前回は「第一志望校決定後に最初にすること〜「来年の自分」を具体的にイメージ・過去問に向き合う・「百戦危うからず!」の姿勢を早めに固める〜」の話でした。
すぐに第一志望校の過去問を購入:一歩でも先へ
中学受験〜大学受験生たちは、受験の年になると緊張感を高めます。
例えば、大学受験生であれば、
いよいよ、
受験が本格化する・・・
とうとう、
受験生の年になった・・・
このように気持ちにエンジンがかかります。
中学受験生であれば、
今は、とにかく
頑張らなければ!
初めての受験だけど、
第一志望合格目指そう!
今回の話は中学受験の小学生を対象とした話ですが、大学受験・高校受験でも同様と考えます。
早めに「第一志望校の過去問をやってみる」ことをお勧めします。
えっ、早いでしょう。
今やっても解けるはずないでしょう。
まだ出来ないから、
第一志望校の問題を見ても意味ないんじゃない・・・
早い段階で、第一志望校の過去問に挑戦してみましょう。
直近・最近の過去問はネットで公開されている場合がありますが、解説がありません。
解説は、市販の過去問の問題集に詳しく掲載されています。
過去問の問題集は、多くの場合過去5〜10年分の内容です。
すぐに今販売している過去問を購入して、挑戦して「どういう問題が出題されるか」を知りましょう。
・第一志望校の直近の入試問題に取り組んでみる
・「出来なくて当然」という姿勢でやってみる
後ほど、さらに直前の年の分を含めた最新号を購入すると9年分重複してしまいます。
「無駄」に感じられる方がいらっしゃるかも知れませんが、無駄に感じないことが大事です。
すぐに購入するメリットは「早い段階で志望校の問題と触れる=明確な目標設定」です。
この「明確な目標設定」は何事においても大事で、これによって「一歩でも先へ」進めます。
パラパラっと第一志望校の過去問をめくってみる
すぐに過去問題集を購入して、夏から秋に出版される新たな過去問題集を購入すること。
それによって「重複する期間」がありますが、「1年過去の過去問が手に入る」ことになります。
この「1年分多く(11年前)詳細な解説付きの過去問が手に入る」事も大事です。
このメリットは非常に大きいです。
「早い段階で触れる」だけでもメリットは十分ですが、最大10年分取り組む方が多いです。
それに対して、「1年分多く、11年前の問題にも取り組む」効果は大きいです。
志望する学校にもよりますが「学ぶのに良い問題」は、各科目1年に1題はあるものです。
過去問題集が10年分の時、「1年多くなる」と11年分になります。
塾などの指導にもよりますが、基本的に周囲の方が「10年分」の過去問に取り組む中、
僕は11年分
やったぞ!
私は1年分多く、
過去問をじっくりやった!
自分が「11年分」取り組んでいると、11/10=1.1で「10%多く志望校の過去問をやった」ことになります。
この「10%のアドバンテージ」は、大いなる自信につながるでしょう。
「11年前の入試」を取り組んで、考え方・解法をよく吸収することは大きな自信につながります。
この「過去問に早めに取り組む」のに、真剣に全ての問題をやらなくても良いでしょう。
早い時期ならば、パラパラっと見てみて、
僕の第一志望校は
こういう問題を出すんだ・・・
来年、私は
こういう問題が出来るようになる!
このように「自分の未来像を描く」ことは大事です。
第一志望校の過去問は「いつから」やるべきか
多くの方は、過去問は「ある程度実力がついてから」やるでしょう。
6月〜10月頃にやれば良い過去問を
すぐにやったら、もったいないのでは・・・
このような意見もあるかも知れません。
それも一つの見方ですが、塾・参考書などで問題は沢山あります。
特に算数は「中学への算数」等を考えると、問題数は「とても全部は出来ない」程沢山あります。
また、9月以降は各塾で様々な模擬試験が実施され、多くの受験生が受けるでしょう。
早い段階で過去問に触れて準備をしっかりして、目標を明確にしましょう。
・自分が学んで出来るようになるべき「問題の傾向」をつかむ
・入試の時の僕・私という「自分の未来像」をハッキリ描く
そして、模試できちんと成果を上げられるようにした方が良いでしょう。
そのため、
第一志望校の過去問は
「いつから」やるべきか?
この問いに対しては「今から」が答えになります。
「一生懸命勉強した結果、どういう問題が出来るようになる必要があるのか」という目標が大事です。
この目標が最も大事です。
過去問を後回しにしては、この「具体的目標」が漠然としてしまいます。
早い段階で過去問にトライしてみてましょう。
そして、早期に「明確な目標」に向かって走り始めることが大きな力になります。
次回は下記リンクです。