前回は「楽しく工作しよう 2〜創造力を伸ばす知育玩具・楽しい工作シリーズ・ギヤボックスの作成・観察する力を育てる・「わかりやすいモノ」を優先・優先順位をつける〜」の話でした。
「自分で一から作る」経験:遊んで育む創造力
2つのギヤがある、この作品(おもちゃ)の最も大事な部分であるギヤボックスができてきました。
面白いね。
こういうギヤボックスや実験などは、「よく見る・観察すること」が大事です。
さらに「自分でやってみる」ことが最も良いことで、経験してみることは非常に大事なことです。
一度でも「実際に経験する」のと「実際に経験しない」のでは、大きな違いがあると思います。
いろいろなことをイメージする創造力は、科学者・発明家・芸術家・建築家・技術者にとって大事なことです。
天才アインシュタインが考えたことも、「全く一から自分で考えた」のではないでしょう。
小さい頃から、様々なサイエンスに関する読書をしたり、理科や算数の勉強をしてゆく中で、
こういう
ことかな?
とイメージして、考え続けて、相対性理論の構築に至ったのでしょう。
多くのおもちゃでは「完成形」であるギヤボックスを「自分で一から作る」ことが、タミヤの一番いいところです。
ドライバーを回してネジを留める:知育玩具
ギヤボックスを止めてますが、たくさんの種類のネジ・金物があります。
同じ種類で
まとめてみて。
とりあえず、上の写真のように、ネジごとにグループ分けしました。
ネジの種類だけで5種類もあって、細かいです。
どれを
使えばいいの?
説明書を読みながら自分で判断できるのが望ましいですが、少し難しいので、
ここは、
このネジだよ。
ここにネジを差し込んで、
自分でドライバーで回してごらん。
やってみるね。
最近の「楽しい工作シリーズ」には、ドライバーがついています。
昔はなかったと思いますが、
ネジの穴に合う
ドライバーがない・・・
という声があり、それに対してタミヤが「ドライバーをセット」にしたのでしょう。
こういう「細かなところまでケアする姿勢」が、工作・プラモデルメーカーとして、非常に良い点です。
ドライバーは100円ショップでも購入できますが、
ドライバーがないから、
作れない・・・
と作るテンションが下がってしまうのを、事前に防いでいるのでしょう。
ドライバーは、
ただ回すのではなく・・・
前に向かって、少し
力を入れると良いよ。
うん。
なんとか、ネジを回すことができました。
大人にとっても細かい工作で、子どもにとっては「精密機械」のような存在でしょう。
ギアが噛み合う「小さな世界」
3箇所にネジを止めて、ギヤボックスが完成しました。
出来た!
この「出来た!」という感情が大事です。
「やれば出来る」ことも多いのですが、「やってないから、出来なそう」と考えてしまうことも多いです。
うまく
出来たね。
ちゃんと出来たことは、褒めてあげるのも子どもには大事です。
よく見てみよう。
横から見ると、「小さな世界」ができていることが分かります。
このギアが噛み合う「小さな世界」とモーターによって、大きなおもちゃが動くのです。
反対側から見ると、ギヤがしっかり連動しているのが分かります。
棒を回して、
ギヤが動くのを確認してみよう。
回るね。
ネジを止める前も回りましたが、ネジを止めたので、よりしっかりと動きます。
続きを作って
みよう。
いよいよモーターが登場しました。
モーターの先端に小さなギヤをつけます。
モーターを逆さにして、机などにギヤを押し付ける「昔ながら」のやり方です。
モーターにギヤがしっかりついたので、ギヤボックスに接続してゆきます。
このモーターが
さっきのとつながるの?
そうだよ。
作ってみよう。
当初は、ギヤボックスの段階で僕がかなり手伝うつもりでしたが、子どもが自分で作れました。
これも、タミヤのパーツや説明書が丁寧だからだと思います。
なんか、
面白いね。
ちょっとした実験、ちょっとした工作を身近でやってみると、理科や算数の創造力を伸ばすでしょう。
次回は下記リンクです。