校やマンションなどの建物は、2階建以上の建物です。
その時、2階以上へは階段で上がります。
そうだよ。
階段ないと困るよ。
うちは、
マンションだけど・・・
階段は使わないで、
いつもエレベーターに乗るよ!
マンション(集合住宅)にお住まいの方は、多くはエレベーターを使います。
そもそも、階段の場所を
知らない・・・
階段は避難のためには非常に重要なので、「避難の矢印」があります。
一定以上の高さのマンション・ビルなどでは、階段は鉄の頑丈なドアで分けられて(区画されて)います。
そのため「ドアの向こうの階段」には、日常生活では注意を払わないかも知れません。
大きなビルで勤務しているお父さん・お母さんも多くの方は、
いつも
エレベーターだよ。
私の
勤務先は20階だし・・・
大事な階段ですが、実際に階段で上がる方は「2階〜3階くらいまで」が多いでしょう。
「4階以上に上がる」場合、多くの方は
階段ではなく、
エレベーターでしょう。
どうしても「エレベーター中心の生活」になります。。
エレベーターは一気に上がれます。
とっても便利なエレベーターですが、学びは「一気に上がる」のは非常に難しいのです。
「学びのエレベーター」は存在しないのです。
年号並び替えの問題を解くコツを、上記リンクでご紹介しています。
歴史で「無数」に感じられる「年号」の暗記。
年号を「丸暗記しよう」と考えると、苦痛になります。
そう・・・
キリがないよ・・・
「無数にある年号・出来事」も、関わる人々を学びながら、少しずつ着実に身につけてゆきましょう。
学習マンガが良いですが、慣れたら「マンガだけでなく、コラム」なども読みましょう。
学習マンガを「漫画として読む」のではなく、「漫画であり、参考書であるのが学習マンガ」です。
そして、「学びの階段」を着実に上がることが、最も近道でしょう。
それが「遠回りな学び方」に感じられても、実は「最も近道」です。