前回は「ウクライナ戦争とロシアと日本〜日露戦争と第二次世界大戦と北方領土・とても頼もしい同盟国誕生・強力な切り札日英同盟・日本近海で待ち受けた日本海軍〜」の話でした。
問題3(5)(6)
新興国大日本帝国vs歴史的強国ロシア帝国
(ア)-中国（中華人民共和国）
(イ)-モンゴル
(ウ)-ロシア（ロシア連邦）
(エ)-カザフスタン
(オ)-ウクライナ
(カ)-ベラルーシ
(キ)-フィンランド
(ク)-米国（アメリカ合衆国）
(ケ)-英国（イギリス）
(コ)-フランス
現在も世界で最も広大な領土を有するロシア連邦。
この「世界一の領土」は、日露戦争当時も同じでした。
ロシア帝国我がRussia（ロシア）は、
Asia（アジア）の南に侵攻するのだ！
当時、朝鮮半島に大きな権益を有していた大日本帝国とロシア帝国が衝突しました。
陸上では日本陸軍が戦い、ロシア陸軍と死闘を繰り広げました。
児玉源太郎ロシアが日本より、はるかに強大なのは
認める。
児玉源太郎しかし、日本が勝つ可能性が、
僅かながら、ある！
児玉源太郎私が総指揮を執ることが
大前提だ！
双方、多大な犠牲者を出しながら、日露両国は陸で睨み合いを続けていました。
奇跡的大勝利だった日本海海戦
海では当時「世界最強」と言われていたロシア・バルチック艦隊を待ち受けていたのが日本の連合艦隊でした。
東郷平八郎とにかく、
死力をつくして勝つのだ！
東郷平八郎ロシア海軍は強力だが、
我が連合艦隊は万全の体制だ！
東郷平八郎猛訓練を続け、
日本近海で待ち受けて撃滅する！
そして、日本海海戦で世界中が驚愕する大勝利を得た日本の連合艦隊。
この日本海海戦以来、日本海軍の基本原則は、
日本海軍我が日本海軍、連合艦隊は
日本近海で敵艦隊を迎撃し・・・
日本海軍一気に雌雄を決するのが
最もベストだ！
「日本近海で艦隊決戦」という迎撃ポリシーが浸透しました。
山本五十六超巨大な国家
米国に勝つには、迎撃では不可能！
山本五十六日本近海に米海軍が
出てくるのを待っていては、負ける・・・
山本五十六こちらが出て行って
奇襲攻撃をするしか、勝ち目はない！
この日本海軍伝統の「迎撃ポリシー」を突き崩して、真珠湾奇襲攻撃を強行したのが山本五十六長官でした。
理由を自分なりに考える姿勢：軍事国家大日本帝国の歴史
もし、日露戦争で日本が敗北していたら、日本は北海道などの領土を失っていた可能性が高いです。
当時の世界最強国の一角であったロシアに「辛くも勝った」大日本帝国は、その後軍事国家を突き進みました。
陸海軍共に猛烈な勢いで軍事体制を進めてゆき、海軍に関しては「米国とトップを争う」までに至りました。
そして、第二次世界大戦中の1942年頃、大日本帝国は、現在では考えられないほど広大な領土を持ちました。
日露戦争の日本海海戦などの出来事、東郷平八郎などの人名は大事です。
「大日本帝国が勝利できた理由」を考えたり、意見を求める問題は少ないですが、良い記述の練習になるでしょう。
男子小学生日本が勝てた理由って
言われても・・・
男子小学生日本がロシアよりも
強かったから、かな・・・
「日本が勝利できた理由」を答える際に、「日本の方が強かったから」では「理由にならない」ので✖️です。
もう少し、「勝利できた理由」を考えてみましょう。
女子小学生ロシアと戦って
勝ったから、前線の将兵が頑張ったのかな・・・
女子小学生一生懸命戦う訓練をして、
戦いの場で懸命に戦った、のかな・・・
もう少し具体的に考えると良いでしょう。
難易度が高い問題で、時事問題に関わる記述問題です。
「知っていること」と意見を含めて、考えて書いてみましょう。
次回は下記リンクです。
