前回は「楽しく工作しよう 6〜一つ一つ理解しながら作成・脚部の製作・脚の仕組みを理解・「少し難しいこと」にトライしてみる・タミヤの子供向けプラモデル・知育玩具・楽しい工作シリーズ〜」の話でした。
「うまく行かなそうだったら、一度戻る」姿勢
よく
分からない・・・
ここは難しいので、手伝って一緒に作成します。
一緒に
やってみよう。
こういう時は、自分でやってみせて、
よく
見ててね。
と伝えてもいいですが、出来れば一緒にやりたいです。
「見てて」と伝えて子供が見ていても、
よく分からないから、
まあいいや・・・
「見てても、見てない」ことが多いです。
「理解しながら」が難しくても、「一緒に作る」経験は大事にしたいです。
う〜ん。
分からないね・・・
一度、足を
外して、もう一度やってみよう。
外すね。
一度つけかけていた足を全部外して、もう一度最初からやってみます。
このように、「うまく行かなそうだったら、一度戻る」姿勢も大事です。
まず、ギヤボックスから
出ている、パーツに足をつけて。
説明書と同じ角度から見て確認:鍛える創造力
こういう
感じかな。
ここは
分かるけど・・・
ここで、この針金を
バッテン(クロス)させて、つけよう。
こうかな・・・
出来た!
僕が横から、一緒に作成しましたが、できるだけ子供に「リンクロッドを通す」などのことをやってもらいました。
リンクロッドの重なり・クロスの前後関係も確認が必要です。
説明書とあっているか、
確認してみて。
こういう時は、「説明書と同じ角度から見て確認」することが大事です。
うん。
同じだよ。
反対側も、
同じようにやってみよう。
やってみるね。
少し要領をつかんだようで、反対側の足は、ゆっくり子供自身にやってもらいます。
こうかな・・・
いいね。
出来ているね。
勉強でも、こういう工作でも、「出来ているところ」を褒めてあげることが大事です。
「褒められる」と誰しも、
ちゃんと、
出来ているんだ!
と感じられ、自身・自己肯定につながります。
いいよ。
その調子で作ってみよう。
そこの針金(リンクロッド)が、
しっかりクロスするようにね。
交差するパーツ:「一度戻って考え直して、大きく前進」
出来た!
反対側は、先ほどと同様でしたが、手伝わなくても子ども自身で出来ました。
僕は、
同じ様に作成する、でも
自分だけで作成するのは、難しいだろう。
と思っていましたが、なんとか子ども自身で作成できました。
よく見てみよう。
うん。
ちゃんとできているね。
足が上手く
動くか、動かしてみて。
ちゃんと動くよ。
ギヤボックスを作るところも難しい点がありましたが、リンクロッドを交差させて作成するのも難しい点でした。
これで、ほぼ完成です。
今回は、馬の足(脚)を作成するときに、一度上手く行きませんでした。
そこで、「一度パーツを外して、戻ってからやり直し」したら、上手く行きました。
算数実践 16では、未知数をおいても、何か違和感がある状況になりました。
このように算数や理科の問題を考えているときに、
上手く
行かない・・・
と手が止まってしまうことが、あります。
そういう時は、一度戻ってでも「全体を見直す」のが良いでしょう。
問題を考えるときは、「前へ、前へ」進みたくなります。
でも、そこでつまづいてしまった時に、「無理に前進」しても上手く行かないことが多いです。
未知数を置いて、色々と考えてみて、
おかしい・・・
と思った時は、無理に進まないで、「一度問題文を読み返して、何が大事か」を考え直すと良いでしょう。
算数実践 16、17では、倍数や約数を考えると一気に見通しが良くなりました。
「一度戻る」のは「後退する」様なところがあり、気が進まないことです。
そこで、「一度戻って考え直して、大きく前進」できる様に考えられるように思考力を鍛えてゆきましょう。
次回は下記リンクです。